「おんな城主 直虎」大河ドラマ館と井伊家龍潭寺を訪ねる(2017/09/17)その② | パンダの音楽

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静岡在住のセレクタ兼チャーターです。

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昨日に続き、直虎バスツアーの記事になります。前日の記事でもアピールしたが、上の画はこのツアーでしか乗ることのできない遠鉄の貴重なラッピングバス。

こちらは同じバスのロータリーで見かけた遠州鉄道の路線バス。

家康くんと直虎ちゃんのラッピング。浜松に住んでいるとありふれたものになってしまっているが、こうやってブログに載せれば珍しがられるだろうな…。

上の画は大河ドラマのメイン舞台となる井伊谷(いいのや)や気賀(きが)など直虎ゆかりの地を案内したマップ。のんびり徒歩で味わう街なかの観光で、"みそまん"を求めて散策するのはオツなもので憧れてしまう。

上述した直虎ゆかりの地は、浜松市に合併される前の旧:引佐郡(いなさぐん)である細江町、引佐町、三ヶ日町などの地域がメインで紹介されている。このパンフレットは奥浜名湖観光協会が発行しているもので、詳細な連絡先などはこちらのホームページをご参照!→奥浜名湖観光協会

バスツアーは大河ドラマ館および気賀関所をあとにして、再びかんざんじ温泉観光協会へ向かう。道中で堀川城跡地を通り過ぎる。井伊家の同胞である今川方の大沢氏の築城だが、徳川家康勢に攻め滅ぼされたものだ。大河ドラマ「おんな城主 直虎」でも放映されたが、多くの地元の農民や雑兵が殺戮されたのが強く印象に残っている。

バスは半日コースの参加者を降ろした後、舘山寺を眺める大草山を登る。車1台が通ることができる程度の幅のくねくねとした山道で、対向車とすれ違う時はハラハラ。さらには、みかん畑の中を貫くカーブを切る時も、さらにハラハラ!、なんてったって遠鉄で1台しかないバス!、こすったりでもしたら大ゴトだな、運転手さんガンバった!。

舘山寺温泉は「かんざんじ荘」に着く。大草山を登るのは初めてであり、この温泉旅館に入るのも初めて。

お昼ご飯にまっしぐら!。

参加者ごとに名前がついたテーブルに着席する。

ジャーン!!、「直虎 井の国の恵みランチ」!!。こんなに豪華なお膳をいただくのはなかなかない事!。

お品書きがこちら。メインは直虎の舞台=地元ブランド豚「浜名湖そだち」の陶板焼き。

もう1回、少し上からのアングルでお膳をパシャリ、このツアーでいちばん念入りな撮影だったと思われる…至福のひと時。

食後、ホテルの展望台に向かう。雨はあがったものの決して良い天気には変わりない。それでも雨雲が少しは上方に遠ざかって眺望を楽しむ。画は東名高速道路を見下ろして浜名湖SAを写す。

先ほどより少し北西方向の眺望。奥浜名湖は気賀方面、つまりは都田川の河口があるエリアで、水の流れをさかのぼれば支流の井伊谷川…直虎の地元につながる。

東名高速道路より南西側の眺望。画ヅラは上の2枚とあまり変わらないが、左側は奥浜名湖マリーナとか大崎海水浴場とかあったり、マリンスポーツの盛んなエリアがある。

さらに南方向へ眺めを変える。舘山寺温泉を見下ろし、ホテル九重とか、舘山寺サゴーロイヤルホテルとか、メジャーな宿泊所が写る。こうして見ると、遊園地パルパルの観覧車はこの地域のシンボルマークである。

ホテル内で売られていた直虎ブランドの地酒、「直虎の夢」。浜松市の酒蔵「出世城」の製造…「花の舞」とともに浜松市域を代表する酒造会社で、日本酒が好きな方であれば少しは名が知られているだろう。

ホテルのラウンジの近くにも売店があり、やはり「直虎ブーム」炸裂。ややブレた画だが、奥に見えるポスターも「おんな城主 直虎」で柴咲コウさんが馬に乗っているいで立ち。こういったドラマがらみの作品はNHKに著作権があるんだろうし、ドラマが終了したら撤去されちゃうんだろうなぁ、って淋しい思いもいだく。

