何年ぶりだろうか。しばらくショーンブログをお休みしてしまった。

実はショーンは今日本にいる。今や「日本体験記」となってしまった。

久しぶりの日本の社会。慣れない。

以前もご紹介した通り、今やショーンは中国が「気楽」になってしまったのである。

覚えておられるだろうか。「随便」という言葉を。つまり適当。

中国では適当であってはならないとき、適当が通用してしまう。

日本では、それは許されない。

そんなショーンが恐ろしい事に今キッチリ国日本で、とあるメーター検診をしている。

「いーじゃん、そんなキッチリやらなくたって・・・」

という思いが心の奥底から拭い去れず、一生懸命やっているつもりなのだが、

日々「違いますショーンさん!!」と言われてしまう。

漏れの疑いがある時、一定期間でほとんど使ってない時、引っ越したのに中止の手続きをしてない時、キッチリとお客に知らせる。

え、当たり前?

中国上がりのショーンはついつい「そんなの気づいてないのが負けだね。」と思ってしまう。

ダメだダメだ、ここはサービス王国ニッポンなんだから。

キッチリ国日本に返品不能になりつつあるショーン、明日もがんばるのである。


中国人はトランプをよくする。
じゃ、ババ抜きが出来るのか?と思ってある人に説明してみた。 しかし、あまり通じなかった。やっぱりできないようだ。
しかし彼らは日常生活において、知らず知らずのうちにババ抜きをしている。どうやって?
それは買い物時に生じる。 先日ショーンがスーパーで支払いをした時の事である。
「36元」
レジのお姉さんにそう言われ、ショーンは2枚の20元札を出した。
「これ変えて。」
お姉さんは一枚の20元札を返してきた。 よく見ると、真ん中が半分以上切れて白いテープでとめられていた。 お札にセロハンテープというのは中国において決して珍しい物ではない。
テープの絆創膏、数字や名前が書かれている100元札なんてのもよくある。(自分の金には名前を書くのか?)
「大丈夫よ、これだってどこかのスーパーから来たんだから。」
ねばるおばさんショーン。
「ま、そーだろーけどね、変えてよ。銀行持ってけばきれいなのと変えてくれるよ。」
知ってるけどさー、面倒くさいのよ。こうしてショーンは知らぬ間にババをつかまされていた。
「ちっ。」
ショーンは仕方なく負けを認め別のお札を渡した。
「ふん、今度もっと隙のある人間にババを引かせてやる。」
こうして2,3日ババを財布の中で温めておいた。その後、電話代を払う機会が訪れた。
見るからに若いお嬢さん店員である。
「30元です。」
はいはい、20元札一枚と10元札一枚ね。もちろん上が10元札、下がババの20元札である。
「領収書なくてもいいですか?」
あ、いいわよ、お釣りもいらないわよ。はい、じゃさよなら。 こうしてババは携帯電話屋に収められた。翌日にはまた誰かが引くことになる。
永遠に続く中国のババ抜き。

秋の訪れは中秋の名月と共に来る。それは中国でも比較的大きな祝日であり、家族でご馳走を食べる。今年は一か月ほど前に終わった。

中国は旧暦なので毎年中秋の名月の日にちが変わる。

しかし街の雰囲気で「あ、そろそろだな」と分かる。それは街の飾りつけやバーゲンセールで知るのではない。

朝晩が涼しくなった今日この頃と思った今年9月初めの事である。

ある商店街に用事を済ませに行ったとき、ある店の前にアヒルがいた。

「ほぅ、この店はアヒルを飼っているのか」

そう思って少し歩くとまた同じようにアヒルがいた。最近アヒルが流行ってるのか?

そのまた少し先に行くと、お亡くなりになったアヒルと思われる鳥が、おっかさんに毛をむしられていた。

あ、そうか!もうそんな季節か。

その晩ショーンの部屋の隣で鶏が激しく叫んでいた。「コケコッコー、まだ生きてるよー!」

「でも明日までよー!」

彼らは翌朝相当早くショーンの玄関の真横で盛んに叫んでいた。どれどれ。

恐る恐るドアを開けてのぞいてみた。

そこには二羽ニワトリがいた。そしてじろっとショーンを見る。

ご、ごめん、助けられないよ!すぐドアを閉める。その日午後からお叫びを聞くことはなかった。

こうして知る中国の季節。