18日の 『世界ふしぎ発見!』 は、
「大人とは何だ!? 精霊が踊る! パプアニューギニア大紀行」 でした。
日本の1.25倍ある国土の9割がジャングルという過酷な自然環境の中、
言語も文化も異なる700以上の部族が暮らすパプアニューギニア
中心となるテーマは、「精霊」 と 「通過儀礼」
クロコダイルマン・・・イアトムル族の通過儀礼の一つ。
彼らの祖霊・ワニを象り、その強さを取り入れる為のもの。
つまり、アニミズムに於ける模倣呪術(後述)です。
前項 で紹介した、スカリフィケーションに近いものですが、
伝統的背景に基づくので、ボディ・モディフィケーションとは
異なります。
↓ NAVER より
呪術を大きく二つに分ける考え方が有ります。
模倣呪術(類感呪術)・・・求める結果を模倣する事で、目的を達成しようとする
呪術。
例えば、雨乞いの為、水に漬けた枝を振って雨を
模したり、ドラを鳴らして雷を模すこと。
感染呪術・・・本体に属する物に力を加える事で、その影響が(たとえ
離れていても)本体にまで及ぶ、とする考え方。
例えば、髪・爪・衣服・持ち物を使い、その持ち主に対し使われます。
丑の刻参りが強力なのは、呪う相手の姿を象るワラ人形(模倣呪術)、相手の
髪の毛などをワラ人形の中に入れる(感染呪術)という二つの呪(しゅ)を
掛けているからです。
因みに、今 話題のホメオパシー も、実は考え方の根底に感染呪術が有ります。
(ホメオパスの方は否定するでしょうが。 かといって「もっと科学的だ」とも
言えないはずです。)
その論理の一つは、「一度 薬と接触した水は、薬を記憶しているので、
希釈しても効力は変わらない」 というものです。
イアトムル族の食事の中心は、サゴヤシです。
サゴヤシとは、サゴという食用デンプンが採れる、ヤシやソテツの総称です。
サゴヤシの芯を砕き、水漉しし、沈殿したものを、焼いたのが「サクサク」です。
また、「ビナタン」という、サゴヤシの中に棲むサゴゾウムシの幼虫が貴重な
タンパク源です。(画像は少し下に貼っておきます (;^ω^) )
これを食べたミステリーハンター・坂本三佳さんが言うには、
「スイートコーン」の様な味だとか・・・。