伊坂幸太郎 2012年
家電量販店で働く遠藤二郎は
困っている人を見ると放っておけない性格で
イタリアで修行した悪魔祓いを副業としていた。
ある日知人から
ひきこもりの息子に会ってほしいと言われ
その少年の周囲を探り始める。
システム会社の品質管理部で働く五十嵐真は
300億円の損害を出した
株の誤発注事件の調査を命じられる。
しかし原因を探るうちに彼は
あらゆる場所で不思議な幻覚を見始める。
一見全くつながりのない二郎と真の物語が
「私の話」と「猿の話」として交互に描かれていきます。
そしてそこには常に孫悟空を名乗る猿が付いてまわり
作品全体が奇妙な空気を纏っています。
とにかく不思議な小説で
八割くらい読んでも実体が掴めないままでした。
そしてそこからラストにかけても
驚愕の展開、というよりは
答え合わせが淡々と進んでいく感じ。
しかしいつもの伊坂作品同様
至るところに心に刺さる言葉が散りばめられていて
最後にはうーうー言いながら泣いてしまいました。
圧倒的な力に出会ったとき
誰もが感じてしまう無力感。
それをきっと伊坂さん自身も感じているんだ。
その無力感について
伊坂さんなりの言葉でひとつの形を示してくれました。
隕石を落とすこと。親と子。因果関係。
こんなにも奇妙で不思議で
実態のつかめないような物語なのに
これから先また迷ったら
私はきっと真っ先にこの本をめくると思います。
大切に、とっておこう。
iphoneさんを起こしていただいた後
なんだか急にオムライスが食べたくなり
柏のコクリコというお店へ。
夜はバーになる素敵な内装のお店です。
もちろん迷わずオムライスを注文。
おいしすぎ~。
その後は東京ミッドタウンにある
サントリー美術館へ。
平等院鳳凰堂の
平成大修理完成記念で開かれている
「天上の舞 飛天の美」という
展覧会に行ってきました。
半世紀ぶりとなる修理完成前の特別展示として
寺外初公開の国宝「阿弥陀如来坐像光背飛天」や
同じく国宝の「雲中供養菩薩像」をメインに
インド、中国などから日本へ伝わった
飛天のルーツを辿ることが出来ます。

国宝 阿弥陀如来坐像光背飛天 南4

国宝 雲中供養菩薩像 南1
これらの像は本来阿弥陀如来坐像の周りを
囲むようにして配置されています。
それはまさに神の周りで飛び回る天使のよう。
さらに彩色想定復元模刻もあり
当時の鳳凰堂がどれだけ華やかだったかが
想像するのもとても楽しかったです。
今年の春には修理が完成するそうで
改めて鳳凰堂にも行きたくなりました。
息子はきっと修学旅行で行くんだろうなぁ。
ついてっちゃおうかしら。
天上の舞 飛天の美
in
サントリー美術館 2013.11.23 ~ 2014.1.13
それは8日の夜に突然起こりました。
iphoneに見慣れない表示が出ていたので開いてみたら
Apple IDのパスワードを入力せよとの画面が。
普通に入力するものの再び画面が。
それを何度もくりかえすうちに
wi-fiが切れたりアイコンの表示がおかしくなってきたので
再起動を試みたところ起動しなくなってしまいました。
まあitunesに繋げばなんとかなるだろうと
PCを立ち上げて復元を試みるもエラーの連続。
復元エラーには慣れていたので
そのうち出来るだろうと楽観的に構えていたのですが
iphoneさんはうんともすんとも言わず。
お手上げ状態になってしまったので
Appleの正規サービスプロバイダへ持って行きました。
そこでもなかなか目を覚ましてくれなかったのですが
スタッフさんの努力によってなんとか復活。
ただしやはり本体に難がありそうなので
バックアップは戻さないほうがよいとのことでした。
なのでLINEは新アカウントを作るしかなく
やりこんだポコパンもCandy Crushも初期化。
まあそれはまだいいんだけども
iphoneに録音していたオリジナルの音源や
歌詞のアイデアもろもろ全てが無くなったのが痛すぎる。
そういったものもちゃんと
バックアップとっとかないとダメですね。
なんかiphoneさんに頼りすぎてたなって反省。
実際、iphoneさんがブラックアウトしていた間は
時間を確認する術すらなくて大変でした。
iphoneさんは大切なパートナーだけど
居なくても生活には支障ないようにしないと。
いい勉強になりました。


