手根管症候群 | まことの気になる事!

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手根管症候群


 正中神経が手根管での絞扼・圧迫により絞扼性障害をきたす正中神経低位麻痺のことをさします




病気がみえる11運動器・整形外科P286より抜粋

原因

腱鞘炎(手の酷使など)

関節リウマチ

感染性手関節炎

脱臼や骨折による変形

ガングリオンや腫瘤

などが上げられるが特発性(原因不明)である場合も多い。


その他

閉経、妊娠、出産、アルコール多飲、薬剤性神経障害が原因で発症することも。


好発(よく発症しやすい人)

 

 ◯中高年の女性

 ◯手を酷使する職業やスポーツに従事する人。

 ◯骨折や人工透析の既往のある人

 ◯妊婦

    などが上げられます。


 症状


 ①拇指、示指、中指の掌側に痺れやピリピリ感、疼痛がある。


 ②拇指球筋の萎縮

 ③拇指対立運動障害→猿手

 ④手根部を軽く叩くと抹消にチクチク感や蟻走感(チネル兆候)

 ⑤手関節掌屈位で、しびれ感の増強。

 などが主な症状になります。


 治療・施術


 手の使い方などの日常生活の指導、やなるべく使用しないように装具やテーピングにて手関節固定。


 また前腕屈筋群や手の掌側にある筋肉の緊張を緩和し疼痛の軽減をはかるなど、まずは保存療法が基本に。


 ただ日常生活に支障をきたす場合は注射最悪の場合は、手術も選択肢となります。


 手根管症候群はなかなか痛みがとれない事も多いので、放置せずにまずは然るべき所で相談しましょう。