かわばばし | 道にあるちょっと古いもの

道にあるちょっと古いもの

トンネルや橋など、ちょっと古めの道路構造物を訪ねた記録

【名称】かわばばし
【所在地】東金市川場
【竣工】1963(S38)年3月



2012年5月16日訪問

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

この日は東金に。東金駅から九十九里鉄道の廃線跡を辿っていたつもりだったのだが、途中腹が空いてY野家に寄り道をしたら道を勘違いしてしまった。路線跡に沿った水路はこの水路から2キロほど離れて平行に走っている方。よく考えればわかるのに、アホだ(;´Д`) しかし怪我の功名とでも言うべきか、のどかな風景の中を走っていたら、思いがけず佳品に遭遇。

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

その佳品というのが、この橋。西側より。
香取や成田、多古の田園地帯にもよくあるありふれた橋のようだが、橋桁の中央に注目。

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

こんなところに銘板が!「かわばばし」
船が通るような橋なら、これもわかるのだが、この川というか水路(幸田川)を輸送用の船が通るとは考えがたい。そもそも数百メートルおきに水門があるし。この銘板ってけっこうレアじゃね?あのQN氏だって、こんなの見たことないんじゃね?とひとりニヤつく。おいら人間ちいせーっ(;´д`)ゞ アチィー!!

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

おいらの器のことはさておき、反対側(東側)にも回ってみる。うん、やっぱりこっちにもあるぞ。あの銘板は向こう岸から撮ろう。

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

南側より。

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

橋の上から西側を望む。こちらが上流になるのだが、水門が閉じられているため、流れはよどんでいる。

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

そして、東の下流方面。
間抜けなことに、この時点ではまだ、路盤跡を辿っているものと思い込んでいた。右岸が路盤跡なのかなぁ?なんて思っていたっけ… 途中、草ボウボウのダート道を軽トラで爆走していた爺さまがいたので、よっぽど訊いてみようかと思ったのだが、訊かなくてよかった(;´д`)ゞ

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

北側より。

道にあるちょっと古いもの-かわばばし

そして、北側の右の袂から撮った銘板。「昭和38年3月竣功」
この袂、雑草が元気に生えていたので、「よいしょっ」と足を踏み入れてみたら、地面に足が届かなくてコケそうになった。あぶないあぶない。