昨晩観ました…

 

アニメ「ベルサイユのばら」赤薔薇

 

第25話「片恋のメヌエット」

 

THE フランス語版フランス

 

恐竜くん

 

 

なんだか最近、

 

アニばら観るの

気が重い…

 

(@_@)

 

 

観なきゃいいんですが^_^;

 

上の子が目をキラッキラさせて✨

「ベルばら観よう!」と部屋にやってくるので(笑)

 

観ないわけにはいかないのです…猫しっぽ猫あたま💦

 

 

でもわたし、本当のところ

なんだか登校拒否みたいな感じになっていて、

 

学校行きたくなーい!(>_<)

 

みたいな感じで、

 

アニばら観たくなーい!(>_<)

 

なのです…(笑)

 

 

まあ、25話あたり、

テーマが重いですよね魂

 

でもそんな軽い感じじゃなくて、

 

なんだか自分の中での

アニばら赤薔薇への拒否反応がハンパなくて( ゚Д゚)

 

逆になんでこんなに拒否反応が出るのか、

キョーミを持ってしまったわ…

 

(笑)

 

 

ということで、今回

アニばら赤薔薇第25話を観て、

 

なぜこのあたりのストーリーを観て

心身ともに拒否反応が出るのか?

 

についてじっくり考えてみたいのです無気力

 

 

そうしたら(妄想上)いろいろ見えてきた!

 

 

…ということで、

 

現時点で、

 

おや…これは!

 

と思うことについて、

つらつら書いていきたいと思います。

 

想像以上にいろいろなポイントを複数思いついてしまったので、

何記事かに分けて書くと思います。

 

かなりのネタバレ注意!です。

 

 

さてさて、

 

まず押さえておきたいポイントは

この感想を書いている書き手の状況ですね…猫しっぽ猫あたま

 

 

観る人の背景によって作品って観方が変わるものです。

 

 

なので一応先にまとめておきますが、

 

🌸 わたしはまず、ベルばら赤薔薇は原作から入り、

バリバリの原作派。

 

🌸 原作をかなり読み込んでいますが、

アニメも何周も観ています。

 

🌸 アニメはオリジナルの日本語入り日本、英語字幕版経由のイギリス

現在まったく理解できないフランス語版を観ているフランス

 

🌸 アニメは原作の二次創作作品と考えている(言ってみれば、別物)

 

🌸 現在、体調の関係で感受性が過敏になっている^_^; 

刺激が神経に響きやすい…(笑)

 

そんな感じでしょうか(*'ω'*)

 

 

さてさて、今回アニばら赤薔薇フランス語版フランスということで、

セリフがほぼわからない状態なので💦、

 

そのかわりに画面をがっつり観察している状態です。

 

 

今回、まず注目したのが

自分の「感じたこと」猫しっぽ猫あたま

 

 

まず感じたのは、何かしらの「暴力性」

 

そして、

 

フェルゼンにイライラすること…

 

(笑)

 

 

今回上の子だけじゃなくて、

相棒も久々に一緒に観ていたので、

 

参考に聞いてみた…

 

 

「ねえ、なんかイライラしない?」

 

相棒:「する」

 

イライラするそうです無気力

 

 

「何に対してイライラする?」

 

相棒:「フェルゼン」

 

(゚д゚)!

 

すごい、感覚同じだわ…!

 

 

「なんでフェルゼンにいらついているの?」

 

相棒:「リンゴ、撃ったから」

 

 

…|ω・)

 

 

???

 

 

相棒:「My apple~!!」

 

 

…|ω・)

 

 

まさかの…

 

 

食べ物を粗末にしたことによる

食べ物の恨み??

 

(笑)

 

というか…

 

おぬしのリンゴでもない🍎

(アンドレのりんごだ)

 

無気力

 

 

しかも相棒、

 

フェルゼンがりんご🍎を撃った瞬間ビックリし過ぎて、

 

ぎっくり首になってるの!!

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

ピキッ!ピリピリ

 

って音が聞こえてΣ(゚Д゚)

 

本日首痛めて

寝込んでいます…ふとん1ふとん2ふとん3

 

(笑)

 

完全にフェルゼンに

ノックアウト!!

 

恐竜くん恐竜くん恐竜くん

 

 

弱い…

 

弱すぎるわ…(戦わずして倒された…)

 

(笑)

 

 

…と、相棒はあまり参考にならないので

自分で考えてみたのですが^_^;

 

 

一つ気になったのが、

 

今回のストーリーをよく観察してみると、

 

フェルゼンのぐいぐい感がハンパない恐竜くん

 

 

アメリカから帰国ということで、

急に画面に登場したと思ったら、

 

いっきなりりんご🍎を撃つ!

