バレンタイン・デーということで❤

 

恋愛関係の記事を書きます(笑)

 

ベルばらの主人公たち、

 

アントワネット、オスカル、フェルゼン+アンドレの

恋愛と結婚についてのお話です赤薔薇

 

 

さてさて、

 

前回書いた個所、アントワネットとオスカルの

最後の対話のシーンを読んでいたら👇

 

 

王妃さまのこのセリフになんだか考えさせられてしまったわたし...猫しっぽ猫あたま

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

命の限りを込めてフェルゼンのことを愛していると

オスカルに告白する王妃さまピンク薔薇

 

でもこのときフェルゼンはスウェーデン国王の命令でフランスを離れ

故郷スウェーデンに帰っていた模様。

 

フェルゼンはオスカルとアンドレがパリで襲われた前年の秋に🍂

スウェーデン近衛兵を引き連れて帰国の途中だったので、

 

その時から故郷にいたとしたら、

もう7~8ヵ月くらい王妃さまと離れ離れということですね。

 

 

王妃さまが嘆いているそのセリフから伺えるのは、

 

愛するフェルゼンに自分の側に戻ってきて欲しい…

側にいて欲しい

 

という焦がれるような思い…。

 

フランスは革命直前の動乱のさ中。

 

ジョゼフ王子もこの1か月ほど前に亡くなり、

王妃さまは孤独の中にいるんだと思います。

 

そりゃあー、

愛する人に側にいてもらいたいよね(T_T)

 

 

でも王妃さまはフェルゼンに、

フランスに戻って自分の側にいて欲しいと言えないの。

 

なぜなら、

 

王妃さまにはもう

お金もたしかな権力もないのだから…

 

そんなセリフに見え隠れするもの。

 

それは…

 

財産やら権力と言った「力」がない限り

愛する人に甘えてはいけない

迷惑をかけてはいけない

 

そんな思い。

 

人に愛されるためには資格が必要で、

 

お金だったり権力だったり地位だったり、

何かしらの力が必要で、

 

力のないものは愛されない

愛して欲しいと望んではいけない

 

アントワネットの無意識の中に、

 

力を引き合いに出した愛の獲得みたいな

そんな呪縛的な発想を感じてしまいます。

 

フェルゼンの無償の愛を信じ切れていないような王妃さま…ネザーランド・ドワーフ

 

無償の愛の存在すらも信じていないような、

そんな描かれ方です。

 

 

…で、おもしろいのが、

 

この次のエピソードで、フェルゼンが家族と故郷を捨て

フランスの王妃さまの元へ旅立とうとしているシーンがあって、

(たぶん、バスティーユ攻撃の1週間ほど前)

 

フェルゼンと妹のソフィアのお別れのシーンで

ソフィアがフェルゼンに言ったセリフ…ピンク薔薇

 

「愛に生きる…と…」

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

「約束された栄光を 地位を財産を名誉をすべてすてて…

さかまく嵐の中で あのかたへの許されぬ愛に燃えつきると…!?」

 

ソフィアの理解では、

 

フェルゼンは栄光も財産も名誉も全てを捨てて

許されぬ愛と知りながらもそんな愛を選ぶ

 

そんな描写です。

 

 

愛のために持っているすべての力を捨て去るフェルゼン…

 

力がないからフェルゼンの愛を得られないと

思い込んでいるアントワネット…

 

そんな別々の思いを抱えた2人の愛と人生は再び、

バスティーユ後の森の中で交わることとなります…

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

ここに描かれている愛の物語は、

力に支えられた愛の物語ではなく、

 

愛が力に勝る

 

そんな物語です赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇

 

 

アントワネットとフェルゼン。

 

この2人は革命の前まではこれでもかというくらいに

権力などの「力」を有した種類の人たちでした。

 

アントワネットはヨーロッパ一の権力者である

フランス国王の妃で👑

 

フェルゼンはスウェーデン国王の信頼も厚い

フェルゼン伯爵家の御曹司赤薔薇

 

