手付かずで荒れたように見える川岸の草。
通せんぼするように生えていたり
渦を描くようになぎ倒されていたり
こんがらがりあいながら枯れていたり
ビオトープ なんて小洒落た言葉を使ったって
ただほったらかしてるだけじゃないさ。
...あれ?
あ、そっか。
それでいいのか。
人の手が入らない場所は
草木や虫達がそのまんま生きてる。
これが自然なんだな。
雪が降りそうな寒くてどんよりした空に
枯れた草や葉っぱが落ちた枝だけの木は
色合い的にもとても寂しく感じるけど
枯れた草や葉っぱが落ちた枝だけの木は
色合い的にもとても寂しく感じるけど
そういう季節なんだもの。
それが自然なんだね。
だけどこんなに寒いのに
もうふっくら形を作ってる。
心奪われるような春の満開の花は
寒い冬に生まれた蕾が開いたもの。
敵わない
敵いっこない
そもそも勝負になんてならない。
淡々と生きるって、深いなぁ...