 

といった演出Σ(゚Д゚)

 

そして豪快な笑い方恐竜くん

 

なんだかもうこの回の主人公

フェルゼンかのようです。

 

 

でも主人公云々の前に気になったのが、

 

キャラたちの関係性の描き方。

 

 

なんとなくなんだけれども、

 

すべてフェルゼンの意思次第で

ストーリーが進行していく感じ?

 

詳しく言うと、

 

フェルゼンが物語を動かす主体であって、

 

あとのキャラたち(オスカル、王妃さま、アンドレ)が

ものすごーく受身、

 

といった印象を受けました。

 

 

まず冒頭のシーン☆

 

フェルゼンの登場で大喜びのオスカル❤

 

全身全霊で恋している感じ…

 

長い間家を留守にしていたパパめがけて

子どもが大喜びで駆けていく感じ??

といってもいいかしら…

 

この辺のアニメオスカルのお顔は

ほぼ目が座って表情が乏しい感じですが、

 

このときばかりはまん丸お目目になって

もう子どもみたいにはしゃいでる恐竜くん

 

フェルゼンに駆け寄り過ぎて、

途中でつまずきそうな勢い…

 

もう完全に、

 

フェルゼンがシーンの中心にいて、

オスカルはその存在に、

 

悪い言い方をすれば、

純粋に振り回されている。

 

それをものすごい表情で見ているアンドレ…

 

こちらもフェルゼンの登場によって

受身キャラに落とされてるかのようです。

 

 

アニメのこの回での展開では、

 

フェルゼンは初め、

 

王妃さまに会わないって決めていて

ジャルジェ家にお泊り(!)します。

 

その展開にときめくオスカルですが、

 

フェルゼンの気持ちが変わったことで

彼は王妃さまに会いに行ってしまって、

 

オスカルは一気に気持ちがどん底…

 

もう、フェルゼンの気持ちに振り回されていると言っても

過言ではない。

 

そんなオスカルの心境の波に、

これまた影響受けている、とことん受身なアンドレ。

 

 

…で、

 

ものすごーく気になった

フェルゼンが王妃さまに会いに行くシーン。

 

今回、アニメに対する違和感の正体を追求しようと思って(笑)

該当箇所の原作を開いて比較してみたのです。

 

何が違うんだろうって…

 

 

この第25話はフェルゼンのアメリカ遠征からの帰還

そのテーマから始まるので、

 

原作だと、

 

フェルゼンがプチ・トリアノンにいる王妃さまに

帰還のあいさつに突如として現われる

このシーンからのようです👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

原作ではアメリカから戻ってきたフェルゼンは

まず王妃さまの元へとやってきます。

 

原作フェルゼンはアメリカから帰還する際、

 

この先も自分の人生を賭けて王妃さまにお仕えする(愛し続ける)と

どうやらすでに腹を決めてきたご様子。

 

出会いのシーン、

 

もうお互いがお互いの胸に飛びこんでいく感、

後のオスカルとアンドレの抱擁シーンのようですが、

 

 

これがね…

 

アニメになるとこのシーン

ほぼ動きがないのです。

 

イスに座って話を聞く王妃さまと、

 

ちょっと離れた距離からひざまづいて

一人話し続けるフェルゼン…

 

 

今回フランス語版フランスということで、

 

セリフの内容はこれまでオリジナルで聞いてきた

記憶が頼りですが^_^;

 

この謁見シーンの時点では、「祖国スウェーデンを捨てる」覚悟で

王妃さまにお仕えすると宣言するフェルゼン。

 

長い、ながーい

フェルゼンの一人語り劇場…魚しっぽ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚あたまクローバー

 

王妃さまはただ涙を流して

その言葉に耳を傾けています。

 

 

そして思う…

 

 

これ、ものすごく…

 

 

一方的じゃないか??

 

 

|ω・)

 

 

そう、フェルゼンがすべてのストーリーの流れ、

 

つまり、

 

王妃さまとの今後の関係性などを一人で決定していて、

 

王妃様すら受身なの無気力

 

 

ええ、原作でも「フェルゼンが自分のもとへ戻ってきてくれる」

かどうかはフェルゼン次第で、

 

だから帰ってきてくれたフェルゼンに

大喜びの王妃さまだったけど、

 

原作のフェルゼンが帰って来るかどうかって

フェルゼンが無事かどうか?の話であって、

 

原作の王妃さまは、

 

フェルゼンが無事なら必ず自分の元へ戻ってくる(自分のことを愛し続けるハズ)

ということは信じていて本能的に知っているし、

 

フェルゼンの心も20代初めで決まっていたようです。

 

 

でもアニメだと、

なんだかフェルゼンの心変わりの可能性ありみたいな描き方で、

 

王妃さまもオスカルも、

 

フェルゼンの心次第、身の振り次第で、

気持ちを振り回されている。

 

気持ちだけじゃなくて

その存在の全体的に影響されちゃっているような感じ?

