続きです。・・・

ここからダメだったけど、記録の為に書いてある部分を載せます。

結果だけ知りたい人は読み飛ばしてください。・・・・

残念ながら、RST信号にインバータを入れても、正常に動作しませんでした。さらに状況悪化してPICKIT4での読み込みも変になり、デバイス情報が読めなくなりました。

あれー困った。　はまったな・・・・。

AVRのソフトはほとんどコピペなので、内容が理解できていなかったが、書き込みが上手くいかないので、勉強のやり直し。

ATTINY10のヒューズビットに関する記載に触れた記事はなかなか見つからない。

先ず、集めていた自分のアーカイブ資料を確認したら、こんなソースコードを発見

『昼夜逆転』工作室からダウンロードした、ファイルを展開して中を覗いてみた。

￥HidAvrWriter_Firm￥HidAvrWriter.c

を発見。もっと中を覗いとけばよかった！。

これが、ソースコードの様だ。ヒューズビットの記載を転記すると

【ヒューズビット】(ftavrw.exe -rf) ※工場出荷設定は Low:01100100(64), Hi:11011111(DF)

※[vusb-20120109/examples/hid-data/firmware/Makefile]参照

Low: 11101111 (EF)

　 ||||++++-- CKSEL[3:0] システムクロック選択

　 ||++-- SUT[1:0] 起動時間

　 |+-- CKOUT (0:PD2にシステムクロックを出力)

　 +-- CKDIV8 クロック分周初期値 (1:1/1, 0:1/8)

High:11-11011 (DB)

　 |||||||+-- RSTDISBL (RESETピン 1:有効, 0:無効(PA2))

　 ||||+++-- BODLEVEL[2:0] (111:Off, 110:1.8, 101:2.7, 100:4.3)

|||+-- WDTON (WDT 0:常時ON, 1:通常)

　 ||+-- SPIEN (1:ISP禁止, 0:ISP許可) ※Parallel時のみ

|+-- EESAVE (消去でEEPROMを 1:消去, 0:保持)

+-- DWEN (On-Chipデバッグ 1:無効, 0:有効)

Ext: -------1 (FF)

+-- SPMEN (SPM命令 1:無効, 0:有効)

【ビルド環境】

Atmel Studio 6 (Version: 6.2.1502 - Service Pack 1)

AVR8_Toolchain_Version:3.4.5.1522 GCC_VERSION:4.8.1

ATtiny2313A 12MHz（クリスタル振動子）

の記載がコメントとして書かれてた。

これがヒューズビットの内容らしい。

Arduino　で設定するのは、

「Clock」「B.O.D Level」「SaveEEPROM」

の3種類。

設定の内容が少ない。ここらへんにヒントが無いでしょうかね。

見つけたソースコードは、Atmel Studio 6　この環境があれば、ヒューズビット含めてコンパイルすれば、ソフトの問題は無くなるのだが・・・

Atmel Studio 6　の環境は作りたくないなー。

という事で、MPLAB　X IDE Ver6.05　にて、プロジェクトを作成して、

Configuration Bits を確認しました。

出荷時は、Low=64　High=DF　EXTEND =FF

らしい。これが初期値の様です。

LOW＝FE　High＝DB

が正しい値らしいので、調べてみました。

CKSEL<3..1> は８MHz以上のクリスタルでは、111をセットする用です。

（データーシート表4クリスタル発信器動作　の表より）

CKSEL<0> は、16KｘＣＫの起動遅延時間を選択し65msの負荷遅延とするとSUT<1.0>では11

となる様です。CKOUT＝１：（出力しない）、CVDIV8＝１（８分周しない）　で、FEの値になるのですが、どうもSUT<1.0>=11　に設定できない。なんか、11 はアプリケーションノートの表7には、（予約）と書いてある。紛らわしい。クリスタル選択なので、表５が優先だと思うのですが。・・・

Hi に関しては、BOD　のレベルを2.7VにするとDBになります。

この内容を　Generate Sourse CODE to Output のボタンをおして出力した結果が下になりました。

***************************************************************************************

FUSES = {

.low = 0xDE, // LOW {SUT_CKSEL=EXTXOSC_8MHZ_XX_14CK_65MS, CKOUT=CLEAR, CKDIV8=CLEAR}

.high = 0xDB, // HIGH {RSTDISBL=CLEAR, BODLEVEL=2V7, WDTON=CLEAR, SPIEN=SET, EESAVE=CLEAR, DWEN=CLEAR}

.extended = 0xFF, // EXTENDED {SELFPRGEN=CLEAR}

};

LOCKBITS = 0xFF; // {LB=NO_LOCK}

*******************************************************************************************

かなり設定内容を変えて試したが、Low側をEFにすることはできませんでした。　

.low = 0xFE,　にしてコンパイルすれば、良いのかな？。。。。。

で、

MPLAB　X IDE Ver6.05にてコンパイルしました。

でも結果は芳しくないです。

困り果てて、さまよった結果、HEXファイルのフォーマットを解析する事にしました。

グーグル先生に聞いてみると、

http://quickturn.xrea.jp/pic/hexfile.html

のPICプログラマのソフトウェア１ ～hexファイルを解釈する～

のページにたどり着きました。

詳細な内容に関しては、先のホームページを参照頂くとして、必要な部分を読み解きます。

適当にLチカのソフトをコンパイルした結果の一部ですが、最後の４行を抜粋してみました。

:02　0000　04　0082　78 //　拡張リニア　アドレスコード　

:03　0000　00　C2DBFF　61 // Data $C2 $DB $FF

:02　0000　04　0083　77 //　拡張リニア　アドレスコード　

:01　0000　00　FF　00 // Data $FF

:00　0000　01　FF

この部分に対応する　コードの部分は、

.low = 0xC2,

// LOW {SUT_CKSEL=EXTXOSC_8MHZ_XX_14CK_65MS, CKOUT=CLEAR, CKDIV8=CLEAR}

.high = 0xDB,

// HIGH {RSTDISBL=CLEAR, BODLEVEL=2V7, WDTON=CLEAR, SPIEN=SET, EESAVE=CLEAR, DWEN=CLEAR}

.extended = 0xFF,

// EXTENDED {SELFPRGEN=CLEAR}

であることが確認できました。.low のデーターを替えてコンパイルした結果の比較からこうなります。

リトルエンディアンと呼ばれる表記でデーターの上下を入れ替えているらしいので、

１行目は

8200　の拡張リニアアドレスコード　を指定し、

2行目

.low .High .extended のデーターを順に記載

3行目

8300　の拡張リニアアドレスコード　を指定し、

4行目

FF のデーターを記載。ここはLOCKBIT　の指定で　FFにする事

5行目

ファイル終了レコードを指定

となっていました。

これを参考に、元のHIDAVRWのデーターに追加すればよいとの結論となります。

この検討の結果から下から4行分この記載を追加しました。

:02000004008278

:03000000FEDBFF25

:02000004008377

:01000000FF00

:00000001FF

となりました。これをエディターで追記して、セーブ。

ですがやっぱり駄目でした。

(´;ω;｀)