体温のあるギフトを | アメブロなpandaheavenブログ

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最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

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住むところがない、生きていくよすががない・・・これに反し国の体たらくが年々劣化をたどり、なのにせしめる方が妙にがめつく、執拗で、リターンが目減りしてる。

 

両親も、小学生の妹も、消息はわからないまま。教室の床に段ボールを敷いて過ごす夜。毛布もなく、学校にあった暗幕にくるまった。寒くて、ひもじくて、心細くてたまらなかった。

 数日後、小学校に避難していた妹の無事がわかった。父親とも連絡がついた。しかし、母親の行方はわからない。妹は先生がいる小学校、持病がある父親は病院に身を寄せ、それから数週間は一人で避難所になっていた志津川中で過ごした。

この心細さがわからない人はいないはずなのに、寄り添い切れなさにもどかしさも覚える。

それが震災なのだとわかってはいても、どうにかならぬのかと一層の不憫を思う。

1か月以上が過ぎた頃、母親の由美さん(当時42歳)=写真=の遺体が見つかった。近所の人と手をつないで避難中に引き返し、津波に巻き込まれたようだった。

重なり、覆いかぶさってくるみたいに、過酷が続く時間が人生には時々ある。

もういいだろうって嘆いて見せても・見せなくても、事実だけは追ってくる。見逃してくれない。

「おいしいね」。小木中の避難所で炊き出しの中華丼を手渡すと、被災者の表情がほっと緩んだ。元気づけたい一心で忙しく動き回った。時には自身の体験も交えながら、親身に、でも、できるだけ明るく声をかけた。「安心して暮らせる日がきっと戻って来るよ」

 1週間の応援から戻ると、久しぶりに志津川中に足を運んだ。高台にある母校からは、復興した街の姿が見える。「いろんな人たちが助けてくれたな」。しみじみとかみしめた。

こころがね、

心が人を救うんだ。

かすかでも、そこに機能してくれて、ぎりぎりでもいいからって、誰かにギフトするんだよ。

 

自分なんか・・とか小理屈いってないで、できることから、微かでいいから、人に心を渡してごらん。

巡りものだから、自分には還ってこないけれどね、いいんだよ。

どっかの誰かが、君のたった一回の「かすかな心配り」で体温を覚えれたことを、忘れたりしないからね。どんどんやりな。