 

もう、全くの受身なのです。

 

 

気持ちが振り回されるだけじゃなくて、

その人生そのもの

存在そのものも振り回される感…

 

圧倒的な決定権と、自分の気分次第で

周囲の状況を、周囲にいる人の立場を

何とでもできる絶対的な力を持った男と、

 

それに振り回される

受身の女たち…

 

なんたるジェンダーギャップ!

 

これ完全に

THE家父長制の構造ですよね!恐竜くん

 

 

しかもこのシーンの女性陣、

社会的には結構な権力保持者よ!

 

王妃さま👑と近衛連隊長⚔

 

 

もうそんなこと関係なく、

 

2人も、男性に振り回される受身の女たちというカテゴリーに

おとしめられてないか??

 

 

この絶対の力の格差は

ジェンダーだけに限られていなくて、

 

身分の差にも描かれていて、

 

それがアンドレですねー。

 

 

アンドレは男性だけれども、平民で、

 

貴族のフェルゼンの身の振りに

黙って振り回され続けている…

 

 

フェルゼンがジャルジェ家に泊まっていったけど、

 

アンドレ絶対にイヤだよね!

 

(笑)

 

だってフェルゼンが帰ってきたとき

ものすごいすわった目で、

大喜びのオスカルを眺めていたもの…

 

これ👇

 

【アニメ・ベルサイユのばら 北米版】

 

でも、

 

フェルゼン、どっか行け!

と思っていても(笑)

 

身分が低いし立場上

沈黙するしかないのでしょう…

 

フェルゼンを迎えての夕食の席でも

いろいろと場を盛り上げようとしているアンドレ…

 

観ていて切ない…(@_@)

 

 

なのにフェルゼン、

 

次の朝では上機嫌で

アンドレと剣の稽古を一緒にして、

 

ものすごーく上機嫌で、

 

「自分を抜かして見ろ!」みたいな感じで

アンドレと馬で競争してる…馬馬

 

アンドレ、

 

いやって言えない立場…

 

もうこれ、

 

お偉いさんの接待ですね…

 

恐竜くん

 

 

だけどアンドレ、

 

本当はやりきれない思い抱えていたからの

あの雑巾絞りのシーンだったのでしょ?

 

これ👇

 

【アニメ・ベルサイユのばら 北米版】

 

(首痛めた相棒、このアンドレを見て共感しすぎて泣きそうになる…(笑))

ふとん1ふとん2ふとん3泣

 

もうこの圧倒的な力の差による人間関係恐竜くん

 

中心にフェルゼンという絶対的な権力者がいて(?)

その周りに周辺化する2人の女性と地位の低い男…

 

 

ジャルジェ家はそれまで父上が権力を振りかざし

オスカルが翻弄されてきた感じだったけど、

(まあ、反抗もしてましたが^_^;)

 

たぶんこのあたりのストーリーでは、

 

フェルゼンという力を持った男性が

ストーリーを自分の気分で動かしている

 

そんな風にみえてしまいました…無気力

 

 

これ、完全に家父長制の構造というか、

 

アンドレから見たら、

パワー・ハラスメントと取れてもおかしくない構造?

 

 

まあ、原作の身分を超えたあの和気あいあい感の方が

当時の歴史的背景を考えるとありえない描き方で、

 

アニメの方がありえる人間関係の設定なのかもしれませんが、

 

このヒエラルキー的権力構造

ジェンダー・ギャップ

そしてハラスメント的構造…

 

そりゃあ観てて

しんどくなるわ…魂

 

 

わたし、最近、

昔の大河ドラマとかよく見ていて、

 

10年ほど前放映の、

幕末を描いたドラマ「八重の桜」を観終わって、

 

最近再び戦国時代の

「軍師官兵衛」を観ているのですが(笑)

 

 

もうフェルゼン完全に、

 

戦国時代のお殿様ポジションです…🏯

 

 

城主(フェルゼン)の気分次第で翻弄される周辺の女たちと

力のない家臣(?)アンドレのドラマ。

 

🐎

 

いざ! 下剋上!!

 

(笑)

 

 

ああ、でもそう考えると、

 

このあとアニメの設定上、

 

革命へと進んでいくアンドレの動き、

納得かもしれません。

 

 

…ということで、

 

フェルゼン × イライラ

 

このラインで、アニばら赤薔薇第25話について

分析してみましたが(笑)

 

 

まだまだ思うところがあるので、

 

続きます恐竜くん