前回、フランス革命が始まって
フェルゼンがアントワネットの元へ駆けつける
例の森の中での2人の激アツ再会シーンについて書きました
ベルばらのエピソードで行くとEP73の回です。
この回はフランス革命の初期の進行の様子がナレーションで語られ、
ナレーションを挟んで、
バスティーユ陥落のニュースを知ってパリへ急ぐフェルゼン
身の危険を感じてフランスから外国へ亡命する貴族たち
そしてアントワネットとフェルゼンの森の中での再会❤
で幕を閉じます。
このエピソードの扉絵が
セクシーシャツフェルゼン❤という紹介をしましたが、
この回は完全にフェルゼン回です🌳
ついにベルばらの影のうっすい主役フェルゼンの(笑)
主役としての本番を迎えたようです🌸
さてさて、
その次のEP74では、
パリの女性たちを先頭にしてベルサイユへ民衆が押し掛けるベルサイユ行進から、
国王一家がベルサイユからパリのチュイルリー宮殿へ移されるまでです。
そうそう、
ベルサイユのばらの連載は人気ありきで、
人気が出なくなったら打ち切りといった原作者さんと出版社(編集者?)側との約束でその連載が始まったらしいですが、
オスカルが戦死したEP72以降は、
あと10週で打ち切りという通告を原作者さんはされたみたいですね(汗)
その逸話をよくインタビューなどでご本人が語っていらっしゃっていますが、
10週って結構あっという間なのかもしれませんね。
このあたりの物語はそういった連載終了までのページ数の制限の中
練りに練った内容なのでしょう。
でも物語がサクサクと進行していっている印象です。
それにしてもこのあたりのストーリー、
ベルばらファンの方でもあまり読まない箇所かもしれませんね^_^;
特にオスカルとアンドレの恋愛物語にぞっこんの読者さんたちにとっては、
パリ出動で2人があっさりとこの世を去ってしまったので、
その後のストーリはあまり興味がわかないという方も
多いのではないでしょうか^_^;
でも、ところがどっこい!
わたしは久々このあたりのストーリーを読んでみて、
なんとも言えないなつかしさに襲われました(笑)
わたし、よく書いている通り、
10代の子どもの頃はベルばらと言ったら
マリー・アントワネットの物語で
好きな男性キャラはルイ16世だったので(笑)
良く読み込んでいた個所はMC版で
1巻、2巻、9巻だったのです^_^;
なんと5巻~8巻のオスカルが活躍するあたりをすっとばして
オスカルとアンドレの恋愛物語もすっとばして
オスカルとアンドレという名前すらもあまり記憶に留めないまま💦
9巻のフランス革命のあたりを熟読していたという変わり者
(笑)
だからこのあたりのエピソードが懐かしいんだと思います
さてさてエピソード74
最初の1ページでこれから起きるベルサイユ行進の事件が勃発した原因を
ナレーションで説明しています。
バスティーユ攻撃で本格的に始動したフランス革命
その革命の引き金になった原因の一つとして
「食糧難」があげられています。
おお、なんで食糧難?
と少し調べてみたら、
どうやら1787年~88年にかけて天候異常により農作物が不足して、
特に1788年の秋の収穫が大打撃を受けたらしいです。
もう天変地異はしょうがないですね…(゜-゜)
それ+、当時のヨーロッパでの戦争のせいで
穀物の輸入のための海のルートが断たれてしまって、
それゆえどうしようもない食糧難だったみたいです。
なのに革命勢力に対抗するために、
王室は軍隊をあちこちから呼んじゃったんですね…(@_@)
兵隊の数はかなりの数に上ったと思われますので、
食糧難になったというのは確かに想像できます。
そして飢えたパリの人々の怒りに火がつき、
女性たち6000人越え、
それ+
男性陣と国民衛兵たちが3万人(!)
大行進を開始しました。
このときルイ16世は狩りへ行ってる最中で
ベルサイユには不在だったみたいで、
アントワネットの近くにいたフェルゼンはじめ廷臣たちが
アントワネットに子どもたちを連れてランブイエに逃げるように説得します。
ランブイエ🌸
なんだか優雅な名前です(笑)
わたし、勝手にランブイエ、国境近くの町のイメージで
遠くまで逃げろと言うことだと思っていたのですが、
ちょっと調べてみたら、
ランブイエはベルサイユからそんなに離れていない場所でした。
はい、いつものGoogleマップ❤
右にパリ、中央にベルサイユ、
その南西にランブイエがあります。
ピンクのアンダーライン引いてあるところです。
ベルサイユからランブイエまで車で37分🚙
自転車で2時間ということなので🚲
馬車だと1時間くらいでしょうか?🐎
そこにランブイエ城というお城があるそうです。
フェルゼン、
さすがに軍の司令官ですねー。
作戦が具体的で、
ものすごく的確に説明しています。
でもベルサイユ脱出の準備の時間はなくて
すでに群衆がベルサイユ宮殿を囲んでしまっています。
ここでアントワンネット、
いきなりフランス王妃としての誇りが顔を出します
毅然と死を待つと。
その態度にフェルゼンも何も言えずに立ち尽くしています…
【ベルサイユのばら 電子版 9巻】
そしてなぜだかこのシーンに大妄想モードON!
(笑)
この窓際に決心を固めて毅然と佇むアントワネットと
その近くでなすすべもなく立ち尽くすフェルゼンの図が、
なんだか...
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
これを思いだした👆
アンドレの妻になると決めたオスカルと、
えっ?
ってなっているアンドレの図🍃
^_^;
両方のシーン、
女性側が覚悟を決めて窓の前に立ち、
男性側がその決心にビックリし過ぎて放心状態…
変なシンクロ!(と、大妄想)
でも2つのシーンを並べて見たら
勝手にこんなこと思った…
ベルばらの主人公はアントワネットとオスカルと
フェルゼンってことになっているけど、
やっぱり真のベルばらの主人公は
アントワネットとオスカルで
アンドレはオスカルを
フェルゼンはアントワネットを
心から愛し守っているのだけれども、
でも主人公である2人の女性たちは
守られているだけの受身の立場だけじゃない。
主体的に誇りと信念を持って
自分の人生の方向性と
それから起こす行動を能動的に自分自身で決めて、
アンドレもフェルゼンも、
その固い決意に干渉することはないし、
できない
そんな女性たちの主体的な生きざまみたいなものを
勝手に感じ取ってしまいました
さてさてこの後、
一夜明けてついに民衆がベルサイユ宮殿を襲撃します。
続き書きたいのですが、
昨日からなんだか突然結膜炎になっていて
目と喉の痛みが増してきたので、
ちょっと短いですが
ここで一旦切ります
続く…