でも、

 

真実の愛を学んでいく過程に

「力を失う」というプロセスを経験する2人。

 

バスティーユ後のあいびきシーンでも、

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

「ぼく(笑)にはなんの力もない…」

 

というフェルゼンに対し、

 

「いいえ いいえ フェルゼン… なにもかも失ったかわりに… フェルゼン…

わたしは真の愛を得ました」

 

と答えるアントワネット。

 

力を失い真の愛を得る赤薔薇

 

この2人の愛の物語では、

愛が力を完全に上回っています。

 

 

アントワネットの続きのセリフピンク薔薇

 

「あなたにめぐりあえて… よかった…!」

 

が、しみます…(T_T)ピンク薔薇

 

 

力をもって生まれてきた2人は力を失い、

フェルゼンは愛のために力を捨て、

 

でも2人とも真実の愛を学び見つけ出し、

お互い巡り合えたことを感謝する…

 

しみます…(2回目(笑))

 

 

これ、オスカルとアンドレの愛の物語も

結構近いものがあって、

 

バスティーユ攻撃の前のシーンに戻りますが、

 

フェルゼンが王妃さまへの愛のために家族を故郷を捨てて

フランスを向かったのがバスティーユの1週間くらい前。

 

そのあたりにオスカルとアンドレに何があったかというと…

 

はい、ドドーん!👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

2人が結ばれるシーンですね~赤薔薇ピンク薔薇

 

この2人の愛の物語にも因縁の

「力」VS「愛」の物語があって、

 

この2人はお互い独身同士ですが身分違いの恋であり、

アンドレは身分がないゆえにオスカルに愛を伝えられずにいました。

 

その間15年以上!恐竜くん

 

オスカルも結婚をあきらめて

アンドレとともに人生を生きて行こうと決心してもなお、

 

身分違いゆえにそれ以上の関係に進めないような感じに描かれていました。

(身分だけのお話ではないかもしれませんが…)

 

 

パリ出動前夜🌙

 

最後の夜をアンドレと共に過ごし

夫婦として結ばれることを決心したオスカル。

 

それに対してアンドレが問います。

 

はい、ベルばらきっての名セリフ赤薔薇

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

アンドレによる、

 

自分には何もない大申告劇場☆

 

それに対しオスカルは、

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

愛に力ではなく、

 

心優しさや温かさ、

そういったものを求めていて、

 

アンドレの存在が自分には一番必要なもの

 

そう理解し宣言しています赤薔薇

 

 

どちらかが力を持っていて相手を守る

 

そういった形ではなく、

 

お互いを分かち合うことを望む2人…

 

 

この時点ではまだオスカルは貴族であり、

実質的な地位や権力は持っている状態なのですけれどもね。

 

 

そして迎えたパリ出動で、

 

民衆に寝返る直前にオスカルがしたこと…

 

それが自分の持っている「力」の全放棄。

 

階級章をブチブチって引きちぎって(゚д゚)!

軍隊での階級を捨て、

 

自分に与えられていた領土と

貴族の身分を捨てることを

衛兵隊員たちの前で宣言したオスカル。

 

すべてを捨て去った後に進撃を開始し、

オスカルがまずしたことが、

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

この前夜結ばれたばかりの夫になったアンドレに

結婚式をすることを宣言❤

 

オスカル、なんだか嬉しそう(*'ω'*)❤

 

アンドレはびっくりしてるけど(笑)

 

 

もうここで見えるのは、

 

愛も結婚も、

力をベースに成立させていないオスカルの姿勢。

 

力があるから愛を獲得できるわけでもなく

結婚できるわけでもなく、

 

その反対の世界なのですね。

 

 

このあたりの愛と力の関係性、

 

身分やその他諸々何も持っていなかったアンドレも

別の形で勉強していたように思います。

 

アンドレはオスカルにジェローデルとの結婚話が持ち上がっていたとき、

オスカルを失ってしまうことへの恐怖で心がむしばまれ、

 

草むしって大号泣…えーん

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

身分のない男の愛は無能なのか!?

