そして、あれから一週間がたった。

 連絡が全く来ない!\(*`∧´)

 ったくいい加減な奴だな!

 や~めたやめた!バンドなんてクソ喰らえだ!元々、やる気なんてこれっぽっちもなかったしな。

 しかし、そう決心したある日。

 「そいつ」からメールが届いた。

【あのさあ、今日放課後に2-2教室に来てくれない?

 メンバー発表をするから。】

「・・・・・・」

 遅えよっ

 変態か?

「絶対行かねえ!」

 しかし、その時発見してしまった。

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓ 

 ↓

 ↓ 

 来ないなんて、真面目で優等生の君は、まさかそんなことしないよねえ?】

 ブチッ

「コンニャロォォォォー!」俺は携帯を地面に投げつけた。

 バンッ!

・・・・・・壊れました。

 放課後。

 俺は(勿論、2-2教室になど残らずに)早足で帰路についた。 

 しかし、校門を出るとき―――。

「おおい!約束をやぶって帰るなんて、真面目で優等生な君は、まさかしないよねえ?」

 俺は驚いて振り向いた。

 2-2教室の窓に、メガホンを両手に、ニヤけてこちらを見ている「そいつ」がいた。

「―――くっそおおお!」

 あいつ、ぶん殴ってやるっ!

 俺は校舎に向かって全速力で駆け出した。

「ねえ、今度一緒にジャズやろ。お前ドラムできんだろ?」

 そういわれたのは、つい最近の事。確か・・・・・・先週の火曜、いや水曜だっけ?

「なんか、周りの奴らが噂してたぜ、お前の事。メチャメチャ出来るんだってな?」

 それは皆、素人だから上手く見えるんだ。そういうと、そいつは声を上げて笑った。

「でも、どっちにしろすげえってよ。やるじゃん」

 別に何も。チョイ習ってただけだよ。そしたら、また笑いやがった。

「じゃあ、そいつを生かせばいいじゃねえか?どうだ?俺たちと組まねえか?」

 何をだよ、って訊いてみた。答えは分かりきっているが。

「決まってんだろ。バンドだよ」

 あったりまえだろ。そいつはニヤけた。嫌な笑い方だ。

「嫌だ」俺は即答した。

「何故!?」

「似合わねえんだよ、大体。俺にはバンドなんて、ダメだ」

 すると、そいつはハアッとわざとらしくため息をついた。「わかってねえなあ。バンドには似合う似合わねえなんて関係ねえよ。いい演奏が出来ればそれでいいんだ」

「・・・・・・」俺はどこかのホールにいて大勢の観客の前で演奏している自分の姿を思い描いて見た。・・・・・・絶対無理。おっ、新しい四字熟語か?

「絶対無理」

「いいや、無理じゃあねえ。絶対やれって。お前なら出来る、っていうか似合う!女子達からキャーキャー言われる!俺が保証する!」

 ンなモン、保証されんでもいいわっ!

 だが、そいつはしつこく引き下がってきた。

「お願い!とりあえず、一ヶ月だけやってみて。それから考えればいいだろ?一ヶ月だけだって!」

「・・・・・・」

 一ヶ月って・・・・・・。 

「長げえよ」

「じゃ、じゃあ二週間。これでいいだろ?最低でも一曲あわせるのにこれぐらいは必要だ」

 そうか?

「三日でできんじゃねえのか?」

 すると、そいつは目を見開いて俺をじっと見つめた。

 そして、ボソッと呟いた。

「お前・・・・・・天才じゃね?」

 ああ、お前よりは成績いいし、スポーツも出来る。その点は既に承知の上だ。お前からしたら、確かに天才かもな。

「ああ、(お前からしたら)天才だ、俺は」

「認めたあ!こいつナルシだあゴべッ!」

「黙れ!じゃないと入らん!」

「えっ?」突然そいつの目が輝いた。

「・・・・・・ってことは入る、って事・・・・・・?」

「三日だけな」

「イエ~イ・・・・・・ってゼンッゼン喜べましぇ~ん」

 チッ。俺は舌打ちした。

「いやいやいやっ。すっごく嬉しいです!もお、マジ!ホント!有難う有難う!」

 なんて態度の変わり方が激しいんだ!ホント、騒がしい奴だ。

「じゃあ、他のメンバーに伝えときまっす」

 そいつは走り去っていった。

 っていうか、「他のメンバー」って誰だよ?



バンド系?っって思われる方も多いと思われますが、これは列記としたコメディーなので・・・ハイ。



 家に帰ると、母のレイアが夕食の用意をして待っていてくれていた。ニアの顔を見るや否や突然抱きしめる。「お帰りなさい!どうだった?」

「大収穫だよ!」ニアは言った。「これで当分生活の心配はしなくてすむね!」

「あなたのお陰よ!」レイアが腕に力をこめた。ニアは呻いた。「く…くるし…い…」

「さあ、食べなさい。今日は奮発したのよ!」レイアがニアを木椅子に座らせる。目の前には様々な料理がいくつも並べられいた。

「わあっ、すごいや!」ニアは歓声をあげた。と思うと、突然物凄い速さで料理を口に押し込んでいった。相当お腹が空いていたのだ。「うん、旨い!」ジャガイモの料理を口いっぱいにほおばりながら言った。

「そう、よかったわ!」レイアもニアの向かい側につき、食べ始めた。

 食事が終わると、彼らは袋の中身を調べ始めた。中にはたくさんの食料や、生活には欠かせないものが入っていた。勿論、メイスの「小さくなる薬」も・・・・・・。



やっぱ、短すぎますよね・・・。

次回こそ、長くします。