どんなに強力な台風の中でも壊れない傘の事が、TVにて紹介されていた。

勿論、強度をアピールする為の謳い文句で、実際、台風の最中に、傘を差す事の必然性は余り無いだろう。

でも、強烈に憧れる・・・。“欲しい”というよりも、憧れる感じ、、、、興味を惹かれるのだ(然程、欲しくは無い)。

誰しもが経験する、傘を傘たらしめる、あの天蓋部分が反り返った時の、何とも言えぬお間抜け感、、、、笑いに転化できない(できなかった)、朴念仁な者にとって、無力に苛まされる気持は否めない(否めなかった)筈・・・。考えるに、その、軽い屈辱が甦ると同時、リベンジの思いが、今、沸々と湧き上がっているのかも知れない。


ざまあみろ! 強風め! これこそ、人間が持つ知恵の勝利だ! ハハハハハハハハハハ!


あ、背筋の歪み(捩れ)は治ったみたいです。心の歪み(捩れ)については、元々の持病で、ん十年来、治る気配は見られません。



首を寝違える事は、今までも、良く有ったが、、、、背中を寝違えようとは思わなかった・・・。本当に寝違えたのか、如何かも、定かじゃないが、症状としては同じで、首を寝違える感じよりも、数倍も辛い・・・。身体の向きすら変えられない、、、、気を付けないと、激痛が走る・・・。多分、背筋の歪み、というか、捩れ、というか、、、、そういう感じの不具合が発生しているのだろう。


道を歩いていると、すれ違う人の肩が打つかって、、、、「うががぁ!」と、道端にへたり込んでしまった。「どうしました?」と、身体に触れられた瞬間、、、、「ああっ!」と身悶える。しかも、救急車を呼ばれそうになったので、それを止めようとして、手を伸ばしたら、、、、「うぐぐぐっ!」と、白目を向いてしまった・・・。
気が遠くなりながら、如何にか、事情を説明して、納得して貰い、気遣いを感謝しつつ、立ち去る前に、お辞儀をしたら、、、、「ぎゃあぁぁぁぁ!」と、前のめりのまま、暫時、動けなくなった・・・。


日本人って、一日の中で、お辞儀をせずに過ごす事は不可能みたいです。


復活するまで、、、、出来れば、もう、誰も構わないで欲しい・・・。



依頼者「玉〇〇みたいな顔にして欲しいんです」
医師 「厳密に言うと、不可能、、、、パーツごとの造形だけを真似る事は出来ても、そっくりにはならないんてすよ。大きく印象付ける、目、鼻、口を同じにしたところで、配置が違えば、全くの別人だ。それを如何にかしようとすれば、頭蓋骨からを交換する必要に迫られます。削ったり、接いだりして繕うのにも、限度が有るし、、、、技術的には可能だけれども、実際、脳を損傷させる危険が生じてしまうし、費用の面から考えても、現実的では無いでしょう」
依頼者「じゃあ、誰になら似せられるんです?」
医師 「うーん、、、、この骨格だと・・・、〇栗〇とか、かな?」
依頼者「好みじゃないけど、、、、じゃあ、それで、お願いします」


施術は行われた。

後日、顔中に巻かれた包帯を解く、儀式めいた、その瞬間が訪れる、、、、自分の顔を鏡で認めて、依頼者の第一声は、落胆と非難の入り混じる、明らかな不満だった。


依頼者「・・・〇栗〇にすらなってない・・・!」
医師 「死体の顔を見た事、有りますか?」
依頼者「は?」
医師 「死に方にも拠りますが、、、、あれこそ、完全なる無表情と言えます。味も素っ気も無い・・・、唯の凹凸に過ぎません」
依頼者「何が言いたいんです?」
医師 「仮令、玉〇〇と言えども、美形として認知されているのには、そのキャラクターに負うところが大きいのです。彼も、最初から、人気が有った訳では無い、、、、色々なステージで活躍して、徐々に好まれていく事で、あの顔に、価値が見出されたのです。実際、如何だかは分かりませんが、彼の内面を知る事に拠って、人々は、自信に裏打された、心を曝け出すかのようう表情に、圧倒的に魅了されるのでしょう。〇栗〇とて、それは同様なのです」
依頼者「つまり、性格が伴っていないから、〇栗〇に見えないんだと・・・?」
医師  「その通りです」
依頼者「でも、僕は、〇栗〇じゃない」
医師  「正に、それが真理です」
依頼者「幾ら、姿形を似せても、魂が異なれば、印象は変わる、、、、そういう事か・・・」
医師  「お解り頂けましたね?」
依頼者「ええ、、、、どんな顔でも、それを魅力的に映す努力が必要なのですね? 目から鱗が落ちましたよ」
医師  「貴方は、もう、以前の貴方では無い、、、、未だ途上ですが、変わり掛けているようです」
依頼者「ところで、、、、損害賠償の話し合いについては、いつ頃から始められますか? そちらのご都合をお聞きしておきたいんですが・・・?」
医師  「へ? えっと、、、、ご納得を頂けたものとばかり・・・?」
依頼者「ええ、お話は、大変、痛み入りましたよ。衝き動かされましたし、心が豊かになった感じです。今後の人生に於いて、貴重な教訓となりました。でも、結局、後付けでしょ? 施術前に言っておくべき事ですよ」





美容整形トラブルの実情を勝手に想像してみました。・・・絶対、違いますね。