京大理学部教授の先輩の言葉
「基礎研究は芸術と一緒、何の役に立つか?いくらの価値があるか?を考えてするものじゃない!」
「でも、そこにお金をかけられる国こそが文化度の高い国として尊敬される。」
芸術の都といえばパリ、フィレンツェ、ローマ、ウィーン、サンクトペテルブルグ・・・
かつて貴族やブルジョワたちは自分好みの芸術家を支援し、優れた作品を世に残した。
そういう芸術を生み出せない国の人たちはお金でそれらを買いあさった。
生み出す国と買いあさる国のどちらになりたいか?
かつて日本は基礎研究分野で世界をリードしたが、今研究費削減による危機に瀕している。
短期スパンで結果を出せない、またその価値が一般人に理解しづらい基礎研究にお金を使うのは一見無駄な投資にも見える。
100年後200年後に尊敬される国であるためには今そこに投資しておかなければ、買いあさる国に成り下がる事になる。
先輩の言葉
「何の役に立つか?そんなことはワシゃ知らん!知りたいからやってるんや!」