温故知新 | K大生の育て方

K大生の育て方

気が付いたら息子がK都大学に入学していた(@_@;)
たぶん一番安上がりで合格した自信がある。
特別な何かをしてやった訳ではないけど、
子育てやその周辺について、旅の話などをつぶやいてます。

動物は親や周りの大人をまねて餌の取り方や子育てなど生活の知恵を学ぶ。

人類は言葉を発明したことによって圧倒的な情報量でそのような知恵を子孫に口伝えできるようになり進化した。

次に文字を発明したことによって何世代も先に知恵を伝える術を得たことは他の動物とは比較にならない進歩だと思う。

また、日本人は当時の先進国の言葉「漢字」を取り込むことによって最先端の知恵を得ることができるようになった。

 

が、しかし!

明治維新後の脱亜入欧、文学界の革命「言文一致体」により過去の知恵の塊は専門的知識を持つ人にしか解読できなくなってしまった。

江戸時代なんか、藩校や高度な寺子屋などでは論語の素読などが当たり前に行われていてそれが江戸時代の日本人の文化水準を世界トップクラスに押し上げていたのに・・・

戦後の高度成長期には集団就職、3DK文化住宅の普及により核家族化が進み世代間の口伝えまで衰退してしまった。

 

日本の凋落の根はこういうところにあると思っている。

なにかというとアメリカでは!ヨーロッパでは!と海外かぶれな意見を言いたがる人が多いけれど・・・

日本人が何百年、何千年培ってきた知識、知恵はそんな文化も環境も違う海外よりも日本の将来にずっと役に立つんじゃないのか??

 

昔、ある地元代議士がドイツのマイスター制度を視察に行って、素晴らしい制度ですよ!日本にも導入しましょう!日本では何と呼びましょうか?

と熱く語ってたんで、それは徒弟制度と言ってマイスターは親方と呼ぶんだよ!

と教えてあげたらお目目パチクリなってた!

海外かぶれする前に日本の事をしっかり勉強しよう!