第369号 将来に光はあるのか?(令和6年3月29日) | 生観日記(奈落の罪 ~自己を見つめて~)

生観日記(奈落の罪 ~自己を見つめて~)

人間とは何か?正解はあるのか?悪と共存する私の心は果たして救われるのか?自己を被写体として筆を綴った日記。ひしげる心、メンタル面の変化を見つめ、死後も何かを訴え続けたい。



令和6年3月29日(金)
今、思うこととして自分の気持ちを記してお
きたい。昨今、これまでにないほどこの国の
状況が悪くなっているように思う。悪くとい
うのは、要は普通の人が生きづらい国だと言
うことである。先ずは下の記事を残しておき
たい。記事1〜6は鉄道自殺の記事だが、ほ
ぼ毎日、このような記事が目につく。特に、
埼玉県にある杉戸高野台駅では3月17日に
21歳の若者が飛込み、その翌日にも同駅付
近の踏切で若い女性が飛込み自殺をしている
。当事者間に人間関係があったのかどうかは
定かではないが、本当に胸が痛くなる記事。
続く20日には同じく埼玉県浦和駅で27歳
の女性、京都府日向町駅で45歳の女性が、
24日には東京の足立区北千住駅で飛込みが
あった。
【1】

【2】

【3】

【4】
【5】

【6】

確かに苦しみから一気に開放されるかも知れ
ない、という期待があって飛込みの手段を選
択したのだろう。私は今まで自分が乗車して
いた電車が人身事故に遭ったことはないが、
きっとその多くの人々は腕時計を見て、目的
地までの到着時間を気にしていることだろう
。そこには、苦しみながら自ら命を捨てた人
ヘの感傷等はない。日頃、人の命の大切さを
他人や子供に説いている大人でさえこうした
思考なのだから、如何に人間は偽善で形作ら
れているかが分かる。SNSでは「こんな時
に死にやがって。人の迷惑にならないところ
で死ねよ」というコメントが溢れていた。こ
れは心の中の本音だと思う。顔も名前も知ら
ない人間の命など知ったことかと言うのが正
直な心の動きだろう。更に言えば、その人間
の悲しみや苦しみを仮に知ったとしても、自
分がその人の力になれず助けることが出来な
いのだから、その相手の心の痛みを受け止め
る(想像する)ことを避けたり、拒否するの
ではないだろうか。

先ず、人間というのは、その本質は偽善の心
が備わっていると自省することから自分を見
つめないと始まらない。私の心の中にかなり
の偽善が内包していると言う自覚は、他者の
偽善にも合点しなければならない。人から裏
切られたりしてもやむを得ないのだ。そこに
「諦め」が芽生え、他人に対する期待からの
脱却が可能となる気もする。

他人等に対する期待で一番大きなことは、や
はり「三権」と言うことになるだろう。三権
とは、国会=立法、内閣=行政、裁判所=司
法のこと。人間がこの社会で生活していく中
でどうしても必要になる社会システムである
が、そこに過度な期待をすると裏切られると
言うことになる。上記では諦めるしかないと
記したが、社会システムは私個人のことだけ
ではない。国家全体の問題である。特に昨今
は安全保障上の観点から極めて憂慮される政
策が次々と実行されてしまっている。

そこで、立法と行政を司る人間たちを選出す
るのが選挙なのだが、私も反省しなければな
らないのだが、私自身もその投票基準が、テ
レビに出演しているからとか、友人知人に頼
まれたからとか言って、熟考することなく投
票用紙に名前を書いてしまう。その候補者が
当選した後、気炎を揚げて主張していた演説
の政策はいつの間にか形骸なスローガン化し
てしまい、政党組織に埋没している。遂には
おかしな政策を何の抵抗もなく賛成している
その議員の姿に私自身「またか」とか「やっ
ぱりな」と感じてしまう。ところが、たまに
地元で演説会があって握手をすれば「この人
はまだまだ期待出来る」と根拠のない再確認
をして引き続き応援してしまうのだ。その繰
り返しだ。

演説では万人受けする主張が展開され、本当
にそれが実現する為にはどうしたら良いのか
の具体案が全てに欠けている気がする。その
理由は国会や政府が変われば万事解決すると
錯覚しているからだ。立候補者は頭の片隅で
解っているかも知れないが、演説を聴いてい
る聴衆はその気炎に圧倒され政権交代で全て
が上手くいくと本気で思っている。立候補者
は頭の片隅で解っていると記したが、変わら
ないのに何故あんなに熱弁をふるうのか?
それは彼らの就職活動だからだ。一旦政治家
になってしまえばマスメディアの露出と比例
して政治家としての地位は安泰だ。そこそこ
の生活は約束される。

政策は政治家が立案している数よりも、圧倒
的に省庁の役人が立案している。しかも月に
2度隔週木曜日の午後、米軍幹部と官僚が参
加しての委員会が開かれている。米軍側のう
ち1名は軍人ではなく在日米大使館公使であ
る。日本側の官僚トップは外務省北米局長と
言われている。米軍側のトップは在日米軍司
令部副司令官。海外の軍人と日本の役人が対
話を続けているのだ。これが似非独立国家日
本の本当の姿である。

