小麦の味を引き出す塩の役割 | 高橋貴子の飛常識なパンお菓子料理教室開業集客:横浜東京

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さて、先日の「水」の話題に続いて今日は「塩」の話題を。

パンのベーカーズ%における塩の%は1.5%程度が平均値になるので、
(0.5%~2.0%が多いようですが)
さほど影響が大きく内容に思うのですが、実際にいろいろと塩を変えてみると
これもまた深いんですよね~。ラブラブ微妙に味が違うように感じます。

パン作りにおいて塩の役割は3つあります。

①塩味をつける
塩を入れて無いパンはぼそぼそして味気のないパンになります。
無塩パンなるものもありますが、通常は塩味が多少付いているパンの方が
味のインパクトがあっておいしいように思います。

②生地中の雑菌を抑制する。
殺菌効果があるので、生地の中の雑菌の繁殖を抑えることができます。
でも、だからと言って、多量の塩分はパンの酵母の発酵自体も抑制してしまうので
適度な量がいいですよね。
逆にその作用を利用して、味に影響の無い範囲で、夏は若干塩を多めに使って
生地の発酵を抑えたりする場合もあるようです。

③パン生地のコシを強くする。
塩を入れるとグルテンが引き締まり、ダレやすい生地が引き締まり、柔軟な
生地になります。

粉の持つ味によっても塩との相性があるようですね~。

例えば私は「春よ恋」をよく使いますが、
この粉は少し甘めな感じなので、海の精とか、伯方の塩とか、赤穂の天塩なんかがいいかしたと思ったりします。
バゲットにはリスドォルやトラディショナルなど使うので、ゲランドの塩や
モンゴルの塩なんかがいいかしらと思ったりしますね。

これもまた個人の好み。
いろいろとしお味も味わいながら選ぶと面白いです。ラブラブ

それにしても、実験、比較をしたいと思っちゃうとまた買ってしまうわけで、(苦笑)
塩はそう簡単に無くなりませんから、気になって塩を増やすとえらいこっちゃですね。( ̄▽+ ̄*)

次回は実際の塩の種類について解説しま~す!