私達の旅路~嵐と共に去った9月③~
娘ちゃんが尿路感染症で入院してから
9日が経過した ある日の午後
この日も数日ぶりにパピーに会えて
終始ご機嫌の娘ちゃん

「パピー 今から美容院行ってくるね
」
「(早く帰ってきてね
)」
相変わらずラブラブなふたり

まさし君が美容院へ出掛けて行った後、
救急外来で訪れた夜から主治医として
懸命に治療して下さっている先生が来た
「今晩、尿検査してみて
明日退院しましょうか
」
「え
本当ですか
」
一気にテンション上がり
一気に現実へと引き戻された。
「あ。。明日ですよね
」
「ご主人お仕事だったらお迎え無理か
」
「あ。いや直ぐ確認してみます
」
散髪中の まさし君へ早速メール
「先生が明日退院していいって言うてるんやけど、明日仕事休むか半休とれへん❓」
応答なし
ポケットに入れて気づかんパターン
うずうずしながら連絡を待つこと1時間
男前になった まさし君が戻ってきた
「メール見た
」
「明日は仕事休むの難しいかなぁ
」
「私だけじゃ箱根まで連れて帰れんな
」
「うーん、困ったなぁ
」
「今日 連れて帰ろう

」
早速、看護師さんに事情を伝えると
先生が戻って来てくれた
「さっきの尿検査の結果も
全く問題ありませんので
今晩退院しちゃいましょうか
」
「ありがとうございます
本当にお世話になりました
」
救急外来で、先生に出会わせもらえた事に
心から感謝しながら先生を廊下まで送った
「パピーと おうち帰ろうか~
」
「(え。帰れるの
)」

「(帰る~
)」

そして。
私達は、まるで逃げるかのように
大急ぎで片付けをして病室を出た
さぁ。
みんなで 森に帰ろう。

9日が経過した ある日の午後
この日も数日ぶりにパピーに会えて
終始ご機嫌の娘ちゃん

「パピー 今から美容院行ってくるね
「(早く帰ってきてね
相変わらずラブラブなふたり


まさし君が美容院へ出掛けて行った後、
救急外来で訪れた夜から主治医として
懸命に治療して下さっている先生が来た
「今晩、尿検査してみて
明日退院しましょうか
「え
一気にテンション上がり
一気に現実へと引き戻された。
「あ。。明日ですよね
「ご主人お仕事だったらお迎え無理か
「あ。いや直ぐ確認してみます
散髪中の まさし君へ早速メール
「先生が明日退院していいって言うてるんやけど、明日仕事休むか半休とれへん❓」
応答なし
ポケットに入れて気づかんパターン
うずうずしながら連絡を待つこと1時間
男前になった まさし君が戻ってきた
「メール見た
「明日は仕事休むの難しいかなぁ
「私だけじゃ箱根まで連れて帰れんな
「うーん、困ったなぁ
「今日 連れて帰ろう
早速、看護師さんに事情を伝えると
先生が戻って来てくれた
「さっきの尿検査の結果も
全く問題ありませんので
今晩退院しちゃいましょうか
「ありがとうございます
本当にお世話になりました
救急外来で、先生に出会わせもらえた事に
心から感謝しながら先生を廊下まで送った
「パピーと おうち帰ろうか~
「(え。帰れるの

「(帰る~

そして。
私達は、まるで逃げるかのように
大急ぎで片付けをして病室を出た
さぁ。
みんなで 森に帰ろう。


























