ドラマ批評その2:ザ・トラベルナース | パパの男メシ!

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今クールの秋ドラは結構秀作揃いだが、その中でも群を抜いて面白いのが、


中井貴一

岡田将生



主演の


ザ・トラベルナース


 

 

 

 

岡田将生演じるアメリカ帰りの

「NP(=ナース・プラクティショナー)」

※手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格



の資格をもつプライドの高い看護師・那須田歩





その那須田とタッグを組む相棒で中井貴一演じる


謎のスーパーおっさんナース、九鬼静


天乃総合メディカルセンターで様々な波乱を引き起こしながらナースのあり方を変えていく医療ドラマ。


めちゃくちゃ面白いな~

 

と思ってたら脚本がドクターXの中園ミホやん。

面白くないわけがない!


共演陣は、アクの強い院長役に松平健、男社会の外科病棟で不毛な扱いを受けながら自らの医療を追求する女外科医に菜々緒、これまた癖が強いワガママ外科医にギバちゃん(柳葉敏郎)、真面目で部下思いの婦長役に寺島しのぶ、クールで何を考えてるか分からない仕事の早い中堅ナースに安達祐実

 

 

 

 

 

 

その他毎回、個性の強いゲスト俳優が入れ代わり立ち代わり登場、ストーリーに華を添えている。


ゴイゴイスー!スーを差し上げます!


という一発ギャグで人気のダイアン津田がこれまたワガママ仕放題の政治家役で出たり(なかなか演技上手い!)、


  

  

 

 

モンスター患者の鬼嫁役に杉田かおるが出てたり、




毎回視聴者を飽きさせない演出。


まあ、それも面白い理由の一つだが、やはりこのドラマの肝はやはり



中井貴一


の緩急自在の素晴らしい演技に尽きる。


掴みどころのない謎のナース。




時に平気で嘘をついて同僚ナースを煙に巻いたり、ハンパない医学の知識と観察眼を駆使して患者の容態の原因を当ててみたり、持病で倒れたワガママな外科医の耳元で恫喝して黙らせたり、とにかく、このナースは一体何者なんだ?というぐらいの超スキルの持ち主。


その演技が、患者に優しく接しする慈愛に満ちた眼差しとか、コミカルでトボけた表情から背筋が凍るような恐ろしい目つきまで変化自在の演技で、中井貴一の演技も円熟の域に達してきたなぁと感嘆するばかりです。


あと病棟ナースが美人揃いで、こんな病院なら入院してみたい!と下世話な気持ちになる(笑)。





とにかく脚本も演出も面白い。

これから謎多きスーパーナース九鬼の知られざる過去がどのように暴かれていくのか楽しみです。