ちょっと前に書いたこの記事👇

 

 

「男性の視点でものを考えられる女性に男性はヌマりがち」

 

といった視点で恋愛を語る

とあるYoutube動画に触発されて書いたのですが^_^;

 

 

そういえばアンドレがオスカルに恋心を抱いて行ったプロセスに、

 

オスカルが男性の視点でものを考え

さらには男性の心理をものすごく理解していたことも

影響していたんじゃないか?

 

そのことでアンドレのことも深く理解できて

深く理解されることでよりアンドレの恋心は加速したんじゃないか?

 

みたいな視点で、

 

アンドレのオスカルへ恋に落ちていくプロセスを

今一度追ってみました🌸

 

 

実はこの記事を書いた後、

 

もう一人オスカルに恋に落ちて行った人物のことに関して

同じ視点で考えたのです(*'ω'*)

 

それが…

 

 

アラン☆

 

【ベルサイユのばら 電子版 6巻】

 

衛兵隊のオスカルの部下です。

 

アラン、

 

ベルばらではオスカルが衛兵隊に移動した以降にしか出てこないのですが、

 

オスカルにつっかかていたと思ったら、

オスカルに恋していて、

急に不意打ちキスしたりと( ゚Д゚)💦

 

結構油断ならないやつです(笑)
 

 

油断ならない感、

 

アンドレっぽい??

 

恐竜くん

 

(笑)

 

 

アランはベルばらの読者さんの中では

結構人気キャラみたいですね(*'ω'*)

 

ベルばらの男性キャラの中ではアランがいいわ❤という方、

一定数いるようです。

 

 

原作者さん本人も、

 

40周年インタビュのときの押しキャラはルイ16世🌸

(わたしも初読12歳のときからルイ好き)

 

50周年になってルイ16世+アランになったとか^_^;

 

信念を貫く人がぐっとくるようです❤

(ベルサイユのばら「アニバーサリーブックより」)

 

原作者さん、

 

ベルばら読者の中で人気のアンドレとかフェルゼンとかには

実世界ではあまりぐっとこないのかしら?(笑)

 

おもしろいです。

 

 

さてさてアランですね~

 

アランとオスカルの関係性の軌跡を考えてみたいのですが、

 

まずアランはオスカルよりも年下です。

 

ベルばら大辞典の原作者さんの見解によると、

革命当時、アランは27,8歳ということらしいです。

 

…ということはオスカルが衛兵隊に赴任したとき、

彼は25、6歳ということですね。

 

大人だけど、

まだ若造といったところでしょうか?

 

(笑)

 

オスカルとの年齢差はそう考えると、5歳くらい?

 

少し差があるのですね。

 

 

アランがオスカルに恋をしていくプロセスは

ほぼ描かれていないので、

 

三部会会場外の雨のシーンで

いきなりオスカルにキスしたアランを見て、

 

Σ(゚Д゚)

 

ってなった読者は多いんじゃないでしょうか^_^;

 

 

オスカルとアンドレがパリで暴徒に襲われる前の

アンドレとアランの会話のシーンで、

 

アランがオスカルに気があることをアンドレがなんとなく察して

アランをからかっているシーンはありました。

 

でもあまりアランの心理状況は

描かれていなかった印象です。

 

 

アランはもとはといえば、

オスカルのこと大嫌いでしたね…^_^;

 

自分の働く衛兵隊の新隊長として女性であるオスカルが就任し、

自分の司令官になることが絶対に受け入れられないようなアラン…

 

 

アランはオスカルと同じ軍人貴族だけれども、

 

軍人と言っても歴史の浅い下っぱ貴族で

一家の稼ぎ手が自分しかいなくて、

家族は貧乏極まりない様子でした(>_<)

 

それに加えて重要かなあと思うポイントが、

 

アランは、妹のディアンヌを守るために前の衛兵隊隊長を殴って

一兵卒の位に格下げされてしまった、

 

いってみれば「力を封印されてしまった」男性ということ。

 

20代半ばって、

男性はきっと血気盛んな時期なんじゃないかと思うのですが、

 

力を封じ込められてしまって

ちょっと屈折してしまっている感があります。

 

うーん…

 

なんだかアンドレを想像してしまうのですが(笑)

 

まあ、アンドレは置いておいて…^_^;

 

 

アランは「力を封印されてしまった」男

 

このラインで考えてみると、

 

力が全てものをいう軍隊という世界で、

女性であるオスカルが隊長として自分の上司として赴任する…

 

まあ、おもしろくないでしょうね…無気力

 

 

アランの「女性観」的なものはよくわかりませんが、

 

ヒントになりそうなのは

妹ディアンヌとの関係かしら。

 

アランの一番近い女性はたぶん

お母さんと妹のディアンヌ。

 

両方ともアランの庇護の対象です。

 

守ってあげる存在の2人。

 

女性は守るもの🌸

 

と思っているところへやってきた、

自分よりも力(権力)をもった女性オスカル。

 

そういった構図だったのかもしれませんね。

 

 

権力ではかなわないから

身体的な強さで負かしてやろうと思ったのでしょうか?

