最近アニばら赤薔薇第25話を観てこの上なくもやもやしたので(笑)

 

前回、そのもやもやの原因を妄想力MAXで考えてみました^_^;

 

 

まあ上の記事で書いたことが、第25話を観てもやもやした

最大の理由だったと思うのですが、

 

その他諸々、まだまだ気になったことがあったので

つらつら書いてみようと思います猫しっぽ猫あたま

 

感覚的なことを言語化するの、

個人的にかなりハードル高いのですが、

 

モヤモヤを解消するためは、

もう書いて整理するしかない!無気力

 

ということで、

チャレンジしてみます。

 

そして、

 

とっと解消しておかないと、

昨晩すでに第26話を観てしまったので、

 

どんどんもやもやがたまっていき

生活が滞りかねません(笑)

 

なので書いてしまいます猫しっぽ猫あたま

 

本当は早く、

原作の続きを読みたいです…^_^;

 

 

さてさて、

 

アニばら🌹第25話☆

 

アニばら制作の諸事情により、たしか第19話のシャルロット回から

本格的に出崎監督に監督がバトンタッチし、

 

前半とは絵柄がガラッと変わってしまいました。

 

 

現在わたしはフランス語版フランスを観ているということで

セリフが全くわからず^_^;

 

それゆえ映像をがっつり眺めていたのですが、

 

気になったのが、

 

キャラたちの表情…

 

前半の生き生きした表情の描き方とは違い

後半のキャラたちの表情は少し暗め、

そしてなんとなく表情に乏しい…

 

特に皆さん、目がすわりぎみです^_^;

 

例👇

 

【ベルサイユのばら DVD 北米版】

 

ちょっとチョイスがチョイスですが(笑)

(フェルゼンへの恋心をもてあそばすオスカルにやりきれないアンドレの図🍷)

 

後半のアニばらキャラたちの目つきはこんな感じか、

これを少し変形させたバージョンの感じに。

 

そして表情が乏しくて、

(私的に)能面みたいな感じに見えるシーンもたくさんある…無気力

 

 

しかも…

 

今回じっくり画像を眺めていて思ったのだけれども、

 

キャラ間の表情の差、

つまり表情の描き方の差がなんとなく少なくて、

 

髪型とか服装で誰が誰だかはもちろんわかりますが、

 

画だけ見ていると、

キャラの個性が際立ってないみたいに見えてきたわ…

 

 

ちょっと参考のために

原作を見てみたいのですが、

 

前回にひき続き、

フェルゼンがアメリカ遠征から帰ってくるシーン赤薔薇

 

はい、ドドーん!👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 第4巻】

 

 

おお。見よ! 王妃さまのこの嬉しそうな笑顔を!🌸

 

愛するフェルゼンが自分の元へ戻ってきてくれた歓びが、

全身から、そして顔の表情を通してあふれ出ているようです(*'ω'*)

 

 

そして王妃さまとフェルゼン伯…

 

お顔の描き方が全く違っていて、

お互いのキャラをものすごく際立たせている印象です。

 

 

以前このブログでも紹介した、とある美術家さんの

ベルばら3大美形(男性?)キャラであるオスカル、フェルゼン、アンドレの

お顔の描き方を考察したブログ記事👇

 

 

原作のベルサイユのばらでは、

顔の描き方がキャラ間で差がついているといったお話🌸

 

原作でのキャラ間では、

お顔の描き方に差がつけられているようです。

 

 

さてさて原作に戻りますが、

 

王妃さまとフェルゼンの再会シーンの後でフェルゼンがオスカルと再会して、

感極まったオスカルが馬で暴走するシーンがあります馬

 

はい、ドドーん!👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 第4巻】

 

見て! オスカルのこの嬉しそうな顔!!🌸

 

 

そう、

 

ここまでの原作の例を見て明らかなとおり、

原作のキャラたちは表情豊かで、

 

しかも少女漫画ということもあって、

 

キャラデザインはかわいかったり🌸美形ぞろいで赤薔薇

とても親しみやすい感じなのです(*'ω'*)

 

そして、憧れの対象にも!

