↓ ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト より
インドネシア沖の水深の深いサンゴ礁1カ所だけで確認されたナガハナダイ属の
新種(学名:Pseudanthias mica)。
2012年6月に刊行された『Reef Fishes of the East Indies(東インド諸島のサンゴ
礁の魚類)』(全3巻)で紹介されている25新種の一つだ。
共著者でコンサベーション・インターナショナル(CI)の海洋生物学者マーク・V・
エルドマン(Mark V. Erdmann)氏は特に気に入り、ダイビングが趣味の12歳の娘
「マイカ(Mica)」にちなんで命名した。
「近縁種のハタは他の魚を捕食することもあるが、この小型ナガハナダイのエサ
はプランクトンだ。数十匹から数百匹の群れで生活している。オスは特に明るい
パステルカラーになる」と同氏はメールでコメントした。
60年以上のデータを編集した同書では、サンゴ礁の魚類2500種が詳しく解説
されている。
同地域でこれまで報告された数の2倍という。
アードマン氏は、コーラル・トライアングル、南シナ海、アンダマン海の魚類の
多様性を紹介することで、政策決定者が同地域の保護に優先的に取り組むよう
になってほしいと考えている。
「地元の人と話すとき、この地域の海は“種の生産工場だ”と説明している。
“工場”をしっかりと運営し続けるのがいかに重要か理解してもらうんだ」。
ナガハナダイ・・・条鰭綱スズキ目ハタ科ナガハナダイ属
体長:14㎝程
雄の背ビレ第3棘がやや長いのが特徴。
尾ビレは“くの字”に近い形に湾曲。
何とも美しい色ですね (゚∀゚)
参考記事:「『飛び出せ!科学くん』 沖縄の海と絶景温泉」 キンギョハナダイ
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