手術前夜、
明日が来るのが怖くて、夕食はあまり味がしなかったのを覚えています。
睡眠薬を飲んで寝たけれど、あまり眠れなかったな。
2015年5月8日。
7時起床。
起き抜けにお水を少し飲んで、朝の検温と手術用の点滴を入れました。
点滴をしているので、あまり大きくも動けず、午前中から来てくれていた母と、ぽつぽつ喋りながら、ベッドで手術室に呼ばれるのを待ちました。
そしてついにその時が。
看護師さんに手を引かれ、点滴の台をガラガラ押しながら、歩いて手術室に入りました。
よっこいしょと自分で手術台に上がり、看護師長とぽつぽつ話をしているうちに、
点滴に麻酔が入り、
まぶたが重たくなって、まばたきを1回。
目を開けたときには、もう病室でした。
途端に左胸に痛みが。
私はあまり覚えていないのですが、付き添ってくれていた母への第一声は、
「…痛い、痛いよ」
だったそうです。
その夜は、
朦朧とした意識の中で、痛み止めが切れると看護師さんを呼ぶ、の繰り返し。
なかなか朝が来なかったな。
つづく。