こんにちは。
ぱんぷきんぱいです。
皆さんは「MS-DOS」って聞いたことがありますか?
エムエスドスと読みます。
正式には、
「Micorosoft Disk Operating Sysytem」
(マイクロソフト ディスク オペーレーティング システム)
といいます。
このMS-DOSがなかったら、マイクロソフトという会社は今は存在していなかったかもしれません。それだけ当時としては画期的なソフトウェアだったのですよ。
Windowsが出てくる前までは、このMS-DOSが必需品でした。
今のパソコンは、買ったときにはもうすでにWindowsがインストールされていているから、けっこう年配のひとでないと、MS-DOSの存在を知らないひとが多いことでしょうね。
実はWindows3.1は、MS-DOSが最初に起動して、そしてMS-DOSからWindowsを起動していたんですよ。 ビックリですね。
実は今でも、MS-DOSの名残があります。
それがXPの場合はコマンドプロンプトの画面です。
たとえば、WindowsXPの場合だったら、
[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]
とたどっていくと、こんな味気ない画面が表示されます。
これは、Windows上でコマンドを受け付ける画面です。
この画面に、コマンドを入力すると、実行されて結果が表示されます。
試しに、DIR と打ち込むと、
というように表示されます。(個人情報の部分は画像をぼかしてあります)
DIRはカレントディレクトリのファイルを表示させるコマンドです。
そうそう、Windowsではフォルダと言いますが、MS-DOSの時代はディレクトリと呼んでました。
次に、HELP と打ち込んでみましょう。
使えるコマンドの一覧が表示されました。
実はまだまだ下の方に続いてます。けっこうな種類があるんです。
MS-DOSを使っていた頃は、とにかくキー入力が早くならないと効率が悪かったので、私も知らず知らずのうちにキー入力が早くなりました。
でもブラインドタッチはできないんです。
4本くらいの指しか使いませんが、それなりに早い。
ブラインドタッチができる友人から、ある意味尊敬されたりも。(自慢にはならないですけどね)
こんな感じで、何をするにもキーボードからコマンド入力でした。
マウスもない時代では、それで時に不便とも思いませんでした。
逆に、なんか自分がコンピュータを使っているんだって実感したものです。
ワクワクしながら使ってました。
それともう一つ
MS-DOSでは、ファイル名は半角で8文字しか付けることができませんでした。
これが、8.3形式と呼ばれるファイル名の命名規則です。
ファイル名8文字+ピリオド+拡張子3文字
ABCDEFGH.XXX
という形式です。
拡張子というのはファイルの種類を表すものです。
今でも使われますね。
たとえば、
ワードのファイルだったら[doc]
エクセルのファイルだったら[xls]
テキストファイルだったら[txt]
実行ファイルだったら[exe]
というように。
ワードのファイルだと、
ABCDEFGH.doc
となるわけです。
その当時はファイル名にたった8文字しか付けることができなかったから、ファイル名が重複しないようにするのが大変でした。
私がよくやっていたのが、6文字+連番2文字+ピリオド+拡張子3文字というやり方。
ファイル名を考えるだけでも苦労しましたよ。
ところが今では、この拡張子というものを知らない人も多い。
見たこともないんですね。
それは、最近のWindowsが初期状態で拡張子を表示しないという設定になっていて、マイコンピュタでファイルを見ても拡張子が表示されていないからなんです。
パソコンは時代と共に、だんだん使いやすくなってきました。
パソコンに詳しくなても、そこそこ使える時代に。
たとえば拡張子という存在を知らなくても何も不自由はしないわけです。
ところがいざパソコンが不調になったりすると、お手上げ状態になるんですね。
最近は拡張子を偽装するコンピュータウィルスもあります。
私は、MS-DOSの前のマシン語の時代からパソコン(当時はマイコン)に慣れ親しんできたので、今のパソコン業界の皆さんでも、もしかしたら知らないようなことも知ってるんじゃないかと、ひとり自己満足してたりしてます....(^^)v
今の時代では自慢になることではありませんが......あくまで自己満足。
便利さと共に何かが失われていくのって、パソコンについても言えるのかも知れませんね。
ちょっと寂しい気がします。
コマンドには、削除(DEL)や、フォーマット(FORMAT)など、使い方を誤るとデータが消えてしまうものもあるので、気をつけてね。
じゃ~またお会いしましょう。