最近は中国も、地下鉄やバスの中がだいぶ静かになってきた。とお感じの方も多いのでは。

電子機器が広まり、皆自分の世界で楽しんでる。何だか寂しくなってきたなぁ。

まあ、そうは言っても、日本みたいに完全な「シーン・・・」という状態までは達してないかも。

ショーンが最近乗ったバスは何か、やたらうるさかった。でも、喧嘩してる人がいる訳でもないし、電話してる人がいる訳でもないし、なんでかな・・・と思ったら、ラジオが流れていた。なるほどね。

よく注意してみると、ラジオが流れてるバスもあるし、流れてないバスもある。流れてる局も様々。

つまり全く運転手の勝手。運転手は「自分の世界」で楽しめないもんね。

電子機器を使いこなせないショーンは「ラジオなバス」大賛成。

出来ればバスの行き先表示部分に、小さく「ラジオ有」何てやってくれたらいいな。


中国において、「お客様は神様」ではない。

客の要望に答えられない時も、「お客様、申し訳ありませんが、~」というフレーズを言う人は滅多にいない。それさえ言っとけばもっと中国社会平和になるのに・・・。

なぜならば、最近こんな事件があった。

ショーンの学生から聞いた話である。

ある初々しい18歳女子は初めての仕事として、クレジットカードの申し込み受付をまかされた。

申し込み資格にかなう人に、用紙に記入してもらう。

ある日、40代前後の夫婦が申し込みに来た。夫のほうは資格にかなったが、妻のほうは資格にかなわなかった。

少女は単刀直入に言った。「あなたは資格にかなっていませんから申し込めません。」

するとその妻は怒ってわめきだした。

「生意気な事言うんじゃない、この小娘!」生意気って言ったってねえ・・・。

「出来ないものは出来ません!」

少女も頑張る。

むちゃくちゃな客は、ますます大声でわめき散らした。

野次馬も少女に同情した。「やめなさいよ、こんな若い子に向かって・・・」

少女は真面目な顔つきで何度も言った。

「わたしのせいじゃありません、ですからあなたは資格にかなっていないので出来ません!」

その前に「申し訳ありませんが」が入ればねぇ・・・。と日本人としては思ってしまうのだが、言ったところで客がつけあがってしまうだけなのだろうか。

決着はこうである。

結局少女の上司が呼び出された。

「あ、お申込みですか?ハイハイこちらにお書きください。」 え?いいの?

客はそれはそれは満足げに申込書に記入した。

「はい、以上で結構ですよー。あとは許可がおりましたらご連絡差し上げますからね。」

客は得意げに帰って行った。上司、これで本当にいいの?

客の後ろ姿が見えなくなった瞬間、上司はその申込書を手で破った。

「え?」少女は目を丸くした。

「書きたいって言うやつには書かせりゃいいのよ。」 上司は用紙を破りながら言った。

でも、相手がまだかって聞いてきたら?

「まだ許可がおりていません。」 と永遠に言い続けるとの事。

さすがぁ。少女は納得した。

ショーンも納得した。このようにして若者は「中国社会」を学んでいき、「申し訳ありませんが」のない社会が出来上がっていく。

教えられてないんだもん、確かにしょうがないよね。

この仕組みが分かると、「店員が神様」みたいな場面に直面しても、少しは平静を保つ事が出来るようになるものである。

今年はよくプールに行った。町に新しい市民プールが出来た。毎日満員御礼だった。 浮き輪、ビーチボール、ビート版、何でもOK。 海水パンツでなく、普通のパンツの子供。パンツなら何でもいいのか?? ケータイをいじくっている監視員。既に監視員ではない。たまーに笛をピピーッとならす。 ちなみにじっと見ていれば、笛はなりっぱなしになるはず。確かにそんなのやってられない。 ゴーグルじゃなくて普通の眼鏡。眼鏡かけてクロールとか出来るのか? 縦に泳ぐ人、横切っていく子供、潜る人、もうめちゃくちゃ。 既にプールじゃなくて海になってしまっている。 まともにまっすぐ泳いでいる人がいない。そしてほとんどみんな下手。 日本のスポーツクラブで魚のようにスーッと泳いでいる人が懐かしい。 と同時に日本のプールが水族館に思えてきた。 なんか日本人泳ぎが上手でお魚みたい。