私が 来たのは 皆さんを
古代人の ところへ
私たちの 種族が
偉大だった時代へ
連れてゆくためです。
私は その伝説を
ひとり 黄泉の国まで
携えてゆこうと
思っていましたが
私を探し 訪ねて来た
その若者は
焚き火を 前に
私を 説得しました。
彼が 言うには
ひとりの「インディアン」でも
地上を 闊歩しているかぎり
自分たちの 種族の ものである
物語を 語らずにいる 権利は ない、
というのです。
そうした物語は
この時代を 越えて
古代人に
耳を 傾けようと するかもしれない
未だ 生まれぬ人の もとまでも
伝えられてゆかねばならない、
というのです。
ホワイト・イーグルの教え
「アメリカ大陸の太陽人たち」より
聖都についての伝説
