私たちの旅路～嵐と共に去った10月④～

森が だんだんと色づき始めた10月中旬


毎日、赤ちゃん向けの音楽に限らず
クラシック・jazz・hiphop・レゲエ
演歌や能・歌舞伎・宝塚などなど
オールジャンルの音楽や映像を見せて
娘ちゃんは何に興味があるのかを観察


この頃の一番のお気に入りは
ダントツで英語版セサミストリート
どうやら、エルモの声が好きらしい


冒頭でエルモが、みんなを呼ぶんやけど
返事をするかのように「ぶー‼」って
唇を震わせ両手をバタバタしてた





そんな ある日。
いつも通りエルモの歌を聞いた後、
私の好きな中近東の打楽器「ドフ」を
初めて聴かせてみた


初めて聞く音に固まる


前から覗いてみると
ふてぶてしぃ～


「お～い この音どう」



「(ええやん)」



と言わんばかりに、リズムを取りながら
めちゃめちゃノリノリやった



18歳の時に出会った自分が好きな音を
自分の娘も好きだと感じてくれた事に
ジーンときて涙が出た

ほんまに
ありがとう‼


よければ過去の記事
「音さがしの旅」 も読んでください

わたし達の旅路～嵐と共に去った10月③～

昼間も長袖じゃないと肌寒くなってきた
10月上旬 箱根の森


椅子に座れるようになった娘ちゃんは、
見える景色が変わって、毎日がとっても
楽しそう





背筋伸びるのか
急に背も伸びたような気がする




ある日
両手を広げてハグのポーズをすると
真似して広げるようになった


娘ちゃんに抱きついた時の幸福感・・
あぁ、何だ この包容力


ちなみに昼間は
ずっとトコちゃんとエルモに夢中で
全～然、わたしを構ってくれへん

「お～い。マミーの変な顔みて～」
「・・・」
「ね～ってばぁ」
「・・・(うるさいなぁ)」

この後は何回呼んでも無視～



それから。
椅子に座れるようになってから
回転寿司とかファミレスとか行けるように
なって外食も楽しめるようになった


どうしても一緒に写真を撮りたい私が
一生懸命「ここ、ここみて～」って
頼んでる「ここ顔」をシラケた顔で
見つめてる


この日は。
お店に入った時に「３名様ですね」って
言われて、何だか 嬉しかった





１年前は 想像もしてなかった
この世界に こんなに優しくて
柔らかな幸せがあるという事を




ありがとう。
愛してる

私達の旅路～嵐と共に去った10月②～

10月中旬
昼間も半袖じゃないと肌寒くなってきた


着せられてる感が満載やな。。


そういえばこの頃から
戻しても戻しても寝返りを打って
そのままズリズリ後退りでバウンサーから
床に降りるようになった


だけどまだ前には進めへんから、
結局この体勢からは身動きが取れず
すぐさま抱っこして救出する

う～ん
ハイハイを飛ばして、もう立ちたいのか

何かセクシー


じゃ～
毎日仰向けなのも飽きてきたようやし
そろそろ新しい事をやってみよか～




ある日の休日
寝起きの娘ちゃんを椅子に座らせてみた

初めての感覚で驚いたんか固まった


「座り心地は、どうですか～」
「まだ何とも言えまへんなー」


「こんなんも付けれますけどぉ」
「これ何や❓」
(※机の付ける向きが間違ってるし)

「回したり、お好きに どぉぞ」
「こんなん 面白いはずが・・」

「面白いはずが・・・」





「ええやん!!」

このドヤ顔

ドSの私が、思わず
「ありがたき幸せー‼」って
言いそうになった


そんなこんなで、娘ちゃんは
すっかり椅子を気に入った様子で
昨日まで抱っこで観てた大好きなエルモを１人で嬉しそうに観てた



１人で座ってる後ろ姿を見てると
何だか胸がキュンキュンして涙が流れた。



ドM バンザイ