アリス「それぞれの秋」を聴きながら、人生を考える秋 | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

台風26号が過ぎ去ったと共に、急に秋が深まったかのようなキリリと寒い夜になっています。

秋になるとジャズ、ブルース、フォーク、あるいは演歌・・・。
こういった心に沁みる音楽が聴きたくなるのは何故なんでしょう?
今、急に僕はアリスが聴きたくなり、秋といえば「秋止符」かな・・・と、YouTubeを物色してたら、同じ秋の歌でこんなのを見つけました。

アリス「それぞれの秋」


作詞、作曲:谷村新司 編曲:安田裕美、服部克久
アルバム『アリスⅧ』に収録。

谷村さんらしい力の籠った歌唱と、所々で優しいコーラスを加える堀内さん、そして華麗なストリングス・アレンジが印象に残るこの歌。
アルバム『アリスⅧ』を僕は発売当時に聴いたはずなんですが、この曲の存在を今この時まで忘れていました

この曲、とにかく歌詞がイイ。

♪ささやかに生きている友達の人生とは一体なんだろう?
 鮮やかに死んだ友達の人生と一体なんだろう?
 
対照的な人生を送ってきた二人の友人の事を考えながらも
♪今では二人の思い出も 忘れかけるほどの毎日
と、自分自身もまた生きるのに必死であると唄う主人公。

その二人の友人が残した言葉がまた強烈です。

「幸せになろうなんて思っちゃいけない」
「人は自分の死に場所を捜すために生きる」

う~ん・・・何とも淋しい!切ない!
でも、こういう生き方もその人なりの人生なんだろうな~。
「こういう生き方が良くてこういう生き方が悪い」なんて、誰にも決められないから。
まさしくそれぞれの人生、それぞれの秋なんですよね~・・・。
いやぁ~、秋にこういう曲を聴くと、柄にもなく(笑)僕も人生について考えてしまいます


この歌を作った当時、まだ30歳そこそこだった谷村さん。よくこんな人生を達観したような歌詞を歌詞を書けたものだと感心します!

「それぞれの秋」という曲は、重厚で暗い曲調の中にも谷村さんらしい人間愛が感じられる名曲だと思いますね



結成から42年!!今また活発に活動しているアリス。
今月末から武道館で3daysのライブも行われるようで・・・、まだまだ元気ですね~



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