 

表情豊かで親しみやすいキャラたちの描かれ方…

 

 

これ、どんな効果があるんだろうって考えたら

こんな妄想をしてしまった…

 

たぶん原作、

 

読者が各キャラクターたちの心情に

感情移入しやすくなっているんじゃないかしら?

 

 

それに対するアニメキャラ(特に後半)。

 

表情が乏しく、そして暗く、

キャラ通しの顔の描き方にも差があまりなく…

 

これ、たぶん、

 

感情移入できないわ…恐竜くん

 

 

そこからいろいろ考えてみたのだけれども、

 

たぶん漫画とアニメって

メディア媒体が全然異なるもので、

 

読者や視聴者とクリエーターの関係の関係性が

たぶんぜんぜん違うんでしょうね。

 

漫画は自分のペースでページをめくれるから、

 

各キャラの表情やらセリフやらその他諸々

じっくり観察することができます。

 

じっくり時間をかけて何度でも

画を眺めることができるのです。

 

そうすることで好きなキャラクターたちに

存分に感情移入することもできる。

 

 

でもアニメは違う。

 

次から次から、クリエーターたちが用意した

1話20数分という作品を、

 

すでに準備された作品のスピードで読者に投げかけてきて

視聴者はそれを受け取り続けるだけ。

 

行ってみればアニメの放映って、

視聴者は最初から最後まで受け手。

 

バレーボールでいったら、

 

20数分続くサーブを

永遠と浴び続けているみたいな感じかしらん(?)

 

打ち返すこともなし。

 

もう、やられっぱなしですね(笑)

 

 

アニばら後半のキャラたち、

表情暗めの能面モード…

 

こんなことも考えてしまった…

 

 

もうこれは自分の場合の話ですが、

 

ベルばら大好きで各キャラクターたちに

ものすごーく思い入れがある原作読者であるわたし猫しっぽ猫あたま

 

大好きなキャラたちだから、

感情移入してストーリーを追いたいのに、

 

画像に映し出されるアニメキャラたちは表情なくて

なんだか感情移入させてくれないの…

 

それまで自分のもののように輝いていたベルばらの世界から(笑)

突き放されているような疎外感(?)

 

そして他人の手(アニメのクリエーターたち)に大好きな世界が

渡ってしまっているような感じ(?)

 

シャットアウト?

(@_@)

 

 

たぶんなのだけれども、

 

原作のベルサイユのばら赤薔薇はストーリーを描くというよりも、

たぶんキャラたちの「人生」を描いた作品なんじゃないかと思います。

 

原作者自身がインタビューなどで語っているけれども、

ベルばらの作品自体、

 

原作者さんが高校生の時にマリー・アントワネットの伝記を読んで、

彼女の人生を作品にしたいと思ったところから

作品の構想づくりが始まっている。

 

 

そして構想を練る段階で生み出されたキャラ、

 

オスカルピンク薔薇

 

原作者さんは自分の思想などを投影して

オスカルというキャラの人生もドラマチックに描いている印象です。

 

その他、

 

アンドレ、フェルゼン、ロザリー、ルイ16世も

全てのキャラの人生を原作さんは丁寧に描いています。

 

 

でもたぶんアニメは媒体として

作り出すものの質が漫画と違っていて、

 

1話20数分という限られた時間の中で、

 

視聴者をひきつる形で、

その「ストーリー」の方を視聴者に印象付けなければいけない。

(特にアニばらに関して?)

 

ストーリー重視のアニばら🌹の世界。

 

原作では描くものとしての中心にあったキャラたちすらも、

 

もう作品としての駒というか、

ストーリーを描くための「記号」みたいな感じになって行ったのかな?

