突然ですが【蒼穹の昴】という小説をしっていますか??
著者は浅田次郎で、清代の中国を舞台とした歴史小説です。
小説は好きなのですが、このような歴史ものには興味がありませんでした。
ただ去年せっかくこの本を頂いたので、読んでみたのです。
そしたら、すごーーーく面白い[emoji:i-190][emoji:i-190]
漢字ばかりだし登場人物多いし最初は物語を追うので精一杯でしたが、あっという間に読んでしまいました。
歴史上有名な人物もたくさん登場します。
では簡単に内容紹介[emoji:i-189]
貧家の子、李春雲(春児)は糞拾いによって生計を立てていたが、貧しい家族のために自ら浄身し、宦官となって西太后の元に出仕する。
一方、春児の兄の義兄弟で同郷の梁文秀(史了)は、光緒十二年の科挙を首席(状元)で合格し、
翰林院で九品官人法の官僚制度を上り始める。
滅びゆく清朝の中でこの兄弟を中心に歴史が動いていくという内容なのですが、
歴史上有名な人物もたくさん登場しますし、
何より主人公の李春雲(春児)が成長と共に強運を発揮しながら必死に生きていく姿はカッコイイし何が起こるのかとワクワクします。
でもこの主人公は実在の人物ではないんです・・・
日中共同制作でドラマ化され、1月からはNHK衛星ハイビジョンで放送されているようです。
知り合いの中国人に聞いたら、このドラマ知っていると言っていました。
本の帯に浅田次郎のコメントで、
「私はこの作品を書くために作家になった」と書いてあったのもとても印象的でした。
浅田次郎さんの傑作[emoji:i-198][emoji:i-198]
次は三国志を読んでみたいです[emoji:i-185]