パンダノート。 -15ページ目

パンダノート。

41歳の春だからー。


手術前夜、


明日が来るのが怖くて、夕食はあまり味がしなかったのを覚えています。


睡眠薬を飲んで寝たけれど、あまり眠れなかったな。



2015年5月8日。



7時起床。


起き抜けにお水を少し飲んで、朝の検温と手術用の点滴を入れました。



点滴をしているので、あまり大きくも動けず、午前中から来てくれていた母と、ぽつぽつ喋りながら、ベッドで手術室に呼ばれるのを待ちました。



そしてついにその時が。



看護師さんに手を引かれ、点滴の台をガラガラ押しながら、歩いて手術室に入りました。



よっこいしょと自分で手術台に上がり、看護師長とぽつぽつ話をしているうちに、


点滴に麻酔が入り、


まぶたが重たくなって、まばたきを1回。



目を開けたときには、もう病室でした。


途端に左胸に痛みが。



私はあまり覚えていないのですが、付き添ってくれていた母への第一声は、


「…痛い、痛いよ」


だったそうです。




その夜は、


朦朧とした意識の中で、痛み止めが切れると看護師さんを呼ぶ、の繰り返し。



なかなか朝が来なかったな。




つづく。


2015年5月7日。


泣いてもグズッても朝は来ます。


とうとう入院日がやってきた。


11時までに病院に入らなくてはいけなかったので、


早起きして洗濯物を残さず片付け、寝具も洗って、全部まとめてコインランドリーで乾燥し、


部屋中をささっと掃除。


退院してもしばらくは安静なので、出来るだけ家事をしてから入院しなくては。


そして10時。


仕事を休んで迎えに来てくれた母の車で、病院に向かいました。



11時、無事に入院。


着替えてメイクを落とします。
これから10日程、毎日ノーメイクだな。



入院の説明を受けたり、書類に記名したり、
夕方からは術前検査と、先生からの術前説明。


そのさいに、前からお願いしていたことを、念押し。



先生、乳首はどうしても残してください。


「…うーん、本当は乳頭も切除したほうが取り残しがないんだけどね…ガンから乳頭まで、2センチか…うん、わかりました、残しましょう」


ありがとうございます!よろしくお願いします。



「あと、リンパ節への転移を調べるために、手術中にセンチネルリンパ生検というのをするね。そこで転移が見られなければ、それ以上リンパは切除しなくて大丈夫ですから」



「術後はリンパ浮腫にも気をつけなくてはいけないし、左ワキの神経が無くなってしまうから、いろいろ不自由もあるけどね、リンパ転移が無いといいね、がんばりましょう」


手術は翌日の14時30分からに決まりました。



つづく。


2015年5月8日が、手術の日に決まり、


前日から入院、術後10日くらいで退院、その後月末まで自宅療養、


というスケジュールに合わせて、


仕事の調整開始。


己以外、己を養う人間がいない40歳な私、
今後養ってもらえる予定も悲しいかな今のところない私、


仕事を辞めるという選択肢はありません。


会社に迷惑をかけないように、


手術までの1カ月は、通常業務と平行して、前倒しに出来る仕事を片っ端からすべてやっつけて、


私のほかに事務員のいない会社なので、私の留守中に留守番をしていただくパートさんの手配をして、



術後からお世話になる、乳房再建手術をしてもらう形成外科も受診して、



合間に入院に必要な買い物も。


さらに合間には、やはり手術はいやだとシクシク泣いたり、


迫り来る入院日にびくびくしたり、


1カ月間、まったく料理をする気にならず、サブウェイばかり食べていたり、


壮行会をしてもらったり、




忙しかったです。



そして、光の速さか、ってくらい、



嫌なことが控えていると、時間が経つのが本当に早い。


あっという間に入院前夜。


入院の荷物を確認して、早めにベッドに入りましたが、


緊張と不安で、なかなか眠れず。


明日の朝が来なければいいにーー!


うとうとしつつ、結局熟睡出来ずに朝を迎えました。



つづく。