香坂みゆき「グッバイ・サマー」で、暑い夏よサヨウナラ! | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

前回、夏もそろそろ終わり・・なんて事を書いたけど、また暑さがぶり返してきましたね~

今日は暦の上ではオーガスト・・・の最終日。
なので、早く夏も終わってくれ!という願いも込めてこの曲を“アイドル・夏の名曲特集”
12回目、今年のラストにチョイスしました。

「グッバイ・サマー」by香坂みゆき



作詞:松本隆 作曲&編曲:馬飼野康二
1978年8月発売のみゆきちゃん6枚目のシングル。

今年選んだ12曲の中で70年代のものは、9回目に取り上げたキャッツ・アイ「アバンチュール」とコレの2曲のみですが、どちらも作曲&編曲が馬飼野康二先生、というのは単なる偶然です! まぁ、それだけ馬飼野サウンドは僕を惹きつけてしまうのかもしれません
この「グッバイ・サマー」も“マイナー・コードで疾走する”という、僕の大好物のパターンを踏襲しているんですよね~


まだ出始めた頃のシンセサイザーの音を散りばめながらも、ギター、ストリングス、鍵盤、コーラス、と歌謡曲王道アレンジの中をみゆきちゃんの素晴らしく通る声で高らかに、そして切なさも表現して見事な歌唱を聴かせてくれます

♪ グッバイ、サマァ~~~~

と、みゆきちゃんのロングトーンが消えゆくのと入れ替わるように女声コーラスが控えめに入ってくるあたりなんて・・・シビレますね~

このサビの部分の最後♪グッバイ、サマーのメロディーは、そこで完結せずに次のメロディーに続いていくような音階になっています。これはコード進行がそういう性質になってるのかもしれませんが・・・。
だから、サビの後にすぐまたAメロが続くという、ちょっとしたループ構成になっているんですね~、この曲。

AメロBメロサビ→あまり間を空けずにAメロBメロシンセソロによる間奏サビ→あまり間を空けずにAメロBメロでフィニッシュ!

よくあるA、B、サビ→A、B、サビ→間奏→サビ とは若干違う曲構成ですが、それぞれのパートのメロディーがよく出来てるために違和感無く聴き通す事が出来るのかもしれません。これが「サビはいいけど他の部分が印象に残らない」ようなメロディーだとこうはいきませんからね。



一方歌詞。
ツーコーラスめの♪貝をひろい集めて 砂にハートの絵を一人かいた・・・なんて乙女チックな描写は実に松本センセイらしいかな(笑)
でも
♪あなたに会えた夏が遠くなる 淋しさ抱いてグッバイサマー
というサビの歌詞は実に洒落た表現で、さすがのグッジョブ


香坂みゆきちゃんにはこの他にも良い曲が一杯あって、
岩崎宏美ちゃんの歌唱に負けず忠実にカバーした京平作品「愛よおやすみ」、激しく情熱的な傑作「愛なき子」、スピーディーかつキャッチーで・・何故これが売れなかったのか不思議な完璧なる名曲「流れ星」などなど・・・、もっと紹介したいんですが、ほとんど動画が挙がってないんですよね~

81年の「気分をかえて」や82年の「レイラ」では洋楽テイストのロック・ナンバーで熱唱し、84年の「ニュアンスしましょ」ではキュートでアンニュイな新たな魅力を披露。

その後は女優、タレントとして活躍中ですね

犬顔というかタヌキ顔というか・・・(笑)、みゆきちゃんのこのルックス、好きでした~


ちょっとSKE48あいりんこと古川愛李ちゃんに似ていると思うのは僕だけだろうか・・?!




というわけで12回に渡ってお送りしてきた“アイドル・夏の名曲特集”はいかがだったでしょうか?
4年目ともなるとちょっとマイナーな歌手も出さざるを得ないし、今年はアルバムからの曲もチョイスしたので、ややとっつきにくかったかもしれませんね

でも、まだまだ素敵な夏ソングは存在するし、これからも出てくるでしょうから・・・

来年の夏もよろしくお願いします!


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