前回でバスティーユ攻撃のところまでフランス

 

つまり、

 

オスカルの戦死のシーンのところまで書きました。

 

 

さあ! ついに、

 

バスティーユ後の展開ですね。

 

この先の展開のところは最近あんまりじっくり読んでいなかったので、

是非ゆっくり読んでみたい個所だったのです(*'ω'*)

 

 

さてさて、

 

オスカルが亡くなるシーンがエピソード72のラストですフランス

 

オスカルとアンドレのベッドシーンがエピソード68なので、

 

このあたりの回は連載当時、毎週毎週

とんでもなく内容の濃い物語が展開されていたんですね(・ω・)ノ💦

 

 

オスカルの戦死後のエピソード73の冒頭☆

 

革命の勃発を就寝中のルイ16世に知らされるシーンで始まります。

 

そしてその次のシーンが、

 

フェルゼンが2頭立ての馬車でパリへ向かっているシーンです。

 

これ👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

かなりの大荷物ですねー。

フランスに長期滞在の予定でやってきたんでしょうね。

 

 

フェルゼンはオスカルとアンドレはパリで暴徒に襲われたとき、

スウェーデン近衛隊を引き連れてスウェーデンに帰国する道中で、

 

その目的はロシアとの戦争に赴くためでした。

 

それがバスティーユ攻撃の約1年前。

 

史実では1788年にロシアとの戦争に赴いたフェルゼンですが、

(行き先はノルウェーだったらしい…)

 

スウェーデン国王の命令で数か月後には

フランスフランスに戻ってきているみたいです。

 

 

ベルばら赤薔薇のストーリーでは、

 

1788年の秋くらいからフェルゼンは

フランスにいなかった設定なのかも知れません。

 

そうなると王妃さまとフェルゼンは1年近く

離れ離れだったということでしょうか…

 

フェルゼンって、

 

本当にフランスにあんまりいないんですよねー^_^;

 

 

 

さてさて、

 

パリへ向かっているフェルゼン伯ですが、

 

フェルゼンのお顔が…

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

 

なんだか、なまめかしい…(笑)

 

 

そうなんですねー。

 

フェルゼンって戦地で戦っているタイプの軍人さんで、

 

ベルばらの前半ではがっちり体型で大柄の

「男らしさ」全開キャラでした🐎

 

こういうの👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

もう体型がラグビー選手(笑)

 

 

ベルばらの第1巻のオープニングでも赤薔薇

 

【ベルサイユのばら 電子版 1巻】

 

「男らしい」美貌に恵まれたフェルゼン🌳

 

って、

 

「男らしさ」が前面に出てる系キャラでした。

 

見よ! このお習字の一みたいなぶっとい眉毛を!!👆

 

(笑)

 

 

それがバスティーユ後には、

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

線のほっそい無気力

眉もほっそい無気力

 

完全になまめかしキャラピンク薔薇に大変身です。

 

サンジェストくんとか

外伝のリオネル系キャラですピンク薔薇

 

 

ちなみにこのエピソードの扉絵、

以前も紹介しましたが、

 

これです👇

 

【ベルサイユのばら 英語版 4巻】

 

セクシーシャツフェルゼン伯降臨!!

ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

 

あーん、なまめかしい❤

 

(笑)

 

よーくみるとブドウの房にも囲まれて🍇(ぶどうといえばアンドレ?)

そしてセクシーシャツ姿で❤

 

完全にアンドレポジションを継承することが

宣言されているかのようです(笑)

(なんなの?? その手のなまめかしさ❤)

 

 

 

さてさて話戻ります。

 

 

パリへ向かう馬車に馬に乗った通りすがりのどなたかがすれ違って、

 

フェルゼンはパリで革命騒ぎが起きていることを

その時初めてその人からの情報で知ることとなります。

 

18世紀当時はTVもインターネットもありませんものね。

事件のニュースが広まるのも遅かったと思います。

 

フェルゼンはパリで革命騒ぎが起きていること、

バスティーユが落とされたこと、

その事件に寝返ったフランス衛兵隊が関わっていること

 

そのあたりの情報を入手しました。

 

ものすごく驚くフェルゼン!!

 

 

そして、

 

パリへ急ぎたいフェルゼンと、

行きたくない御者。

 

 

さすが軍の司令官フェルゼン伯🐎

 

 

嫌がる御者から馬車の運転席をとっとと奪い、

たぶん御者はその場に放置して、

パリへ馬車を走らせます🐎

 

 

そのときのシーンがこちら👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

愛する王妃さまとオスカルのことを思って

馬車を走らせるフェルゼンですが…馬馬

 

 

んん??

 

 

まずフェルゼンの脳裏によぎったのが

愛する王妃さまではなく、

 

オスカル?

 

 

オスカルの名前を2回呼んで、

アントワネットさまは1回...

 

 

...|ω・)

 

 

まあ、あれですね…

 

パリでの革命騒動の話を聞いたときにフェルゼンは

民衆に寝返った衛兵隊の話も一緒に聞いたので、

 

それでオスカルのことがまず思い浮かんで

彼の意識を占拠したんでしょうけど、

 

 

でも、

 

うーん…

 

(@_@)

 

 

これから王妃さまの元へ帰る予定のフェルゼンだったと思うので、

頭の中はすでに愛する王妃さまのことでいっぱいで、

 

フランスで暴動のニュースを聞いたら、

 

真っ先に愛する人のことが心配すぎる!って、

なるもんなんじゃないでしょうか??

