【英検1級】基本形を大切に | ぱんだのえいご学習帳

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やっと英検一級に合格することができたぱんだ子が合格までに準備したエッセイ&スピーチのネタ帳や英語学習について綴るblogです。どこかの誰かの励みになればいいなーと思います。

少し話が脱線しますが…。

 

私は40代になった頃から「歌舞伎鑑賞」にハマりました。

一時期は、毎月1回、劇場に通っていました。

(本当に歌舞伎の好きな方からしたら↑みたいな頻度だって決して多くはないと思いますが…。)

 

結婚して、劇場がたくさんあって、歌舞伎を気軽に身に行ける東京を離れてからは、ガクッと頻度が下がり、この数年は(コロナの影響もあったし…)劇場に出かけることはなくなってしまったのですが。。。

 

歌舞伎にハマった当時、沢山見ていたのが…「中村屋」さんの出演される演目。

中でも、12年前に惜しまれつつお亡くなりになった十八代目中村勘三郎さんの舞台に魅了されていました。

浅草でやっていた平成中村座ももちろん見ましたし、息子さんの勘九郎さんの襲名披露にも駆け付けました。

 

勘三郎さんの生前最後の平成中村座の時に頂いた中村屋の紋の入った手ぬぐいは私の宝物として今も大切にとってあります。

 

その勘三郎さんが遺された名言が…。

 

『型を身に付けねば型破りにはなれない』
型を身につけてから、破るから“型破り”っていうんだよ!
型があるから、型破りっていうんだよ!
型がなかったら「形無し」

 

私は、この言葉は英語学習にも通じるな~と思っています。

”基本”があってこそ、幅広い表現ができるようになるわけで、まずは基本が大事。

エッセイやスピーチの練習でも、「型」を身に着けることから始めました。

 

 

 

英検のエッセイでもスピーチでも…

 

ひらめき電球イントロ

ひらめき電球理由1

ひらめき電球理由2

ひらめき電球理由3(→スピーチは理由は二つなのでこれは要らない)

ひらめき電球結論

 

の構成で用意をすることになりますよね。

 

まずイントロ。

英検の英作文の問題集では、お手本のエッセイごとにスマートなイントロが掲載されていましたが…。

正直、理由1~3を考えるだけで手いっぱい。

模範解答のエッセイを読んで「こんなエッセイを書けない」と思う前に、自分で書けるレベル感のものをとにかく数多く練習して、徐々に自作のエッセイをブラッシュアップしていくようにすれば、

”まともに練習をせずにただただ時間が過ぎて本番になった”

ということは避けられるはずです。

 

私も、かっこいいイントロは今は書けなくてもいいから!と割り切って、3パターンを用意しておいて、その時によって使い分けていました。

 

メモ There has been a lot of discussion about this topic, but~

→長年、議論をされてきているテーマ(例えば、「死刑廃止論」「選挙制度改革」「憲法改正」などなど)の時にはこれを使うことにしていました。

 

メモIt is a controversial topic, but ~

→賛否両論がある話題(「防衛費増額」「医薬品開発における動物実験の是非」などなど)についてはこれを使っていました。

 

メモ Some people say that ~, but~

→~~~という人もいるけど、私は~~思うんですよねーみたいな感じで、「いろんな意見があるよね~、でも私は~」くらいの感じのトピックの時にはこれを使ってました。

 

で、イントロの最後は必ず、「3つの理由があります」ということも書き加えました。

 

沢山、エッセイやスピーチの練習をするうちに、↑の3つ以外の、教材に乗っているようなイントロも書けるようにはなってきます。焦らず、”今の自分のレベルでできることを全力でやる”ことを心がけて、”ワタシなんか無理”と諦めずに準備を続けました。

 

 

同様に、、、3つの理由については、全て

メモFirstly, ~

メモSecondly, ~

メモFinally,~ 

で、最初は書いていました。

参考書で紹介されているいろいろな表現をエッセイで使ってみることも大事です。

ただ、あれやこれやと悩んで、なかなか勉強が進まないのであれば、最初は「ワンパターン」でいいから、”理由の中身”を充実させて”指定の文字数”のエッセイを”ミスなく適切な語彙・正しい構文”で時間内に書き上げる練習に集中することです。

おそらく、余裕で、自分の決めた時間配分の中に納まるようになってくれば、単調な書き出し以外の表現も自然に使えるようになってくるはずなので。

 

 

結論の部分も同様です。

私はメモ” In conclusion, it is evident / clear that~”メモを最初は使い倒していました。

 

2024年度からWritingは「エッセイ」+「要約」になりました。

出題形式変更後の試験を受験された方のSNSやblogを拝見すると、「時間が足りない」と書かれている方がとても多かった印象です。

適切な時間配分の中で、エッセイを書きあげるためにも、日頃からの訓練は今まで以上に重要になってくるかと思います。

 

既にまとまった文章を日頃から書いている方は、模範解答にあるようなエッセイもすらすらと書けると思いますが、そうではない方(→私のようなタイプの人)は、まずは”シンプルバージョン”で色々なテーマで書く練習を時間内で書き上げる練習が効果的かもしれません。

 

「基本」をしっかり練習しなければ「応用」はできないので。。

基礎練習を大切にしましょうねーニコ

 

 

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