術後。 | パンダノート。

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41歳の春だからー。


2015年5月9日。


術後1日目の朝です。


ぐっすり寝て目覚めたというのではなく、痛みで朦朧としつつ朝が来た、という感じでしたが、



麻酔は完全に切れたようで、頭はスッキリしていました。



身体には点滴と尿道カテーテルが入っており、自力では動けない状態。


脇からは、廃液を排出するための2本のドレーンも。


でも朝方に打ってもらった痛み止めが効いていて、左胸の痛みはやわらいでいました。




前日の朝から飲まず食わずだったので、



とにかく喉が渇いていました。



…おみず飲みたいな。おなかも空いたな。早く起き上がりたいなー。



なんて思っていたら、看護師さんが登場。



「具合はどう?起き上がれそう?」



起き上がりたい、お腹すいたし、喉もカラカラ。




「顔色もいいね、歩いてトイレ、行ってみる?」



まずはカテーテルを抜いてもらいましたが、




あれ、そんなに痛くないけどほんと気持ち悪いですよね、どぅるん、と抜く時がさ。
何ともいえない声が出ちゃって、看護師さんに笑われてしまいました。



そしていよいよ起き上がります。



…う、痛い…。


最初うっかり左側に重心をかけてしまい、唸りましたが、


看護師さんが見守るなか、


時間がかかりましたが、なんとか右側の力で起き上がり、


自力でパンツを履いて、


ベッド脇に立ち上がることに成功。


心配していためまいや吐き気もなく立ち上がることが出来て、心の中でガッツポーズ。


「良かった、しっかり立てたねー」



そしてまずはおみずをゴクゴク。


ふー、美味しすぎる。


そのまま看護師さんに付き添われ、ドレーンバッグを斜めがけにぶら下げ、点滴を押しながらトイレまで行ってみました。



…よし、大丈夫。
夜中にベッドのなかで、少し手足を動かしていて良かった。



「うん、足元もしっかりしてるし、大丈夫そう。痛みも大丈夫そうなら、点滴も抜こうね。朝ごはん、食べられそう?」



食べるよ!おなかすきましたーー!



無事に朝ごはんのおかゆにありついて、



ぺろり完食。



どこに行くにもドレーンがお友達なのが、なんとも邪魔くさいのと、



脇の神経や皮下脂肪なども切除してしまった左腕は、痛くてまだまだ上がりませんが、



まずは元気。ほぼなんでも出来る。




でも、



まだ術後の左胸を見ることだけは出来なかったです。



つづく。