『シリーズ深海の巨大生物 謎の海底サメ王国』―相模湾,駿河湾 | パンデモニウム

パンデモニウム

日々の気になるコト・モノを万魔のごとく脈絡なく取り上げていきます

※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

テーマ:

『シリーズ深海の巨大生物 謎の海底サメ王国』 は、28日、NHK総合にて

放送されました。

 

この前日には、同シリーズとして 『伝説のイカ 宿命の闘い』 が放送されて

おり、こちらはダイオウイカ撮影までの苦労と、その後の解析についてでした。

 

 

富士山の麓、相模湾から駿河湾に掛けては、岸から一気に落ち込む世界

有数の大峡谷が拡がっています。

世界に500種程いるサメの半数以上が、深海棲と云われています。

ここは世界的にも例が無い、深海ザメの宝庫なのです。

 

先ずは、座礁したマッコウクジラの死骸を500mの海底に沈め、そこに集まった

深海ザメを調べる大実験の映像から。

マッコウクジラの死骸に一番乗りしたのは、カグラザメという大型のサメ。

一口食べたものの、すぐに逃げてしまいました。

しかし、調査7日目にも同じ個体が。どうやら、縄張りにしているようです。

他のサメを寄せ付けないことで、餌が限られている深海という環境でも、小さな

生物がおこぼれにありつけるのです。

 


カグラザメ・・・全長:約6m

        水深2,000mまでの深海に生息。

        胎生

        噛み付く時に目が引っ込み、獲物の反撃から目を守る為と考え

       られています。

 

参考記事:「『いきなり!黄金伝説』 深海魚対決 」 カグラザメ

 

 ↓ Ocean Doctor より


パンデモニウム-カグラザメ03
 

 

 ↓ DISCOVER LIFE より(以下2点)


パンデモニウム-カグラザメ02
 

 

 ↓ カグラザメの上下の歯


パンデモニウム-カグラザメ04

 

 


ユメザメ・・・軟骨魚綱ツノザメ目オンデンザメ科ユメザメ属

       全長:約1.3m

       光に対する感度の高い目を持っており、鏡の様な反射板で光っている

      様に見えます。目を閉じる様子から名付けられました。

       水深500~1,400mに生息。

 

参考記事:「『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!SP』 深海魚対決とボルネオ島 」 マルバラユメザメ

 

 ↓ Tamar.org.br より


パンデモニウム-ユメザメ01

 

 


オンデンザメ・・・軟骨魚綱ツノザメ目オンデンザメ科オンデンザメ属

         全長:4m~?(番組で撮影したのは5m) ツノザメ目では最大種

         表層から水深2,000mまで生息。

         肉食。口に入るものは何でも食べる程 貪欲で、巨体を維持

        しています。

         巨体に似合わず歯は小さく、上顎は犬牙状、下顎はノコギリ状

 

 ↓ THE-SHARK-SIDE-OF-LIFE.COM より


パンデモニウム-オンデンザメ01
 

 

 ↓ DEEP-SEA BIOLOGY より


パンデモニウム-オンデンザメ02
 

 


ミツクリザメ・・・軟骨魚綱ネズミザメ目ミツクリザメ科ミツクリザメ属(1属1種)

         別名:ゴブリン・シャーク(悪魔のサメ)。これは、俗名である

        テングザメの英訳です。

         全長:5~6m

         水深30~1,300m以深に生息。

         相模湾で発見されており、箕作佳吉(みつくり かきち;東京大学

        三崎臨海実験所所長)に献名されています。

         特徴的な吻には、200~300ものロレンチーニ器官が有り、生体の

        微弱な電流を感知し、エサを探します。

         また、瞬時に大きく顎を突出させ、獲物を捕らえて逃がしません。

         食性は肉食で、魚やサメ、甲殻類やイカ・タコなど。

 

 ↓ Sea・thos より


パンデモニウム-ゴブリン・シャーク02
 

 

 ↓ NATIONAL GEOGRAPHIC より


パンデモニウム-ゴブリン・シャーク03
 

 

 ↓ ICHTHYOLOGY より


パンデモニウム-ゴブリン・シャーク04
 

 

 ↓ Environmental graffiti より


パンデモニウム-ゴブリン・シャーク05

 

 


ラブカ・・・伝説上の生き物、大海蛇のモデルと云われています。

 

参考記事:「『教科書にのせたい!』 in 東海大学海洋科学博物館 」 ラブカ

 

 


メガマウス(ザメ)・・・現生種は1属1種

            全長:4~7m程

            水深200m付近に生息。

            1976年、ハワイにて発見、以降、世界でも50例程度しか

           見つからず、内13例が日本でのものでした。

            2009年にフィリピンで発見された個体は、地元住民たちに

           食べられてしまいました・・・

            その名の通り口は大きく、頭部の先に有ります。

            口内には銀色の光沢が有り、発光器官の光を反射で大きく

           していると考えられています。

            餌となるサクラエビを追って、日中は深く、夜は浅い海に

           移動します。

            プランクトンなども食べているとされ、歯はヤスリ状。

            今回は、三重県でオキアミを追って、表層に上がってきた

           ところを撮影。

 

参考記事:「『飛び出せ!科学くん SP』 その1:動物編 」 メガマウス

 

 ↓ Bien va nguoi より


パンデモニウム-メガマウス02
 

 

 ↓ TerraX より


パンデモニウム-メガマウス03

 

 

・・・という訳で、『シリーズ深海の巨大生物 謎の海底サメ王国』について書き

留めたのですが、例によって情報の過不足は大いに有ります (;^ω^)

そもそも映像在りきですしね。

あの、まさに怪獣の様な眼! 特化した歯! 巨躯の迫力!!

早くも第3弾が(有れば)待ち遠しいシリーズですが、やはり深海は面白いです

ね! (゚∀゚)

 

 

参考記事:「沼津港深海水族館オープン 」 

      「『飛び出せ!科学くん SP』 in 駿河湾(深海1,400m)

      「鯨骨生物群集:多様な海洋生物を育むクジラの死骸

      「史上初の快挙!深海で泳ぐダイオウイカをNHKで世界初放送

      「DNA解析で、既知のダイオウイカは全て同一種である可能性が高いと判明

 

 

ペタしてね

 

 

 

 

 

 

NHKスペシャル 謎の海底サメ王国 [Blu-ray]/出演者不明
¥3,465
Amazon.co.jp

NHKスペシャル 謎の海底サメ王国 [DVD]/出演者不明
¥2,940
Amazon.co.jp

NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ [Blu-ray]/出演者不明
¥3,465
Amazon.co.jp

NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ [DVD]/出演者不明
¥2,940
Amazon.co.jp

ドキュメント 深海の超巨大イカを追え! (光文社新書)/NHKスペシャル深海プロジェクト取材班
¥945
Amazon.co.jp