ちなみにこんなに割引券ももらっていたのだが使わずに終わる。これといって自分向けのグッズもなければ、会社の同僚におみやげ買っていくほどの大旅行じゃないしね。なお、「かんざんじ荘」のホームページはこちら→浜名湖かんざんじ荘

「かんざんじ荘」を出た後は、本来のコースでは「かんざんじロープウェイ」で大草山を下りるのだが、悪天候(雨は止んでも強風)のため残念ながら運休。

↑↑↑↑↑上の画はかんざんじロープウェイおよび大草山展望台のパンフレット。見渡す景色にうつる浜松市内の観光名所を簡潔に紹介している。

未練がましくロープウェイ乗り場に向かい、その建物の展望台に上る。だいぶんボヤけた画になってしまった…。オジサンには大きなお世話であるが、「恋人の聖地」といわれる展望台なのだ。

思いの外、青空も広がってきていて眺めはそれなりに楽しめる状態。高低差は20mほどなのだろうか?、高いところに登っただけで「かんざんじ荘」よりも視界が開けたことで少し機嫌が良くなる。

朝のうちの曇天のことを思えば「台風一過」と言えそうな秋の青空が広がりつつある風景、なんだかんだ気持ちが晴れやかになっていく。また舘山寺へは、ゆっくり温泉につかりに来よう。

徐々に展望台の四方はベスト・ヴューに近づく。そもそもこの地には「舘山寺」という曹洞宗のお寺があり、そこに鎮座する観世音菩薩像は高さ16mもある!。確かに舘山寺の温泉街やパルパルあたりから上を眺めると大きい仏像を確認することができる。なお、かんざんじロープウェイのホームページはこちら→かんざんじロープウェイ

再びバスに乗り、浜松市市街へ向かう。画はバスガイドさんがついでくれた緑茶。県外からの観光客に「静岡県ならではのお茶」をアピールしているわけだが、温かいお茶は少し冷えた体にホッコリと美味しくいただき、ありがたかった。

浜松城に着く前に配られた浜松城入場のチケット。天守閣と天守門に入れるわけで¥200はお手ごろ。

浜松城近く(元城町)の小高い丘のふもとあたりでバスを降りる。

向かったのは浜松東照宮、かつての引間城址(ひくまじょうし)。直虎というより家康の歴史に通じている人であればよく知られている史跡で、浜松城の前身となる神社。家康の出世道の起点とも言える。「おんな城主 直虎」で放映されたとおり、家康が武田軍との三方ヶ原合戦で陣営した地であり、「引間城」の名前が出ていた。

決して大きくない、こじんまりとした神社だが、「出世パワースポット」として著名な地である。

徳川家康を祀る神社だが、境内には家康公と秀吉公のセットの像が置かれている。「秀吉?」と思うが豊臣秀吉も16歳の頃にこの地を訪れており、大河ドラマでも登場する「松下氏」に武家奉公していたのだ。

さわやかウォーキングで参加して何度か訪れている神社だが、私も藤枝出身でヨソモノ!、家康にまつわるスポットであることは来てみて初めて知ったものだ。健康づくりを目的に散策をするのだが、こうやって知らない歴史に触れるのは楽しい。

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浜松東照宮から国道152号線を渡り、浜松城公園に入る。画の中央には浜松城、ふもとの駐車場では既に直虎バスがスタンバイなのだった。

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浜松城のすぐ横には浜松市役所(中区役所)があり、また公園の西側には市営の美術館も接しており、浜松市民が集うエリアになっている。

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休日で少しは天気も良くなり、人出が増えた印象。「直虎」目的の観光客も足を運びやすいスポットである。私自身は近年で参加したさわやかウォーキングで何度か立ち寄っているエリアなので、新鮮味はないのだが、ガイドさんに引率されるがまま城内へ向かう。浜松城および浜松城公園のホームページはこちら→浜松城公園

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はい、ドドーン!!、浜松城。黒いフォルムとか新しめの天守閣とか、なかなか凛々しい。お城そのものは昭和33年に再建されたもの。一方、野面積みの石垣は城の建築当時から残っているものである。

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ぶつくさ言いながらもせっかくなんで、浜松城の天守閣を上る。

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館内にあるリアルな家康の3D像。これは2015年に導入されたもの。

