palexu1さんのブログ

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東京でバーテンダーをしていた時の話です。


私は知り合いのバーテンダーがお店を出す時は良くお手伝いに行かして貰っていまして、知り合いのお客さんからはオープン立会人か?と言われるほどお手伝いしてました。


その中のひとつのbarで事件が起きたのです。


その日はレセプションパーティーで、そのbarのマスターの知人がたくさんいらっしゃったのですが、太陽が昇るちょっと前でしょうか、私も顔見知りの某有名スタイリストさんが旦那と女性の友達を連れ来店。


テーブルに座った御一行にマスターがシャンパンのボトルを開けて振る舞い、お店が賑やかになって数時間。


御一行が帰られてお店も閉店し、私がテーブルを片付けようとした瞬間!



生地張りの椅子に血痕が…


なっ!何じゃこりゃー!!



その血痕のある椅子に座っていたのはスタイリストさんの友達だ。


まっ!まさかのまさか


月に一度のア・ノ・ヒ


私は新品だったはずの椅子を綺麗に掃除し始めたのですが、テーブルを片付けるマスターが一言


「シャンパンのコルクが見当たらないな、そっち落ちてる?


私は探しますが見つかりません。


その時、私とマスターの目が合い




「まさかね~」




消えたコルク
そして残された血痕。



事件は迷宮入りだ。

palexu1さんのブログ-DVC00109.jpg


そもそも止められるのでしょうか?

コルクで
=錬金術=

化学が発達する前の古代エジプトに始まったと言われており、イロイロな目的があると思いますが、今では考えられない実験をしていたのは想像できます。


☆金でないものを金に変える。

☆賢者の石(万病に効く薬)、不老不死の霊薬を作る。

その当時の考えは単純ですが今考えると無謀に思えますね。

実は今の化学では実現できるらしいのですが

これ以上は私の身が危険なので…


本題に戻りますが、賢者の石はイロイロと本や映画にも出てくるのでご存知でしょうが

それを現実的にしようとした錬金術師達の答えが11世紀に偶然発見されるのです。

アクア・ヴィテ

生命の水と言う意味の強烈なアルコール分を含んだ蒸留酒を発見し生命維持の秘薬としたのだ

イロイロ試した錬金術師達は賢者の石に近づいたと思ったに違いないでしょう。

そして錬金術は秘伝の技として師匠から弟子へと伝授されて行く


13世紀、植物の有効成分を溶かし込む試みがされ


それを


エリクシルと呼ぶのである

アラビア語でアルイクシールに由来するエリクシルの意味は






賢者の石







今で言うリキュールが代々受け継がれた錬金術師達の最終的な答えになるのです。


しかし


賢者の石は、今でもカウンターのグラスの中に存在し、人々の心や魂を癒してくれてるのは、間違いないでしょう。




ロマン野郎と思われそうなので余談を


錬金術の中でホムンクルスと言う人工生命体を作っていたそうなのですがパラケルススと言う錬金術師はホムンクルスの生成に成功したとされてます。

作り方は蒸留器に人間の精液と薬草などを入れて…

ここから先は自粛しますがチッチャイおっちゃんが出来上がるそうです。

コワイっす
皆さんは、リコルクと言うのを聞いたことがあるでしょうか?
ワイン愛好家の方達は良く耳にするかもしれませんが…

30年くらい寝かしたワインはワインが持つ酸によってコルクがダメになってしまい、それを新しいコルクと交換する事をリコルクと言います。

しかし

長い年月を経て自然に目減りしてしまったワインの空気接触を避けるため、同じワインor新しいヴィンテージワインが注ぎ足される場合があり、必要な事でもありますが、逆に嫌う人も多いのが、おわかりになると思います。



マッカラン1945オフィシャルボトル。


スコットランドのシングルモルトウイスキー。


オールドボトルで値段もズバッと抜けてますが、いろんな意味で危険な匂いが…

そのボトルはスコットランド生まれのイタリア育ちでマッカラァアンと舌を巻いた方がよろしいでしょう。

ま~本題ですが

ズバリそのオールドボトルはリコルクなのです。


有名なウイスキー評論家の方達もいるなか、私はウイスキーのリコルクが初めてなのでドキドキです!

封が開けられ茶色い液体が回ってきます。

香り、味、アルコール、余韻、申し分ない。

これは本物だろうシラー


色々と意見が分かれましたが最後に落ち着いたのは




「イタリアには最高のブレンダーがいる…

いや!ワッカランだ」笑



この真相は誰もわかりませんが…


これがオールドボトルの付加価値であり、それを飲むロマンなのかも知れません。