きまぐれぱんだのひとりごと -2ページ目

きまぐれぱんだのひとりごと

何気ない日々の出来事や想いを徒然なるままに・・・
文字を使ってひとりごと

いろんなことを削ぎ落としていくと


どんどん軽くなっていく


いままでどれだけの想いを


身に纏っていたのだろう


そのどれもが愛しく


とても大切な大切な想いだった


自分に似合うものがわからなくて


「これが似合うよ。」


「こういうのはどう?」って


誰かに勧められるままそんな気になって


着替えるってことを知らないまま


どんどん重ね着していった


いつしかそれは鉛のように重くなって


動けなくなってはじめて気づいた


着替えてもいいんだってこと


一枚一枚脱いでいってクローゼットに整理した


もう小さくなったものや


着れなくなってしまったものは


写真にとってアルバムへ


だってそのどれもが私を包み守ってくれた大切なものだから


着たいものだけになったクローゼットの中は


カラフルな春の風が吹いている


重ね着はもうしない


とりあえずは


コーディネートを楽しみながら


明日はどんなわたしを着よう


いつか


裸に羽衣を軽く纏っただけで


軽やかなダンスを踊るそのときまで

なんということもなく


時々ふと陥る暗闇


あたたかい鼓動と


静かな呼吸の狭間で


圧倒的な安心感としあわせを感じていながら


どこか奥底のほうで


湧き上がる


それを表すとしたらどんな言葉になるんだろう


理由のない


さびしさと悲しみ


どこか懐かしささえ覚えるそれに


無性に誰かのぬくもりが欲しくなる


空っぽの自分に


心地よい空洞が広がっていく


音も光も届かない静かな静かな闇


私の中の何かが共鳴している


もうひとつの宇宙

震災から二年


それぞれがそれぞれの想いで「あの日」を振り返った一日


当たり前の日常が崩れ去ったあの日


揺れ動いたのは大地だけではなかったように思う


地球が身震いしただけで


こんなにもすべてが変わってしまうのを目の当たりにした


ただがむしゃらに生きるということに邁進した1年がすぎ


大切なものに気づかされ


人の想いのあたたかさと強さに背中を押されながら


生かされた生命をどう生きるのか


無力な自分と自分自身の恐れに向き合い続けた1年


変わらぬものと変わりゆくもの


それでもただ時間は無情に流れてゆく


どんな状況下にあろうとも


ひとりひとり平等に経過した時間軸


過剰反応ともとれる報道をみながら振り返った「あの日」


いつかこの出来事が風化し人々の記憶から忘れ去られたとしても


細胞に刻まれたそれぞれの体験はそれぞれの営みの中に


受け継がれていくのだろう


復興ではなく創造へ


なんとなくそんな流れを感じていた