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天守閣の展望台から北方向の画。遠くに細江は気賀の町…直虎の地元があるわけだ。すぐ近くのひときわ高い建物はホテルコンコルド、少し割高なホテルだが宴会場も充実していて、いつしか会社のリクレーションで入ったことがある。

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展望台から東方向の画。正面に見える灰色の建物は浜松信用金庫の本店。右側には浜松のシンボルと言えるアクトタワーを望む。

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有名な「権現様しかめ像」、静岡の久能山東照宮や岡崎城公園、浜松市美術館など、家康ゆかりの地で展示されている。

例のごとく、少しばかりだが館内のお土産売り場。ここは直虎関連の商品もあるが、今まで訪れた"直虎ゆかりの地"と比べると「家康くん」率が高い。

続いて天守門に入る。2009~2010年の発掘調査や19世紀の絵図をもとに2014年に復元されたもの。

中は少し天守門についての展示はあるもののガランとしていて、まだ少し新しい木の匂いが残っている。

暗がりだが石落としの画。戦国時代のお城ならではの攻撃アイテム。駿府城とか訪れた他のお城でもあったね、こういうの。

こちら、浜松と"戦国BASARA"がタッグした家康のキャラクター。かなりハンサムすぎる描きである。これと似たようなタッチで「かなり美人」の直虎の画もあり、遠鉄のラッピング電車でよく見かける。

天守門から浜松城を望む。なかなか良い見晴らし台で浜松市街の眺望もグッド!。

浜松城公園の中にある家康像。静岡市の駿府城公園にあるような大御所っぽいドッシリとした出で立ちの像ではなく、こちらはまだ若い武将としての姿がりりしい。

公園内のフード屋台に立ち寄ってみる。

入ったのは「虎の家」というお店。中にぎっしりと家康や直虎関連のお土産が並んでいたのだが…

目をひいたのが「うなぎ味」のアイス。

買っちゃったんだな、これが。しかも山椒つき!。

フタを開けた画。ややベージュ色がかかったバニラアイスのようで、山椒をかけたところ抹茶パウダーのようで…。知らなければ「うなぎ」とはわからん。

…う、う、うなぎ…の味。うなぎの蒲焼のたれが混ぜこまれていたんだね。バニラ味の中にしっかりと甘辛い蒲焼のたれのフレーバーはしっかりと確認できた。けだし、山椒をかけすぎたな、「うなぎの味」を負かしてかなりスパイシーになってしまった。

その後、バスは浜松城から5分ほどで遠鉄百貨店バス乗り場に到着。ツアー終了、解散!。バスガイドさん、運転手さん、楽しい旅行ができ、ありがとうございました。お疲れさまでした!。

今回の旅のお土産…というか、記念品…。大河ドラマ館の横で行われていた絵画展でいただいた木製コースター、直虎ちゃんの画。ホントは絵の具とかクレヨンとかで色をつけてその場で提出するものだったんだろうけど、持って帰ってきちゃった…芸術の秋。

こちらはツアーの参加記念でいただいたお買物クーポン券。過去に何かしら浜松駅の近くで買い物をした時にももらったことがある。けだし、遠鉄百貨店でしか使用することができなくて、¥2,000購入で¥100値引き…と、あまりお得感がない。なので未だに使用していない…。

↑↑↑↑↑上の画は「直虎・家康ゆかりの地観光マップ」とうたってはいるが、メインは浜松市内の地場産品や和洋菓子、伝統工芸品などを紹介している。「浜松みやげ」といえば「うなぎパイ」だけではない!、目の保養と発見ができる冊子である。

あと、龍潭寺近くの「いいのや」で購入したお菓子とサイダー。画は「直虎の決意」という名前のみかんブッセ。お菓子そのものの画を撮り損ねて食べてしまったが、予想通り甘酸っぱいミカンのフレーバーが漂い、ホンワカとした優しい味で、おいしくいただいた。

こちら、「家康くん・直虎ちゃんサイダー」。ごく普通のサイダーの瓶にキャラクターのラベルを貼っただけのような…、ま、おみやげ物だしね。

っていうか、コレ、木村飲料。もう、静岡県内で売られているサイダーで木村飲料の手にかかっていないものはないのだと思われる。

以上、思いの外長い記事になってしまったが、ここまで。バス旅行自体かなり久しぶりの体験で、天気には恵まれなかったが今年の秋の良い思い出になった。おしまい。