京都大学吉田寮の退寮期限9月30日が過ぎ、未だ寮に居残る寮生に対し大学側から警告文が出され小競り合いが続いている。
立て看板は許可エリア以外はかなり減ったが、大学側とのいたちごっこは相変わらず続いている。
何が問題なのか?という問題
自由な校風と学生自治こそが京大を京大らしめている真髄。対話を放棄した一方的な通告には断固対抗する姿勢。
吉田寮に行ってみると、寮生たちが自分たちで床を補修し、壁土を捏ねて寮の景観を大切に守っていることがわかる。耐震補強が必要ならば、寮生と大学の英知を結集して協力すればいい知恵が出ると思うが、お互いに対する不信感が邪魔をしている。
立て看板がない百万遍なんて生まれて今まで見たことがなかったのでこれが正しい景観だ!と言われてもピンとこない。違反立て看板も台風接近時には設置者により自主撤去がなされていた。
耐震補強のための建て替え、景観条例による立て看板撤去、すべてそれを口実にした管理強化じゃないのか?という不信感。
うちの子に言わせると、大半の学生はそんなことには興味がないらしい?が、それこそが実は一番の問題。京大らしい学生が減っているという絶滅危惧種問題。
京都大学11月祭(NF)の今年のテーマ
「NFテーマは当局により撤去されました」
この反骨精神こそが京大らしさだと思う。