 

そんな大妄想をしてしまいました。

 

 

時間的な制約があるから仕方ないと言えばそうなのですが、

 

アニメでのキャラたちの心情は

ほぼ描かれていません。

 

乏しいながらも描かれた表情やら限られたセリフ、

行動パターンによって想像することはできますが、

 

今一つ何を考えているのか

分かりづらい描かれ方です。

 

 

あと思うのが、

 

アニばらのクリエーターさんたちの

ものすごい天才的な仕事っぷり✨

 

画面を眺めていて思ったのだけれども、

 

アニメという動く「画」で描かれる世界にも関わらず、

 

実際の映像か!?と思うほどの

画像のクオリティーがアニばらにはあります赤薔薇

 

色彩は豊かだし、

コマの人間の配置や背景の描き方など、

 

とにかく手抜きが全くない感じで、

作品の隅々まで製作者側の魂がこもっている。

 

もう50年も前の作品なのに、

現在にも通用するほどの芸術的クオリティーの高さです。

 

 

でも、作品が完ぺきであればあるほど、

その完ぺきなものを限られた尺の中に盛り込めば盛り込むほど、

 

たぶん視聴者はいろいろな要素を20数分という作品の中で、

一斉放射受けている感じになるんじゃないかしら(笑)

 

撃てーーー!

 

ドドーん!爆弾

 

みたいな??

 

(笑)

 

 

わたし、いろいろな刺激に敏感で、

 

描かれているもの、その背景にあるものなど、

人一倍気づいて受け取ってしまうタイプ…

 

なのでアニばら🌹

特に刺激が強く感じるのかも。

 

そして感情移入はさせてもらえないから、

なんだか作品が一方的な押し付けに感じるというか…

(もう個人の感覚の問題ですが…無気力

 

 

ベルばらの原作赤薔薇は、

 

読み手がいろいろ想像できるような「余白」「行間的なもの」が

あちこちに用意されているようにも思います。

 

なので読者が想像力を膨らまして

いろいろ妄想することが可能な作品赤薔薇

 

わたしなんかの妄想族には

ぴったりな作品です(笑)

 

でもたぶんアニばら🌹には、

そういった「余白」的な部分がないんじゃないかしら?

 

 

原作は原作者さんが一人で想像力を働かして

世界を作り上げていった作品だと想像しますが、

 

アニメの方は監督さんはいるけど、

 

複数のクリエーターで会議をしながら制作していたという記事を

あちこちでお見かけします。

 

もう視聴者の想像が入り込む余地がないくらいに

たぶんいろいろな詳細がクリエーターによって決められて、

アニメ「ベルサイユのばら」の作品の世界を埋めていく。

 

そうやって出来上がった、

クリーターの中での自分たちの理想に近い

ある意味「完璧」に近いものを視聴者に投げかけている。

 

視聴者はその世界を垣間見ることはできても、

 

人によっては

入り込むことはできないのかも。

 

 

漫画とアニメの根本的な

作品の質の違い。

 

なんだか大きいのかもしれません。

 

 

わたしにとってベルばらのキャラたちは

もう愛すべき人々ピンク薔薇(笑)

 

なのでそんなキャラたちがアニメの中で「記号化」されてたり、

制作者側の作品作りのための理想像に当てはめられたり、

 

なんだかそういうところ

受け入れがたいのかもしれません。

 

 

もう、別作品なので

いいんですけどね~

 

わたしはアニばら🌹

もう原作の二次作品って考えているけど、

 

あくまで原作の「アニメ化」ということで作られているので、

 

物語をあそこまで「作り変え」てしまったことに関しては

やはり受け入れがたいかな~猫しっぽ猫あたま

 

 

作り変えるのであるなら、

 

最初に宣言…

 

いや、

 

挑戦状をたたきつけていただきたい!

 

(笑)

 

 

受けて立ちます!!恐竜くん

 

(笑)

 

馬

 

 

以上、壮大な

独り言でした猫しっぽ猫あたま