笑い声のたえない稽古場です。
立ち稽古になったら、机は物を置くための場所になります。
笑いながら真剣・・・・
緊張と弛緩・・・・・
心と身体の柔軟性を求めて・・・・・
試す・・・・
経験の差は歴然としています。
でも舞台の上では、関係ありません。
経験があってもできるとは限りません。
理解できるとは限りません。
自分では理解できていると思ってもほんとうに理解できているのかは、
わかっていなかったりするものです。
この稽古場では強制はほぼありません。
「ほぼ」というのはこれからどうなるかはわからないから・・・・・
それに強制されていると感じているかもしれません・・・・
はっきりしているのは、「つもり」ではだめということ・・・・
頑張っても結果がでなければ認められないということ・・・・
「頑張っている」なんて言葉はいらないのです。
だってそれが当たり前だから・・・・
昨日の稽古は、ストレッチと音楽の稽古をしたあとは、
転換を確認・・・・そして少しだけ芝居・・・・
雑談は芝居の世界を狭くしないために・・・・
想像の底の部分を作るために・・・・
役を形象化するために、その人物の癖や、性格をもう一度考えてみる・・・・
そして何を伝えたいのか・・・・
どうしたら生きた人物になれるのか・・・・
ほんとうの厳しさは笑顔の中の本気にある・・・・
9月5日から8日まで、
中板橋新生館スタジオでの公演です。
笑顔の絶えない稽古場ですが、どこよりも真剣です。
命を精一杯輝かせる役者たちを観においでください。