アラブ首長国連邦の旅 その1 | きなこ と ぱなっち

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きなこ母と娘ぱなっちの楽しい毎日です。

今年の夏休みはアラブ首長国連邦のラス・アル・カイマーへ行って参りました。
ヒルトン・リゾート&スパで、大変ゴージャスなホテルでございました。
でも、ホテルと繁華街以外は、正真正銘の砂漠で、
家などもまったくの掘っ立て小屋、夢の中で見た景色とまったく同じでした。
ラクダも普通に高速道路沿いにいました。

利用したのは、ヴァージン・ホリデイで、飛行機は当然ヴァージン・アトランティック。
到着したのはドバイ。
石油が出るっていうのは、こういうことなのね。
と、まざまざと体感しました。
砂漠と摩天楼が隣り合っているって、すごい光景です。
水も豊富にあるし。
水は海水から作っているのでしょうか?

今回の旅がイギリスで初めてのパッケージ・ツアー。
この国には、近ツリやHISのような格安旅行会社がない。
あるとしても、そういうツアーは、たいていスタンステッドだのガトウィックだの地方空港出発便ばかり。
ヒースローに駐機できる財力のあるメジャー航空会社を使用しない。
旅行会社主催のチャーター便か、全席自由席(?)の格安航空会社。
もともと旅行会社というのは、自転車操業なのだけれど、
去年はイギリスの経済状態悪化をもろに受け、旅行会社が破綻し、
飛行機が飛ばなくなって旅先から帰国できないケースが相次いだ。
ので、少し名の通った旅行会社を利用した方がいいなと思ったのと、
自分でホテルと飛行機を組み合わせてホリデイを作るのもいいけれど、
それだと、「空港ホテル間の移動はお客様手配負担となります。」という問題が残る。
かつて空港送迎サーヴィスのあるホテルだったのは、フィレンチェだけ。
これを解決してくれるのが、航空券&ホテル&現地での移動が全部入っているパッケージ・ツアー。
で、ヒースローから飛べるビーチということで、一番安かったのが、ここラス・アル・カイマー。
カナリー諸島とかも憧れているのだけれど、これはガトウィックからのみ。
ヨーロッパ内のビーチは、悲しいかなみんなガトウィック。

で、良かったですよ、ラス・アル・カイマー。
暑かったけど。それもめちゃくちゃ。
夏に行く所じゃないですね。
冬場に行くといいと思います。
最近、イギリスで、ホリデイ先として流行ってきているみたいですし。


二階建ジャンボで名高いエミレーツ航空が、日本でもさかんにドバイの旅を売り込んでいますが、
ドバイでなくて、どこか別の寂れた国に行くといいと思います。
わたし達が泊まったのはビーチのあるヒルトン(ラス・アル・カイマー内だけであと二つヒルトンあるそうです)ですが、
砂漠の真っ只中にあるホテルもあるようです。


機中泊で翌早朝にドバイに到着。
(日本路線とほぼ同時刻着)
現地係員のお出迎えで、各ホテル行きのバスに振り分けられます。
空港近辺、すごいねーと子供達大興奮でビルを眺めていましたが、
ドバイを出るとすぐに砂漠の単調な景色が続くので、
みんな、寝る。
で、バスに揺られること1時間半くらいかなぁ、
ホテルに到着。

チェック・インしたのはいいけれど、部屋の準備が整うまで、
「無料で特別に朝食を召上がっていただきます。」
と、レストランへ通される。
ぱなっち、寝る。
わたしも、もう食べたくないしー。
でも、ラッテとフルーツを食べてみる。
それを見ていたぱなっちが、パン・ケーキを食べてみる。

このホテルには、ホテル自身のコンシエルジュとは別に、
ヴァージン・ホリディのコンシエルジュがあって、
係りの人には、出発前にオプショナルの手配でお世話になり、
(現地から電話をくれます。現地連絡先の電話番号を渡されますが、自分からかけなくても良いです。)
その人が、打ち合わせを兼ねてお出迎えしてくれる予定時間が11時。
「だいぶ早いけどロビーに行ってみるか。」
と、ロビーに戻ると、ちょうど、そこに。
「ようこそ、お越しくださいました。お部屋はお気に召されましたか?」
「それが、まだ準備が整っていないとかで。。。。」
「フロントに訊いて参りましょう。ここで、お待ちください。」
解決。
それから、手配してもらったオプショナルのクーポンと説明を受けて、
部屋へ。
荷物はコンシエルジュの人が運んでくれます。当然のことながら。
でも、小銭がなかったので、フロントで両替してもらっているうちに既に運んでくれていて、
チップを渡しそびれた。
ヴァージンさんからもらった旅の友に
「地元の小売店で買い物をするのと、チップ用の小銭を忘れないで!」って書いてあったのに。

部屋が凄かった。
今までのなかで一番広いとは言わないけれど、
かつてなかった光景が、お風呂場がガラス張り。
ブラインドがありますが。これ、電動です、当然。

BathRoom





キング・サイズのダブル・ベッドがでーんと一つだったので、
「ツイン・ルームに変えてもらえますか?」
と電話すると、
「生憎ながらツイン・ルームの空きがございませんので、エクストラ・ベッドをすぐにご用意いたします。」
で、すぐシングル・ベッドを入れてくれた。
このお部屋係りの青年にはチップを渡せた。

とりあえず、寝ることにする。



パジャマに着替えるのもめんどくさいので、
わたしは、バス・ローブを着て寝る。

電話のベルがリーンと鳴って、それっきりということ二度。
気のせいかなと思っていたら、トントンとドアをノックする音が。
「ルーム・サービスですが、何かご入用のものはございませんか?」
さっきのは、やっぱり電話かかってきてたんだね。
気がいき届いているんだか、うざいんだかわからない。
まぁ、肌理細やかなサービスの一環なんでしょう。