 

 

でもフェルゼンの頭の中は、

 

王妃さまよりもオスカルのことが

大きいみたいに描かれている…

 

 

わたしなんとなくこのシーンと、

 

オスカルが民衆に寝返ったときにいろいろなものに別れを告げるシーンの

「さら...ば...フェルゼン伯...!!」のところが、

 

リンクしているように(勝手に)感じました。

 

関連記事👇

 

 

 

このシーンですね👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

オスカルの最後に別れを告げたものがフェルゼンだった件無気力

 

 

描かれ方からするとたぶん

オスカルの中でフェルゼンの存在は大きいもののよう。

 

そして、

フェルゼンがパリへ馬車を走らせるシーンを見て思った…

 

 

フェルゼンの意識の中でも、

 

オスカルの存在は大きいみたい…

 

 

場合によっては愛する王妃さまをしのぐくらい、

オスカルの存在ってフェルゼンの中で大きかったのかも

 

なーんて妄想してしまいました。

 

 

フェルゼンの中でもオスカルの中でも、

お互いの存在が一番大きく描かれ、

 

どちらも王妃さまが2番手...(笑)

 

 

まあ考えるに、

 

フェルゼンにとってオスカルって、

青春を分けあった大切な親友だったんでしょうね。

 

フェルゼンってヨーロッパの中を移動していたり、

アメリカ遠征に参加していたりでアメリカ

フランスにあまり留まっていないから詳細は不明ですが、

 

同世代で気兼ねなく付き合える同性の親友って

人生を通してあまり得られなかったのかも知れません。

 

まあ貴族社会っていつも勢力争いなので、

みんな孤独そうです。

 

フェルゼンはフランスでは外国人だし、

田舎者扱いされていたかもしれない。

 

なので余計、

友人って貴重な存在だったのかも。

 

オスカルとは気が合って、同じ年齢で、

しかも同じ軍人貴族で、

ともに王妃さまのお気に入り赤薔薇

 

前半の2人は本当に仲の良い親友として描かれていました。

 

 

フェルゼンはオスカルをふった側というか、

 

オスカルが自分に片思いをしていた事実を確認したとき、

ものすごーくショックを受けていて、

 

そしてとっとと友人関係を解消して

オスカルの前から去って行ってしまいました。

 

 

あのオスカルがフラれるシーン、

 

フェルゼンがオスカルの髪をガってかき上げて

自分の知りたかった事実をとっとと確認して、

 

オスカルの気持ちも聞くことなく

自分の気持ちだけぶつけて去っていったフェルゼンに、

 

おーい! フェルゼンやーい!! 

 

"(-""-)"

 

って、ちょっと腹立ってましたが、

 

でもフェルゼンの気持ちを考えると、

 

オスカルという親友を失わざるを得ない運命に

ものすごい喪失感だったのかもしれません。

 

フランスで得た、

 

いやひょっとしたらフェルゼンにとってはこの世で唯一の

気を許せる大親友であるオスカルを失ってしまった喪失感🍂

 

だったのかも。

 

フェルゼンはオスカルが女性だと知っていたけど、

きっと男同士の友情的な感覚だったんでしょう。

 

 

フェルゼンとオスカルは18歳のときに出会っているので、

途中で別れは合ったけれども、

バスティーユの時点で15年来の友人関係です。

 

青春時代を共に生き、

共に王妃さまにお仕えしている感覚だったに違いないフェルゼンにとって、

 

オスカルってきっと

特別な存在だったんじゃないでしょうか。

 

 

そしてオスカルにとってもそれは同じだったのかも。

 

オスカルはそこに「片思い」という苦しい心情が入ってきてしまうので、

フェルゼンのオスカルに対する思いとは違うものでしょうけど、

 

青春時代の思い出に「恋愛要素」って結構記憶に残るものです。

(ものによりますが…(笑))

 

たぶんオスカルにとっての青春はフェルゼンで、

フェルゼンにとっての青春も

オスカルの要素は強かったのかも。

 

もうお互いが青春を代表する人たち🍃

 

 

フェルゼンにとって愛する人は王妃さまだけども、

 

王妃さまは国王陛下のお妃だし、

一緒に居られる時間は限られているので、

 

交流を深め絆も深め合ったのはきっと、

オスカルとフェルゼンのこの2人だったのかもしれません。

 

 

民衆に寝返ったときにフェルゼンを一番強く思ったオスカルと(たぶん)

 

パリでの革命のニュースを聞いて、

 

王妃さま以上にオスカルのことを思ったフェルゼン(たぶん)

 

無気力無気力

 

 

なんだかこの2人の絆の強さというか、

 

離れていても繋がっていた

魂のつながりのようなものを勝手に感じました。

 

 

さあこの後、

 

 

フェルゼンは王妃さまの忠実な騎士として

王妃さまの元へ帰っていくのですね…赤薔薇