ドラマ批評その1:鎌倉殿の13人 | パパの男メシ!

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高校時代のネタを書かないと....と思いつつ、中々気が乗らない(笑)。

まだネタは山ほどあるんだが、今の御時世に晒せない危険なネタも多くてですね、ある程度精査しないといけないんで面倒くさくて(笑)。楽しみにしてくれてる方には非常に申し訳ないですが、気が向いたら書きますんで気長に待っていてください。
  
  
で、



今書きたいのはドラマのこと。

実はわたくし、相当なドラマヲタクでして。

殆どのドラマはチェックして網羅してます(笑)。

なので、いま放映中の秋ドラマのレビューを順に書いていきたいと思います。


トップバッターは何と言ってもNHK大河ドラマから。

三谷幸喜脚本


鎌倉殿の13人


 

 

 

前作の「真田丸」も面白かったんだが、どうも真田信繁(幸村)役の堺雅人が半沢直樹にしか見えなくて、あまり納得いってなかった。父の真田昌幸役で昭和に放送してた「真田太平記」では幸村を演じてた草刈正雄のほうが断然存在感があって、いまいち主役が霞んでた感じ。堺雅人は好きな役者なんだけど、あれはどうもミスキャストのような気がする。

 

まあ、そんなんで期待半分で観始めたものの、戦国時代はやたら詳しいが鎌倉時代については源頼朝北条政子ぐらいしか知識なくて、ましてや北条義時なんぞ

 

 

「誰やねん?」

 

 

 

みたいな浅薄さなので面白くなかったら中途で観るのやめたろ~ってぐらいのテンションの低さだったのがナンノ,ナンノ、めっちゃオモロイやん(笑)。


裏切り、謀略、暗殺......まるで仁義なき戦い


ほとんど本物な菅原文太・山城新伍・成田三樹夫(笑)



最初は非常な頼朝のやり方に疑問をもってた正義感の強い青二才の北条義時が、頼朝亡き後、ダース・ベイダーの如く暗黒面に落ちて冷酷無比な執権(政を司る今で言う総理大臣のようなポジション)へと変貌していく姿が何とも恐ろしく。義時を演じる小栗旬。この俳優さん、実はあんまり好きちゃうねんけど、中々ええ演技してる。


前回は、有力御家人で鎌倉ファミリー随一の武闘派


和田義盛


義時の謀略により抹殺されるという内容。


無論、史実とは異なる部分が多々あると思うが、ラストで義時が三代将軍・源実朝を無理やり戰場に引っ張りだしてきて、その実朝が謀反人の和田義盛を特別の温情をもって許すと伝えた一瞬、義時が幼馴染で何かと曲者である山本耕史演じる三浦義村に目配せし、その義村が弓を構えて待機していた配下の兵に、


放て!

 

 

と叫ぶやいなや一斉に矢が放たれ和田義盛が串刺し状態に(泣)。

そして無数の矢が刺さった状態でも仁王立ちのまま、


よ~し~と~き~!!!


と睨みを効かす義盛に更に追い打ちの矢が飛んできて壮絶な最期。


いや~前回の戦闘シーンは迫力あって見応えありましたわ。
和田義盛役の横田栄司さん、素晴らしい演技でした。
加えて義盛の妻(元は木曽義仲の妻)で勇敢な女武者でも後世に名を残した


巴御前


を元AKB48の秋元才加が演じているんだが、これがまた素晴らしい演技。巴御前ってこんな女性だったんだなぁって思えるぐらい役を作り込んできてる。合気道の有段者でもある秋元才加らしいハマり役ではないでしょうか。

 








しかし、北条義時、ダークすぎる!



 

冷酷非情にも程がある。和田義盛は若い頃から一緒に修羅場をくぐってきた、いわば戦友ともいえる間柄。それを涙ひとつ流さずに冷たい視線で見捨てるように殺す。シビアに徹しなければ生き残っていけない世情なのは理解出来るものの、それでもそこまでやるか?正に血も涙もないとはこの北条義時のこと。

さてさて、これから鎌倉がどうなっていくのやら。
ますます目が離せません。


あと、源頼朝の正室で北条義時の実姉、


北条政子

 

 

を演じる小池栄子もなかなか堂々たる演技。
シリアスな表情からコミカルな演技まで幅広い。
素晴らしい女優さんになりましたね~。

あと、妹の実衣を演じる宮澤エマも個性的なな演技で華を添えてます。
今回の大河は何と言っても配役がいい。
キャストした人、センスありますわ。




ということで、この鎌倉殿の13人

 

5点満点中、5点満点 でおます!