 

そう思っていたのですね…

 

というか当時の社会にそう思い込まされていました。

 

 

でもアンドレは実際の「力」を手に入れたわけでもないのに、

最終的にはそのままの身分でオスカルの愛を手に入れ、

 

そして結婚まで至った…

 

なんだか考えさせられます。

 

 

アントワネットとフェルゼンも、

 

すべてを失ったあとに2人の愛は陰ることなく

逆に命を灯し、

 

ただの恋愛ではなく、

2人の中では結婚に至っていましたピンク薔薇

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

2人のこの世での最後の夜、

 

フェルゼンはアントワネットにフェルゼン家の紋章入りの指輪を送り💍

 

ついに結ばれた2人。

 

これ、もう、

 

結婚式ですねピンク薔薇

 

 

何の力がなくなったとしても

命がけで愛し合う2人。

 

そして結ばれる…

 

愛や結婚が

 

力と無縁のところで展開し、

 

力がない状態だからこそ

真実の愛が生まれ育まれていく…

 

なんだかそんなことをベルばらのストーリーを通して、

教えられているような気がします(*'ω'*)

 

 

さてさて、世の中、

 

バレンタインですね!恐竜くんハートのバルーン

 

(笑)

 

 

恋愛、結婚…

 

どんな要素に価値を置いて進めていくのか

人によるとは思います。

 

恋愛と結婚は別物!

 

という人も多いかもしれません。

 

恋愛はドキドキ感を味わいたいけれども、

 

結婚は生活が関わてくるのだから、

年収はいくら以上でこういった職業の人と結婚したい!

 

という女性陣も多いかもしれません。

 

恋愛相手や結婚相手を

相手の持っている「力」で値踏みする生き方の人もいるでしょう。

 

そういった人

多いのかもしれません。

 

でもきっとベルばらの中に描かれている世界は

その正反対なものなのかもと想像してしまう…無気力

 

 

すべてを捨てて、

愛に生きる…

 

うーん恐竜くん

 

大変な人生の選択です(笑)

 

 

わたし個人は結構、

 

ベルばら的恋愛&結婚を

無謀にもしてしまったタイプです(笑)

 

若気の至りで…^_^;

 

何もない人と結婚し(吐き出せるときに吐き出しておこう…(笑))

未来はいつも不安定…恐竜くん

 

大変だけれども、でも

楽しいと言えばそうかもしれません。

 

対する相棒は、

 

愛のために故郷と家族を捨てた…

(よっ! フェルゼン!(笑))

 

というか、

なんだかふら~とついてきた…熊しっぽ熊あたまうお座

 

あっでも、

テレビ電話で繋がっているけど(笑)

 

 

ベルばらを読んでなんだか励まされている感を感じるのは、

 

自分の心の赴くままに精いっぱい生きる生き方が

この作品の中に描かれているからかも

 

なーんて想像してしまいます。

 

過去に原作者さんがTV番組で語っているYouTube動画を

たまに観ますが、

 

自由に生きることと

自分の人生に責任を持つこと

 

なんだかこの2つを

いつもセットで語っているような気がします。

 

自由に生きることって

結構大変です。

 

自分で自分の人生に責任を持たなければいけないから。

 

 

でもベルばらの主人公たちは

精いっぱい愛に生きて、

 

でも何も後悔していない人生です。

 

オスカルの最後の言葉赤薔薇

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

励まされます…無気力

 

 

ベルばら、読み方は人それぞれなので、

 

ここに書いたのはあくまでもわたしもベルばらの主人公たちの

愛と結婚観なのですが、

 

愛って何なんでしょうね!?

 

恐竜くん恐竜くん恐竜くん

 

永遠に学びの日々です赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇

 

猫しっぽ猫あたまうお座

 

 

 

ハッピー バレンタイン・デイ!ハートのバルーン