アンコールは予定通り(?)サラっと始まって、まずは紙芝居で“神バンド”の降臨を告げます。
ここまでのライブ本編では演奏は“骨バンド”と呼ばれる連中が音楽に合わせて弾いているフリをしていました。つまりエア演奏ですねで、ここからは本格的なプレイヤーが登場してちゃんとしたメタル演奏が聴かれるというわけです
その一曲目は何と!YUIMETALとMOAMETAL二人によるこの曲!
「おねだり大作戦」
この曲を神バンドの演奏で聴けるのは初・・・のはず。
生演奏だととにかくドラムのアタック音が全然違って聴こえて気持ちいい
ヘヴィーなリフの上をYUI&MOAの子猫のような可愛い声でのラップが乗る、このギャップの面白さたるや・・・!
しかも
赤と黒のツートンでデザインされた新衣装でブラック・サンタに扮した二人の何と可愛いかったことか
「Catch Me If You Can」
ここでSU-METALも登場してのこの曲
この動画はこの夏のイベントイナズマ・ロック・フェスでの神バンドによる演奏のもの。
聴いてもらえればお判りのように、演奏は実にヘヴィー
マシンガンのようなリズムとデスボイスによるコーラス・・・!バックトラックだけ聴いてるとインダストリアル系のヘヴィーロックそのもの。
そこに
♪ウォ~ ウオ~ウオ~ ぐるぐるかくれんぼ!
♪ま~だだよ! ま~だだよ!
といった超キュートなボーカルが乗るわけだから、BABYMETALの音楽がどれだけ個性的かが判るというもの
ライブだと↑のように三人(特にYUI&MOA)がステージ狭しと踊る姿も相まって・・・・!
もう、言葉では表現しようのない魅力が発散されています
「ヘドバンギャー!!」
この曲、僕は「イジメ、ダメ、ゼッタイ」、「紅月」と並んで大好きな曲で・・・生で聴けて本当に良かった~
この曲でも激しいモッシュ・サークルが出来て、僕のほんの数メートル横ではちょっとした戦争状態・・・
♪ヘドバン、ヘドバン、ヘドバン、ヘドバン の所では僕も一緒に首を横に振ってヘドバンしましたよ~(笑)
「紅月~アカツキ~(バラード・バージョン)」
SU-METALのソロ曲で、僕も含めたファンのみんなが待ち望んでいた神曲がここで登場。
元曲は激しく速い演奏の上に伸びやかなボーカルが乗るというスタイルなんですが、この日は全編スローで、ピアノ伴奏のみで歌われるというバラード仕様
しかもSU-METALは舞台上部の高い場所で下半身を横たえ、切なく哀しい表情で歌います・・・・。
こんな感じ
会場中がまるで水を打ったように静まりかえり、ただひたすらSU-METALの歌声に聴き入っていた事が物語るように、間違いなくこの日のハイライトとなりました!
僕はこの日のこの曲のために赤いサイリュームを購入して持参していたのですが、さすがにこのバラードの雰囲気では振る事が出来ませんでした
ラストの♪赤く染まれ~ まっ赤に染まれ~ の部分もカットされてましたしね
「BABYMETAL DEATH」
この曲はライブでは最初か最後に来るのが通例なので、当然この日はラスト
SLIPKNOTを彷彿とさせる残虐極まりないサウンドが覆い尽くす、アイドル度ゼロなBABYMETAL史上最もメタル然としたナンバー
この曲の終盤から、ライブのオープニングで見せられたような儀式がまた始まります。
どういうきっかけだか忘れましたが、気を失って白いコルセットを首にはめられたSU-METALが十字架に張り付けられます。
轟音と共に周りで何本もの炎が吹き上がり、突然顔を上げたSU-METALが大きな奇声を発して覚醒するという演出に、僕は一瞬ドキッとしちゃいました
そして後ろに建てられた巨大マリア像の上半身が崩れ落ちるという、METALLICAが1989年の“ジャスティス・ツアー”で見せた演出へのオマージュが表現されて・・・ライブ終了。
この後スクリーン上で2月にアルバム発売、3月に武道館2DAYSライブの発表が為され、会場中のファンが大歓声
心地よく幕張メッセを後にしたのでした~
こうして、初めて観たBABYMETALのライブは、いろいろな種類の感動と興奮を僕にもたらしてくれて無事終了しました。
MCが一切無く、まだ楽曲のレパートリーも少ない彼女たちのライブは約80~90分で終わりますが、短いとか物足りないと感じる事などなく、むしろ名曲の連打と全力のパフォーマンスによる充実感はハンパなかったです。
本当に、観に行って良かったと思えるライブでした
このアメーバにはほとんどBABYMETALファンのいない僕の界隈ですが、もし最後までこの記事を読んで下さった方、動画を見て下さった方がいらっしゃったら嬉しいです。ありがとうございます。
- 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」 通常盤CD/BABYMETAL
- ¥1,200
- Amazon.co.jp