昨夜の内にまた雪が降ったようで、朝起きると、白い世界が広がっていました。
時折日が射しているので、明日までに溶けるといいな。
とりあえず、今日は出掛けません。
昨年末の事になりますが、子どものお休みが多かった日に、1日事務仕事をさせて貰えまして。
保育士の仕事には各月各週毎の保育目標を立てたり、記録をつけたり、そんな事もあるのですが、どうにも時間がなくて帰宅後に家でやる事がほとんど。
(個人情報の持ち出しはしていないよ。)
今回事務の時間が貰えたことにより、随分と先の目標まで立てることができて、こうして好きなことを出来る時間が増えました。
家に居るときは、年末に録画しておいた特番を見たり、好きな本を読んだり。
でもって、結局コレも買いました。
YAMAHAにしました
本物のピアノと比べたら、そりゃあね、全然別物ですよ。
とはいえ、限りなくピアノの音を再現しているし、鍵盤も音域毎に重さが違うようになっているし、その辺りは「すごいなぁ」と感心。
バッハの曲ならば、意外としっくりはまるかも?
(実際、オルガンの音にも変わる。)
そんなこんなで、奥の書棚にしまってあった楽譜を引っ張り出してきたのだけど、何というか、頭では楽譜を読めるのに、左手の指が動かなくなっているというね。
そりゃそうだわね。
(右手は大丈夫。)
とりあえず、モーツァルトのソナタ全集から復習&左手のリハビリを始めました。
(勿論ひとりで。そして、バッハではない。)
これを弾いていた10代半ばは、早くメジャーなものが弾けるようになりたくて、そうじゃないものはその過程でしかなく、早く終わらそうと考えてばかりでした。
――が、こうして指が思うように動かなくなり、一つ一つの音を丁寧に辿る今、
「あ、ここはコレ(このコード)なんだ」
とか、変な気付きがあったりして、何やら楽しくて仕方がありません。
実のところ、数十年経った最近まで、かつてのピアノの先生に見てもらう日の夢を見ることがあって、
「どうしよう、全然練習してない」
「どうしよう、何て言われるかな?」
「どうしよう、なんてごまかそう」
と恐怖にかられ、目が覚めて凄くホッとする、というような事を繰り返していました。
幼稚園の頃に始めたピアノは、いつしか私にとって「やらなくちゃいけないもの」になっていて、とはいえ然程の実力もない事は分かっているから音楽の道に進むわけでもなく、でもやめる勇気もなく。
そして大学卒業と同時にピアノも卒業した時は、滅茶苦茶開放された気がしたのを覚えています。
そんな「やりきった」という思いから、簡単に姪っ子に譲れたのかな?
(てか、そもそも姪っ子がピアノにこれほどのめり込むとは当時誰も思っておらず、邪魔になってすぐ返されると思ったりしていました。)
今だからインナーチャイルド(心の中の幼い頃の自分)と冷静に向き合えて、何か一つ解決できた気がします。
そして、再びピアノとも余裕を持って向き合えています。
恐らくピアノの悪夢はもう見ないで済みそうです。
そんな風で、やりたい放題の週末。
なにより、健康体で迎える休日は、やっぱり楽しいです。
心も体も、健康が一番。