ドン・マックさんのリクエストによりキャッツ・アイの「アバンチュール」です!
作詞:麻生香太郎 作曲&編曲:馬飼野康二 1977年5月発売。
77~78年頃ってキャンディーズとピンク・レディーの影響で二人組&三人組の女性アイドルがうじゃうじゃ存在していましたが、抜群のスタイル、お色気路線、派手な楽曲、という要素で“正統派のピンク・レディー・フォロワー”だったのはキューピットと、このキャッツ・アイくらいだったかもしれません。
小気味良いサックスとストリングスの掛け合い!そして
♪ダメダメその手はダメよ オイタのその手はダメよ
という歌い出しの歌詞!どちらも昭和という時代を感じさせるレトロチックなもので、今聴くと何とも微笑ましいですね~
しかし、次々とキャッチーなメロディーを繰り出す馬飼野マジックはいつも以上に鮮やかで、全編サビ!と言ってもいいくらい。さらにエレキギターによるオブリガード、間奏ではサックスをダブルトラックで入れるなど、痒いところに手が届く細かいアレンジも見事で、馬飼野センセイの仕事ぶりは相変わらず素晴らしい
そして
♪アバ~ンチュー~ル アバ~ンチュ~ル
の部分をはじめとする二人のコーラスワークは本家ピンク・レディー以上の出来映え!
声質も悪くないし、もっと他のタイプの楽曲も聴いてみたくなります。
どうしてもピンク・レディーの二番煎じという印象はぬぐえないのだけれど、純粋にアイドル・ポップスの一つとして聴けば再評価すべき歌はあるもので、この「アバンチュール」はその最たるものかもしれません
再評価のきっかけを与えてくれたドン・マックさん
ありがとうございました~!
そしてなんと!キャッツ・アイとキューピットの二組を合わせたコンピ・アルバムが出てるなんて!これはちょっと欲しいぞ~
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