令和4年予備試験短答式試験の結果
無事合格していました。
自己採点の結果から、おおむね合格してはいるだろうと思っていたのですが、やはり結果を見るまでは不安も結構大きかったです。ただ、自分の番号を見るとホッとしました。
〈本試験の点数〉
伊藤塾の自己採点は、本試験の結果発表後は本試験の採点表で採点してくれます。
これまた、民法は26点計算となりますので、おそらく成績表は165点くらいになるのではないかと考えています。そうするとボーダー+6点となるので、本当に首の皮一枚で合格できたという計算になります。
短答合格の予想については、予想した点数である160点からマイナス1点の159点でした。
個人的には、160点を切ることはないかなと思っていたのですが、読みが少し外れてしまいました。
短答合格体験記
今回の本試験は過去5回の受験の中で、学習の仕上がり状況としては最もいい状態で試験を受けることができました。模試や答練の平均点も総合で170点を超えていたので、昨年よりも10点近く伸びた計算になります。それで、今年も合格可能性は高いなと考えていました。
しかし、今年の短答式試験は、精神的にも肉体的にもつらいものがありました。
私は、沖縄で地方公務員をしており、90歳を過ぎた祖母と二人で暮らしていました。
祖母は、私の司法試験の受験を応援してくれており、本試験の当日も「頑張ってね」という感じて見送ってくれました。
沖縄には短答式試験の会場はないので、福岡まで飛行機で行くことになります。そのため、5月14日(土)の朝、モノレールに乗って那覇空港まで行き、那覇空港で福岡行きの飛行機を待っていました。飛行機を待っている時も搭乗ロビーの机で、短答式試験の問題を解いていました。
ちょうど飛行機を待っている時に、近くに住む兄から連絡があり、祖母が倒れたとの連絡がありました。
その時期から、沖縄ではすでに梅雨に入っており、雨が降っていました。どうやら、雨ですべりやすくなった屋外階段で祖母が転んだらしいとのことでした。しかも、結構な重傷で救急車を呼ぶほどとのことです。
私はすでに空港にいたことから、家族と相談をして、そのまま福岡に行って試験を受けることになりました。この時点でもう私は、精神的にまいっている状態です。
また、宿泊予定のホテルにチェックインし、明日の本試験に向けて復習をして、もう寝ようかと思っていると、隣の部屋の女の子二人組が、夜中の三時くらいまで騒いで、ほとんど眠れなかったのを覚えています。
また、このような精神的ストレスからなのか、普段食べ慣れないものを食べたのか、試験当日の朝も下してしまい、肉体的に万全とはいえないコンディションで試験を受けることになりました。
過去のブログに試験を祭りのように楽しむと記事を書いたのですが、楽しむという感覚よりも、今年は必ず試験に合格しなければならないという思いのほうが強かったのを覚えています。
試験を受け終えて、沖縄に帰ってきて祖母の状態について、いろいろと話を聞いてみると、大腿骨の骨折を含めて3箇所も骨折をしており、かなりの重傷とのことでした。
また、病院についても、新型コロナウイルスの感染拡大の状況から、面会が禁止となっており、この記事を書いている時点でも、祖母を会うことができていません。
つまり、私が最後に祖母に会ったのは、本試験の前日の朝であり、私を見送ってくれたのが最後です。私は、その時、刑訴法の講義を聞いており、簡単に行ってくるねといっただけでした。なぜ、あの時、「いままでありがとう、頑張ってくるね」と言ってあげられなかったのかと今でも悔やまれます。
正直、空港にいる時に、自宅に戻ったほうがよかったのか、試験を受けたことが正解なのか、いまだにわかりません。しかしながら、私は試験を受けるということを選択し、実際に結果を出すことができました。
せっかく、論文式試験を受けられるチケットを手に入れたのだから、絶対に今年で勝負を決めて最終合格したいと考えています。
本試験まであと36日ですが、死ぬ気で頑張りたいと思います。
必ず、今年で最終合格します。
令和4年予備論文まであと36日