そこから出された計画が官僚と与党の間で予
定調和のような形で進められてしまっている
のではないのか。政治家は官僚を敵に回した
ら仕事が出来ないばかりか、各省庁からの圧
力で身の危険が生じる。だとすると、美辞麗
句な演説を聴いたところで、国民は「選挙芝
居」に付合い、『国会』というタイトルの映
画に出演する男優や女優を選択しているに過
ぎない。

従って、本当に演説するならその理念を実現
する為にどのように省庁の役人を国民最優先
の政策に賛同させ、その委員会で米軍側に話
しを付けてもらうかやサミット等で外交交渉
をしていくのか等を演説で説明しなければ具
体性がない。単に誰が悪い、何処の政党はど
うだと声を枯らしたところで私の心に響くこ
とはない。米軍(米国)や中国要人、海外の
財界の人々とどのように腹を割って日本の国
益を主張し、外国の富を得ていくのか。最大
の関心事はそこでなければ意味がない。今や
自公政権が日本人の命を脅かすということは
明明白白で殆どの国民が深層心理で解ってい
る。しかし、野党に期待が持てないのは上記
で述べた通り、覚悟が感じられないからだろ
う。官僚も米軍から圧力を掛けられているの
かも知れないし、天皇陛下のご存在をも支配
されているとしたら官僚でもやりようがない
と見て間違いない。いずれにしても、現実の
日本は未だに植民地化されていて、米国ばか
りか、中国利権にも泥まみれになってしまっ
ている。

政府や与党がダメなのは知っている。裏金の
追及も大事だが、それだけではガス抜きにし
かならない。自民党にもガス抜き要因の議員
がいるが、肝心なところでは党の決定事項に
賛成している。これが組織人の限界なのかも
知れない。今、米国も中国も日本から富を奪
うだけ奪ってしまおうとしている気がする。
我々国民に官僚の顔は見えない。誰が何をや
っているのかさえ定かではない。精々、国会
中継で大臣の後ろに座っている人々がそうな
のだろうと言う程度である。

先ほど政治家選びをテレビに出ている人間に
投票してしまうと記したが、このテレビや新
聞という組織も株式会社という営利団体であ
り、株主が存在する。政治家も政治資金パー
ティーがあり、パーティー券を売っている。
しかもその券を外国人が購入しているのだ。
マスメディアも政治家も強く外国資本に影響
を受けていると見て間違いない。マスメディ
アの場合、「日中記者協定」という取り決め
が当時締結され、中国に不利な報道はしない
というようなことになっていた。従って、中
国に関する確度ある情報は専らインターネッ
ト番組から得ることになる。最近では、自衛
隊施設の半分が再エネ燃料が使われており、
仮にその事業者が海外資本だった場合、その
電力消費量から自衛隊の活動状況が判明して
しまうと言う。これは国防上憂慮されると思
うが、大丈夫なのだろうか。

日本人が得る情報というのは、単なるインフ
ォメーションが殆どで、その情報の真偽やそ
こからどうなっていくのかと言うインテリジ
ェンスがない。だから私らが政治的な問題に
ああだこうだ言っているのは、卵の殻や白身
の部分の話しで、本当はどうでもいいことだ
ろうと思う。やはり核となる黄身の部分の話
しを展開しないと何も変わらない。昨今、新
党ブームだが、その演説も中には私に栄養を
与えてくれる情報もあるが、その先が見えな
い。聴衆は政権交代で全てが上手くいくと信
じているのだろうか。そんなに戦後体制が簡
単に崩れて再生するとは私には思えない。最
早、演説で「良いことを言っているな」では
何も変わらないと見て間違いない。結局は期
待外れとなって分裂するのが目に見えてしま
う。期待が強ければ強いほど激しい怒りとな
って、その政党なり政治家を罵ることになる
し、不安な世の中では些細な違いも許せない
為に、言葉に敏感になり分裂が起こる。そん
な揉め事をやっている間、悪政は進行して、
気がついたら右左の思想信条等関係なく、誰
もが生きづらい国になっていたとなる。本当
の相手は国内の政治家同士ではなく、外国資
本家たちなのかも知れない。外国資本家も自
国民の幸せを考えて動いている。そこに良い
悪いはない。我が国の政治家や官僚が外面が
良いのか、やる事がズレている。本当は独立
していないなら「いない」とハッキリ言って
欲しいが、それも外国の立場もあり言えない
のだろう。察してくれよと言うのが本音かも
知れない。曖昧なまま日本の政治が進んでい
る。

話しを冒頭に戻すが、人生に絶望して自ら命
を捨ててしまう人が後を絶たない。或いは、
他人を道づれにして無差別殺人を敢行してし
まう人も増えるかも知れない。どう生きて行
けば・・・と思う気持ちは誰もが抱く大問題
だと思う。疲れたので、続きは後日にする。

(つづく)