うちの息子が通っていた高校は地元では有数の高偏差値高校なのだが、先生も生徒もうちは進学校じゃない!というプライドを持つヘンテコな学校。
子どもが高三の冬に知り合いの子どもが同じ高校を受験するからと、息子に助言を求めてきた。
彼の返答
「口角を上げること!」
気持ちは表情に現れる。ならば表情を変えれば気持ちも変わる。ポジティブな表情は気持ちもポジティブにしてくれるという理屈。
これには前フリがある。
息子が中三の高校受験の夏、模試でイマイチ伸び悩んでいた息子は、進学塾の講習めぐりをするも肌に合わずどうするべ?と悩んでいた時に巡り合った現役京大生が教えるセミナー形式で1回ごとに申し込めるという講座に行ってみたら、来週も申し込んだ!の繰り返しで夏ごろから冬まで結局ほぼ毎週参加していた。
勉強するポイントだけじゃなく、合格して学校生活を楽しんでいる自分を思い浮かべなさい!といういわゆるイメージトレーニングをしてくれていたらしい?
その一つで、「受験会場では常に笑顔でいなさい!」というのがあったらしい?
そうすることで気持ちに余裕が生まれるという教えを自分流に解釈したのが上に書いた話。
高校受験には「楽しんで来い!」と送り出し、「楽しかった!」と帰ってきた息子。
受験会場ではなぜかまったく関係のない進学塾の輪に混ざって頑張ろう!と気炎を上げていたらしい?
それを3年間覚えていて自身の大学受験だけでなくアドバイスとして他人に教えれるのは気持ちに余裕がある証拠か?
大学受験も3年前と同じく「楽しんで来い!」と送り出し、「楽しかった!」と帰ってきた息子。
2回生になった今も大学生活を精一杯エンジョイしている。