沢田研二「勝手にしやがれ」で4周年を迎えました! | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

10月2日になりました。
そしてこの『P.O.B ~ペイルの音楽ブログ~』もめでたく4周年であります


手前味噌で申し訳ないんですが、まぁよくこれだけ同じような音楽だけのテーマで4年も続けられたなぁ~と、ちょっとだけ誇りに思います
他の皆さんのブログのように、面白い文章だったり専門的で為になる記事だったり・・・ということのない(笑)、ただただジャンルがバカみたいに幅広いというだけでなんとかやって来られたこのブログ。
これも、いつも読んで下さってペタやコメ、あるいは最近出来たモバイルのみの機能“いいね!”を下さってる読者の皆様のおかげです。

本当にいつもありがとうございます!


さて、4周年記念で何を取り上げるか?と考えた末、今回は僕にしてはメジャーな曲(笑)、そして僕の音楽ルーツにおいても重要な一曲である沢田研二さんの「勝手にしやがれ」をピックアップしました。
まずは聴いて下さい。



作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:船山基紀

1977年(昭和52年)に発売されたジュリー19枚目のシングル。当時大ヒットを記録し、その年のレコード大賞を受賞した事は、僕の歌謡曲界隈の読者様には常識中の常識ですね


この昭和52年というのは、他にも西城秀樹、郷ひろみ、山口百恵、桜田淳子、それにキャンディーズやピンクレディーと、アイドル系の歌手が次々とヒットをとばしていたまさに歌謡曲黄金時代!当時小学校5年生だった僕は、買ってもらったばかりのラジカセで、それはもうむさぼるようにヒットソングを聴いていたものです

中でもこの「勝手にしやがれ」には本当に衝撃を受け、「なんてカッコイイ歌なんだろう・・・!」とひたすら惚れ惚れしてラジオに耳を傾け、テレビの歌番組でのジュリーの雄姿に見とれていたのです

ではこの「勝手にしやがれ」を細かく聴いていくと・・・

阿久先生お得意の“男のやせがまん”がここまでクールに表現された歌詞は他にありません!ジュリーの持つ色気も合わさって独特のダンディズムが生まれました


大野克夫先生によるセブンス・コードを多用したオシャレなメロディー
サビも良いんだけど、Bメロの ♪行ったきりなら幸せになるがいい 戻る気になりゃいつでもおいでよ の部分の美しさも捨てがたい!(楽譜サイトによればここではsus4という難しいコードが使われているようで・・・!)

当時まだ新進気鋭のアレンジャーだった船山基紀先生の華麗なる仕事ぶり
有名な♪あああ~ あああ~ のバックで流れる“口ずさめるほどキャッチーな”ストリングスによる裏メロの素晴らしさよ!
それに船山さんといえばキーボード!というくらい、いつも煌びやかな鍵盤サウンドを聴かせてくれるという印象なんですが、ここでも羽田健太郎氏のプレイと思われるピアノの、粒の際立ったサウンドが白眉です


何と言ってもジュリーの圧倒的な歌唱力と、ビジュアルのカッコ良さ
当時男女問わず多くの人がジュリーに憧れたものです。

当時の歌唱シーンも見てみましょう。


ちょっとテンポが遅いのと、お得意の帽子を投げるアクションが見られないのは残念だけど、それでも充分カッコイイ!もうそれしか言葉が出てこない!

間違いなくこの「勝手にしやがれ」は名曲ですね。
しかもこれこそが昭和歌謡の金字塔!だと信じています。

懐かしさだけで楽しむのではなく、今の大人の耳で鑑賞してこそ面白くて感動する楽曲に、僕は小学生の時代に出会えた事を、今本当に音楽の神様に感謝したい気持ちです



・・・というわけで、こんな濃いブログですが
どうか皆さん、見捨てずにこれからもご愛顧のほどをよろしくお願いします!



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