 

オスカルと剣で決闘をしますが、

決闘でもオスカルに負けてしまったアラン…無気力

 

もう男としてのプライドが

ずたずただったのではないでしょうか?

 

 

権力でも武力でも負けてしまったから、

 

体で思い知らせてやる!と

他の衛兵隊の若いのを巻き込んでオスカルを拉致したアラン恐竜くん

 

もう、人間性の小ささが出まくっております(@_@)

 

アンドレが助けてくれて

本当によかったですが(汗)

 

軍隊、危ない世界です魂

 

ジャルジェ将軍、

 

だからアンドレを護衛として引き取って剣とか教えて

オスカルの護衛につけていたのかもしれません…

(娘を軍人にしようとした時点で、そもそも…)

 

 

さてさて、

 

アランがオスカルに恋心を抱いていく過程はよくわからないのですが、

 

この記事の出発点である、

 

「男性の視点でものを考えられる女性に男性はヌマりがち」赤薔薇

 

この点でアランとオスカルの関係を考えてみたら、

 

ちょっと、おっ(゚д゚)!っと思ったことがあります。

 

それが…

 

オスカルが、アランのことを「理解」しようとしていた事実。

 

 

オスカルは例のアランとの決闘のとき、

余裕があったわけではなかったようです。

 

アランの強さを剣を交えることで実感して、

自分は負けるかもしれないと青くなっていたオスカル。

 

でも自分と互角に剣を交えることができる人間に初めて出会って

感動したみたいで、

 

オスカルはアランという人間に

興味を抱いたような描写でした。

 

オスカルから見ても、

なんとなく「対等性」を感じられる男性だったのかしら?

 

オスカルは決闘の後に救護室に足を運んで手当てを受けたアランと

1対1で話をしていました。

 

 

なんとなくの想像なのですが、

 

アランって父親を早くに亡くしてそうだし、

 

たぶん自分のことを理解してくれようとする人間が

周りにあまりいない人生だったのかもしれません。

 

 

アラン、20代中頃。

 

そのぐらいの年齢って、

私自身もそうだったのですが、

 

人生にいろいろ悩むお年頃(笑)

 

わたしの場合は話をじっくり聞いてくれる人生の先輩たちがたくさんいたので、

たくさん相談して話を聞いてもらってアドバイスされて、

 

そうやって生きてきたところがあります。

 

そんな経験からも思うのが、

 

アラン、

 

自分を導いてくれる人

話を聞いてくれる人を、

 

心の中では望んでいたんじゃないかしら?

 

 

アランって、たぶん居場所が衛兵隊という職場と

自分が養っている家族だけと妄想するのですが、

 

家族はすでに書いた通り、

自分から見たら「守る」対象。

 

相談したり

弱音を吐ける場所ではなかったんじゃないかしら?

 

 

衛兵隊ではつるんでいるのは自分よりも若い隊員っぽいし、

自分にしっかり向き合ってくれる人はいなかったのかも。

 

なんか父親っぽく愛情をもって接してくれるような人を

求めていたかもしれないアラン…

 

そこに現れた年上の頼れる感じのオスカル隊長⚔✨

 

女性だからと見下していたけど、

自分より剣も強かった(笑)

 

そして、自分にキョーミをもって

話を聞いてきてくれる稀有な存在。

 

アンドレを侮辱して、

それゆえオスカルにピンタされちゃったけど(笑)

 

妹のディアンヌが自ら命を絶って発狂しかかったとき、

オスカルはまたまたビンタしてでも自分のことを救ってくれた。

 

全身全霊で自分にぶつかってきてくれる人。

 

アランにとってオスカルって、

 

唯一自分にしっかり向き合ってくれる

父親みたいな存在だったのかも。

 

 

あっ、そうそう、この記事の主題…

 

「男性の視点でものを考えられる女性に男性はヌマりがち」

 

軍隊という男の世界の中で、

女性だと思ってオスカルのことを見下していたアランでしたが、

 

思った以上に男性的な思考の持ち主のオスカルが、

 

自分に真剣に向き合い、

自分のことを知ろうと、理解しようとしてくれて、

 

人生の危機のときには

人生の軌道修正の手助けもしてくれた。

 

 

自分より強く

正義感も強く

愛情深くて

懐も広い

 

なんだか父親に憧れる感じでアランは、

オスカルに心奪われていったのかもしれないわ

 

なーんて妄想してしまいました(*'ω'*)

 

 

自分の中では強い存在だと思っていたオスカルが、

三部会会場の雨のシーンで

自暴自棄になる自分を追いかけてきてくれて、

 

でもその手首掴んだら思ったより力がか弱くて、

そのギャップにやられて、

 

それまでずっと溜め込んできた密かな恋心爆発で恐竜くん

 

キス!

 

ってことだったのかしら?

 

無気力

 

 

…と、

 

アランがオスカルへ恋心を抱いていくプロセスを

あれやこれや妄想してみました。

 

アンドレ亡き後、束の間ではあったけれども、

オスカルを支えることになったアラン。

 

オスカルって原作をよく見てみると、

アランに支えられる形で息を引き取ている…

 

 

アラン、

 

もうこれは…

 

一生オスカルのことが忘れられませんね…

 

 

なんだか胸がいっぱいです赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