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これまで、実際そうであるのに、あまりつまびらかにされてこない向きからの声が聞けるようになったのはネットの普及は大きいと思います。
誰にだって死は訪れる。友人知人、恋人、配偶者、ただすれ違っただけの人。その死を受け止めるとき、もしくは私の死を誰かが知ったとき、『死なれちゃったあとで』のように、優しくライトに語ることができたら、語ってもらえるだけの生をまっとうできたら、と願う。
どこかのひとつの重大事にしないでおきたさも「死」には伴ってると思います。
大仰にするばかりがその役割ではないはずで、誰もに生と死が必ず一回は人生に伴うのですから、泰然(たいぜん)とせよとまではいいませんけれど、ひとつ、死をかんがみて、生に思いを馳せ、いきてるあいだ、をつかみなおすには、これくらい外枠に、自信の意識を置けることが大事な気がします。