11:14 | きなこ と ぱなっち

きなこ と ぱなっち

きなこ母と娘ぱなっちの楽しい毎日です。

映画評が「サスペンス・コメディー、だけど良くできている」って書いてあったので、
夜中の映画だったのだけれど見てみた。


[DVD] 11:14
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うん、出だしはただのB級サスペンス。
「なんでそんなことするんだよ~~っ」と、イライラしながら見ていた。


でも、見続けるうちに、ぱなっち爆笑。
「えっ?そこ、そんなにツボにはまる場所??」(最初の男が森に逃げて警官に追われるシーン)
と、置いてきぼりにされること数10分、やっとこの映画の手法が見えて来て、面白くなってきたよ。


ある出来事と出来事が奇妙に絡み合って、11:14に起こる二人と一物の人身事故に結びつきます。


背景(と俳優達の演技)が暗いので、サスペンス仕立てなのですが、思いっきりコメディー。
でも、笑えないブラック・コメディー。
俳優達よ、この台本で、良くもこれだけ重苦しい演技ができたものだ。
と、そこに妙に感心する作品です。


知っている俳優は、今は亡きパトリック・スウェイジくらいなもので、パトリック父さん目当てで見ましたが、
深夜映画で、見る価値ある作品でした。(ゴールデン枠ではちと無理)


これ、結局パトリック父さんの娘が元凶なんじゃない?
こいつが品行方正であれば、まったく事件は起きなかった。
というお話。


一つ分からないのは、森に逃げ込んだ男、
この男に絡んでくる女、後にパトリック父さんの女房であることが分かるのですが、
最初、
「旦那がいなくなった、一緒に探して!」って言っていたのに、後には
「私の娘に何したっ!!」って、男につかみ掛かっていたのは何故?


警官が、この母さんに「お嬢さんが事故で亡くなった。」って言ったの??
あたし、何か聞き逃してる?


と、台詞の一言たりとも聞き逃してはいけない映画でもあります。